低炭素社会の実現に向けた技術および経済・社会の定量的シナリオに基づくイノベーション政策立案のための提案書

LCS-FY2017-PP-21

生活シフトによる健康と省エネルギーの両立の可能性(Vol.2)

概要

 夜型生活から朝型生活へのライフスタイルの転換は省エネに有効とされ[1]、居住者の健康増進も期待される。昨年度に引き続き、朝型生活への転換による睡眠快適性と消費電力の変化に関する実証実験を行い、実際に朝型生活へのシフトを行った場合の省エネルギー効果と睡眠への影響を検証した。

 早寝早起きと世帯構成員全員が同様なリズムで生活した場合に、特に消費電力が削減できる傾向がみられた。生活シフトの睡眠への影響については起床時眠気、疲労回復などについては個人差が大きく、生活シフトの健康に対する副次的な便益の有無までは言及できないものの、省エネに対する一定の示唆が得られた。

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