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図4 アービット(IRBIT)はIP3受容体の活性を抑制する


図4 アービット(IRBIT)はIP3受容体の活性を抑制する
(A)精製したアービット(IRBIT)タンパク質は、IP3によるカルシウム放出を抑制した。リン酸化部位に変異を導入し、IP3受容体に結合しないアービットは抑制効果がなかった。(B)培養細胞のアービットの発現をRNA干渉法で抑制すると、アゴニスト刺激※1によってカルシウム放出を起こす細胞の割合が増えた。また繰り返しカルシウムが放出されるようになった。

補足説明
※1 アゴニスト刺激:細胞外からの生理活性物質(ホルモン、神経伝達物質など)による刺激。細胞膜の受容体に結合することにより、細胞内の情報伝達を活性化する(図1の「刺激」に相当)。