自然科学研究機構 アストロバイオロジーセンター,科学技術振興機構(JST)

令和2年6月25日

自然科学研究機構 アストロバイオロジーセンター
科学技術振興機構(JST)

若い恒星「けんびきょう座AU星」をめぐる惑星を発見

自然科学研究機構 アストロバイオロジーセンターの成田 憲保 特任准教授(現 東京大学 先進科学研究機構 教授、JST さきがけ研究者)らが参加する国際共同研究チームは、NASAのトランジット惑星探索衛星TESSと退役したSpitzer宇宙望遠鏡などによる観測から、太陽系から約31.9光年離れたところにある若い恒星、けんびきょう座AU星のまわりを約8.5日で公転する海王星サイズの惑星を発見しました。

若い恒星のまわりの惑星は、惑星がどのように形成してどんな大気を獲得し、主星からどのように影響を受けているのかを調べることができるという点で非常に重要で、これから多くの追観測や理論的研究が行われると期待されます。

本研究成果は2020年6月25日(日本時間)に英国の科学雑誌「Nature」に掲載されます。

NASA動画 https://www.youtube.com/watch?v=u7VnZL5wJfk

本研究は、JST さきがけ JPMJPR1775の支援を受けています。

<プレスリリース資料>

<論文タイトル>

“A planet within the debris disk around the pre-main-sequence star AU Mic”
DOI:10.1038/s41586-020-2400-z

<お問い合わせ先>

(英文)“NASA’s TESS, Spitzer Missions Discover a World Orbiting a Unique Young Star”

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