2期生:2006年度採用研究者 2006年10月〜2010年3月
自然科学研究機構 基礎生物学研究所
生物機能解析センター 生物機能情報分析室
特任准教授
自然科学研究機構
岡崎統合バイオサイエンスセンター 助手
http://www.metabolism.jst.go.jp/ronbun/shigenobu.html
複合系の代謝制御−アブラムシ細胞内共生系をモデルとして
アブラムシの細胞内には共生細菌「ブフネラ」が棲んでいます。両者の間には栄養のギブ・アンド・テイクを基礎にした絶対的な相互依存関係が成立しており、ブフネラはまるで宿主の一細胞内小器官に見えるほど高度に宿主細胞に統合しています。例えば、ブフネラは細胞膜の合成酵素さえゲノムから失っています。本研究では、このような緊密な共生系において両者の代謝がどのようにオーガナイズされているのかを明らかにします。