LCS-FY2019-SR-01
[調査報告書] リチウムイオン電池の劣化挙動調査
概要
リチウムイオン電池は多数の正負極材料の組み合わせにより、容量減少(劣化)を含めた電池性能が大きく異なる。また、劣化を評価するのに用いるパラメータも、温度や充電率、充放電速度など多種にわたる。
本報告ではこれら様々な条件下での劣化特性を整理した。発表されている文献から、定置用蓄電池や電気自動車用に使用頻度の高い、正極材料に三元系やリン酸鉄リチウム、負極材料に黒鉛やチタン酸リチウム電極を組み合わせた電池の劣化試験データを抽出し、パラメータごとに整理し分析した。