低炭素社会の実現に向けた技術および経済・社会の定量的シナリオに基づくイノベーション政策立案のための提案書

LCS-FY2018-PP-01

炭素電極を用いたペロブスカイト太陽電池に関する提案

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概要

 従来のペロブスカイト太陽電池は、ペロブスカイト層(CH3NH3PbI3)の両側に、光によって生成した電子を収集する酸化チタン(TiO2)、ホールを収集するホール輸送層 HTM/Au を設けることで、電圧・電流を発生させる。しかし、ペロブスカイト太陽電池に内在する安定性・耐久性の課題が、社会への実装・普及を難しくしている。

 近年、低コストで、高安定性を有する電子伝導材である炭素電極のみをHTM/Au 電極の代わりに用いても高い効率が得られることで注目されている。本稿では特にカーボンナノチューブの電極に着目し、研究の動向をまとめると共に、実験的に研究課題を検討した結果に基づいて提案をする。

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