LCSについて

概要

人類共通のチャレンジ21世紀後半までのゼロエミッションの実現

近年、異常気象に伴う災害が世界で頻発し、その一因と考えられる気候変動を抑えるため、人類は今世紀後半には温室効果ガスのゼロエミッション社会を実現する必要があると言われています。こうした社会を科学技術により創造することが求められるとともに、再生可能エネルギーなど新たなエネルギー技術の主導権獲得を目指した国家間・企業間の競争も加速しています。

明るく豊かな低炭素社会に向けて

しかし、ゼロエミッションの実現のため、単純にエネルギー消費を減らして温室効果ガスの排出を抑制するだけでは、これまで沢山のエネルギーを消費することで成長してきた経済にブレーキをかけるのではないか、という懸念があります。化石エネルギー消費によるCO₂排出抑制と経済的な豊かさが両立する、活力ある「明るく豊かな低炭素社会」の実現が必要です。

2009年12月に国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)に設置された「低炭素社会戦略センター(LCS)」は、科学技術による未来の共創に総合的に取り組むJSTのシンクタンクの1つとして、エネルギーを効率よく利用する技術の開発や、再生可能エネルギーの利用を計画的に増やすことによる「科学技術を基盤とした明るく豊かな低炭素社会」づくり戦略の立案・提言に取り組んでいます。

ゼロエミッション社会実現のシナリオの提示LCSの取組

「ゼロエミッション社会でのエネルギー消費はどうなるのか」、「産業構造はどうなっているのか」、「持続可能な豊かさをどう実現するのか」、「どのような低炭素技術をどう使えば実現できるのか。」こうした問いに答えるため、LCSでは、明るく豊かなゼロエミッション社会像を描くとともに、その実現に向けたシナリオと戦略を検討しています。

未来の社会を実現するためのシナリオと戦略を作る

エビデンスに基づく定量的分析LCSのアプローチ

LCSの明るく豊かなゼロエミッション社会の検討の特徴は エビデンスに基づく定量的分析によるアプローチです。
LCSが独自に開発した「低炭素技術設計・評価プラットフォーム」と「産業連関分析」により、以下の取り組みを行なっています。

LCSの取組分野