諸熊チーム・諸熊(京大)グループ・諸熊 奎治 リサーチリーダーが、SSHに基づいた高大連携講座の一環として、京都大学から出前講義を行いました。
[研究者名] 諸熊 奎治
(京都大学福井謙一記念研究センター・リサーチリーダー)
[出前講義の日時] 2012年3月19日(月)
特別時間割午前中授業期間 13時30分〜15時30分
[場所] 滋賀県立守山高等学校(JSTコアSSH(地域の中核拠点形成)
滋賀県立膳所高等学校の連携校)
[対象者] 1年生次年度理系選択者および2年生理系クラスの希望者
約60名
説明文:
−SSHに基づいた高大連携講座の一環としての京都大学からの出前講義−
■ 講義題目
化学のシミュレーション・・・コンピュータで化学反応の世界を探る
■ 講義内容
分子を別の分子に変化させるのが化学反応です。化学反応の実験では、反応の速度や何ができるかを知ることができますが、反応の途中でどのようなことが起こっているのかを知ることは容易でありません。量子力学という理論を使ったシミュレーションでは、化学反応の途中で起こっている変化の様子を詳細に見ることができます。コンピュータが高速化した今日、化学反応の研究にシミュレーションの占める役割は大きくなっています。
講義では、福井謙一先生のフロンティア軌道理論(1981年、日本人として初めてノーベル化学賞を受賞)をおさらいした後、C60サッカーボール分子はどのように生成されるのか、触媒反応はどのように進むのか、クラゲの緑色蛍光タンパクはなぜ光るのかなど、化学反応が起る様子を、コンピュータで作ったビデオを見ながら、"眼で見たように"追跡してみました。また、アメリカの大学と日本の大学の違いについても話をしました。
■ 講義終了後に担当の先生から届いたメール(一部)
先日の出前講義、本当にありがとうございました。生徒も多くの刺激を受け、大変感謝しております。
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