その他のお知らせ
第1回 運用・監視委員会 議事要旨
1.開催日時等
- 日時 令和3年11月2日(火) 8時~9時40分
- 場所 JST東京本部B1階大会議室 オンライン会議
2. 出席委員
- ・臼杵委員、佐藤委員、Zimmerman委員、中曽委員、丸山委員
- ※五十音順
- (全員、オンライン会議システムを利用し出席)
3. 議事
- (1)運用・監視委員会 委員一覧
- (2)概要
- (3)業務方法書(案)
- (4)助成資金運用の基本方針(案)
- (5)助成勘定に属する資金の運用に関する業務方針(案)
- (6)選定基準(案)
- (7)運用リスク管理基本方針(運用リスク管理要綱含)(案)
<議事概要>
- ・冒頭、中曽委員が委員互選により委員長に選任された。また中曽委員長指名により臼杵委員が委員長の職務を代行する者となった。
- ・事務局から上記議題について資料の説明が行われた。
- ・その後、質疑応答及び意見交換が行われた。
- ・議事(3)業務方法書(案)については、異議なく、原案とおりに議決された。
- (3)業務方法書(案)
- ○業務方法書記載の「安全かつ効率的に運用」という表現について、本大学ファンドの運用趣旨や目標を考えると「安全」という表記がふさわしいのか、CSTI大学ファンド資金運用ワーキンググループにおける議論等、当初の考え方を理解した上で運用していくべき旨の議論、意見交換が行われた。
- (4)助成資金運用の基本方針(案)
- ○長期物価上昇率については、実質ベースで考えることが重要であり、事後的な評価においても実質ベースで目標収益率が達成されていたかを確認する必要があること、標準偏差は年率で計測すること、相場悪化時のリスク管理方法について、事前に市場急変時の対応にかかる行動規範を定めておく等、今後検討していく必要があること、SDGsの基準についてはエンゲージメント等を適切に実施している運用会社を評価し、選定する方針であること等に関して議論・意見交換が行われた。
- (5)助成勘定に属する資金の運用に関する業務方針(案)
- ○本大学ファンドは、ポートフォリオをゼロベースから構築する必要があるため、運用チームには乖離幅を大きく許容していくということが論点となること、オルタナティブ投資のポートフォリオ構築には相応の時間がかかるため急激かつ過度に資産を配分するということがないようにする必要があること等に関して、議論・意見交換が行われた。
- (6)選定基準(案)
- ○運用受託機関選定におけるESGの要素は、組織全体のESGの取り組みの状況を評価すること、資産管理機関は、BCP等も勘案し、複数の資産管理会社に委託を行う方針であること、グローバル株式のみならず、地域・国特化のパッシブ運用についても相応の経験値がある運用機関に委託する必要があること等に関して、議論・意見交換が行われた。
- (7)運用リスク管理基本方針(運用リスク管理要綱含)(案)
- ○カーボン・人権・生物多様性などESGに関するリスクは、レピュテーショナルリスクの範疇かも知れないが、リスクとして認識する必要があること、外貨運用における外貨調達や資金繰りリスク等に関して、議論・意見交換が行われた。
以上