千葉大学 大学院理学研究院の板倉 英祐 教授らの研究グループは、血液中に存在するたんぱく質GPLD1が、指定難病の1つAAアミロイドーシスの原因となる異常たんぱく質「血清アミロイドA1(SAA1)」を直接捕らえて細胞の中のリソソームまで運び、SAA1を分解へ導くスカベンジャーキャリア(ゴミ掃除輸送体)であることを明らかにしました。これは、細胞外のたんぱく質恒常性(プロテオスタシス)を維持するための新たな仕組みの発見です。本成果により、AAアミロイドーシスなどの難病の原因たんぱく質SAA1を効率的に除去することが可能となり、疾患の予防や治療への応用が期待されます。
本研究成果は、米国科学雑誌「Life Science Alliance」で2026年6月5日(日本時間)に公開されました。
本研究は、以下の支援を受けて実施されました。
【科学技術振興機構(JST)】創発的研究支援事業 JPMJFR204N
【日本学術振興会(JSPS)】科研費 学術変革領域研究(A) JP23H04932、基盤研究(B) JP24K02018、JP20H03249、新学術領域研究(研究領域提案型) JP22H04634、J-PEAKS JPJS00420230002
<プレスリリース資料>
- 本文 PDF(1.12M)
<論文タイトル>
- “GPLD1 is as a scavenger carrier mediating lysosomal degradation of extracellular aberrant proteins”
- DOI:10.26508/lsa.202603717
<お問い合わせ>
-
<JST事業に関すること>
東出 学信(ヒガシデ タカノブ)
科学技術振興機構 創発的研究推進部
〒102-0074 東京都千代田区九段南3丁目3-6 麹町ビル3階
Tel:03-5214-7276
E-mail:souhatsu-inquiryjst.go.jp
-
<報道に関すること>
千葉大学 広報室
Tel:043-290-2018
E-mail:koho-presschiba-u.jp
科学技術振興機構 広報課
〒102-8666 東京都千代田区四番町5-3 サイエンスプラザ
Tel:03-5214-8404 Fax:03-5214-8432
E-mail:jstkohojst.go.jp