その他のお知らせ

令和4年3月30日

東京都千代田区四番町5-3
科学技術振興機構(JST)

名古屋大学の研究者による戦略的創造研究推進事業(ERATO)の
研究活動における不正行為に対する処分について

JSTは、令和3年11月に名古屋大学から提出を受けた調査報告書に基づき、その内容を精査した結果、JST事業において研究活動における不正行為があったことを確認しました。

このため、JSTは、同大学、研究者に対して、以下3.の措置を講じました。

1.研究活動における不正行為の内容

次に掲げるJST事業において、1報の論文(海外の学術誌:2020年)の図の一部で捏造・改ざんが行われたことが大学より認定され、JSTは研究活動における不正行為があったことを確認しました。

JSTは元大学院生1名をJST事業において不正行為に関与した研究者として認定しました。

2.不正行為が行われた事業

事業名:戦略的創造研究推進事業(ERATO)

研究実施期間:平成25年度~平成30年度

特別重点期間:令和元年度

3.措置の内容

同大学の元大学院生に対して、JSTの全事業への申請資格および共同研究者として参加する資格を令和4年4月から令和8年3月までの4年間制限します。

4.再発の防止について

このような事態が再発しないよう学内の研究者等への周知徹底を行うなど、研究活動の不正行為の防止のための改善措置が確実に実施されるよう文書により名古屋大学に要請しました。