その他のお知らせ
令和7年5月23日
東京都千代田区四番町5-3
科学技術振興機構(JST)
鶴見大学の研究者による社会技術研究開発事業の
研究費不正使用に対する処分について
JST(理事長 橋本 和仁)は、令和7年1月に鶴見大学から提出を受けた調査報告書に基づき、その内容を精査した結果、大学に研究委託したJST事業に係る委託研究費の執行において不正使用があったことを確認しました。
このため、JSTは、同大学、研究者に対して、以下2.の措置を講じました。
1.不正使用と認定した事業名および不正使用額
事業名 | 社会技術研究開発事業 SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(ソリューション創出フェーズ) |
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研究課題名 | 「誰もが知りたいもの、必要なものを自由に手に入れ、触れられる社会」の創成に向けた、3Dモデル提供体制の開発と実装 |
研究実施期間 | 令和3年度~令和5年度 |
不正認定額 | 委託研究費分 36,000円 |
不正認定期間 | 令和5年度 |
2.措置の内容
(1)研究費などの返還請求
同大学に対し、不正使用があった委託研究費に間接経費(30%)および遅延損害金(年3%)を加算しての返還を求め、全額返還されました。
(2)申請等資格制限
同大学の元木章博 教授に対して、厳重注意を行いました。
3.再発の防止について
このような事態が再発しないよう学内の研究者等への周知徹底を行うなど、公的研究費の適正な使用のための改善措置が確実に実施されるよう文書により同大学に要請しました。