中間報告シンポジウム  ~共生インタラクション研究が創る新しい未来社会デザイン~

中間報告シンポジウム  ~共生インタラクション研究が創る新しい未来社会デザイン~

開催趣旨

 JST戦略的創造研究推進事業CREST「人間と情報環境の共生インタラクション基盤技術の創出と展開(共生インタラクション)」研究領域は、ネットワークにつながれた環境全体とのインタラクションの高度化という戦略目標のもと、2017年に5件、2018年に6件、2019年に5件、合計16件の研究課題を採択いたしました。

 このたび、研究開始から4年目を迎えた2017年度採択の5件の研究課題について、その成果の中間報告シンポジウムを開催することといたしました。研究代表者(五十嵐 健夫、神田 崇行、小池 英樹、津田 一郎、中澤 篤志)からの研究成果の報告に加えて、関連する分野の研究者にもゲストとしてご登壇いただき、対談形式で今後の展望や新たな視点について議論を深めたいと思います。ウェビナー形式で開催しますので、研究者や大学院生等ご専門の方々はもちろん、本分野にご興味のある方々に多数ご参加いただいて、ご意見を頂きたいと思います。皆様のご参加をお待ちしています。

開催概要

日 時
2021年8月30日(月) 13:20-18:30
開催方法
オンライン(zoomウェビナー)
参加費

無料、事前登録が必要です。

お申し込みはこちら

お問い合わせ先
国立研究開発法人 科学技術振興機構 戦略研究推進部 ICTグループ
e-mail
crest-interaction[at]jst.go.jp
※ [at]を@に置き換えてください。

プログラム

開会挨拶/研究領域紹介

13:20

研究総括 間瀬 健二 名古屋大学 大学院 情報学研究科 教授

基調講演

13:30

「アバターと未来社会」

石黒 浩

 大阪大学 大学院 基礎工学研究科 教授(栄誉教授)
 株式会社国際電気通信基礎技術研究所石黒浩特別研究所 客員所長

対談

14:10

「機械学習システムにおけるヒューマンファクタ」

研究代表者
五十嵐 健夫

×

ゲスト
丸山 宏

五十嵐 健夫 写真五十嵐 健夫

×

丸山 宏 写真丸山 宏

15:00

「人々とロボットのモラル関係の将来像」

研究代表者
神田 崇行

×

ゲスト
久木田 水生

神田 崇行 写真神田 崇行

×

久木田 水生 写真久木田 水生

15:50

休憩

15:55

「創発インタラクション実現に向けて」

研究代表者
津田 一郎

×

ゲスト
國吉 康夫

津田 一郎 写真津田 一郎

×

國吉 康夫 写真國吉 康夫

16:45

「人間拡張がもたらす未来」

研究代表者
小池 英樹

×

ゲスト
南澤 孝太

小池 英樹 写真小池 英樹

×

南澤 孝太 写真南澤 孝太

17:35

「認知症・発達障害の共通理解は可能なのか?」

研究代表者
中澤 篤志

×

ゲスト
長井 志江

中澤 篤志 写真中澤 篤志

×

長井 志江 写真長井 志江

講評

安浦 寛人

 文部科学省科学技術・学術審議会情報委員会主査
 国立情報学研究所特任教授(特任研究員)学術基盤チーフディレクター
 JST世界で活躍できる研究者育成支援事業のプログラムディレクター

閉会挨拶

18:25

研究総括 間瀬 健二 名古屋大学 大学院 情報学研究科 教授

プロフィール

  • 間瀬 健二 写真

    間瀬 健二

    1981年名古屋大学大学院工学研究科修士課程修了。博士(工学)。NTT研究所、MITメディアラボ客員研究員、ATRメディア情報科学研究所研究室長等を経て2002年より名古屋大学教授。マルチモーダルインタラクション、ウェアラブルコンピュータ、IoT、ユビキタスコンピューティング、コミュニケーション支援、表情認識、体験共有、技の伝承、e-コーチング、医療介護支援など、実社会に役に立つ人間支援の知的メディア技術の実現を目指す研究に従事。現在、電子情報通信学会ヒューマンコミュニケショングループ(HCG)委員長、第24期・第25期日本学術会議連携会員、電子情報通信学会フェロー。人工知能学会1999年度論文賞、同2013年功労賞、2015年ACM ICMI Community Service Award、2019年東海総合通信局長賞など受賞。

  • 石黒 浩 写真

    石黒 浩

    1963年滋賀県生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻教授・ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。2017年から大阪大学栄誉教授。工学博士。社会で活動できる知的システムを持ったロボットの実現を目指し、これまでにヒューマノイドやアンドロイド、自身のコピーロボットであるジェミノイドなど多数のロボットを開発。2011年大阪文化賞(大阪府・大阪市)受賞。2015年文部科学大臣表彰受賞およびシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム知識賞受賞。最先端のロボット研究者として世界的に注目されている。

  • 安浦 寛人 写真

    安浦 寛人

    1978年京都大学工学研究科修士課程修了。京都大学工学部助手、同電子工学科助教授を経て、1991年より九州大学大学院総合理工学研究科情報システム学専攻教授。2008年より2020年まで九州大学理事・副学長。九州大学名誉教授。
    IEEE CAS Societyの副会長や、電子情報通信学会情報システムソサイアティ会長、電子情報通信学会副会長、大学ICT推進協議会会長等も歴任した。また、JSTさきがけ「社会と調和した情報基盤技術の構築」の領域代表を務めた。現在、財団法人福岡アジア都市研究所理事長、文部科学省科学技術・学術審議会情報委員会主査、国立情報学研究所特任教授(特任研究員)学術基盤チーフディレクター、理化学研究所科技ハブ産連本部特別顧問、JST世界で活躍できる研究者育成支援事業のプログラムディレクターなどを務めている。

  • 五十嵐 健夫

    東京大学 大学院 情報理工学系研究科 教授

    2000年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。 博士(工学)。 2002年東京大学大学院情報理工学研究科講師就任。 2005年同助教授。 2011年同教授。 ACM SIGGRAPH Significant New Researcher Award, ACM UIST Lasting Impact Award, ACM CHI Academy等受賞。 ユーザインタフェース、 特に、 インタラクティブコンピュータグラフィクスに関する研究に取り組んでいる。 ACM UIST 2013 program co-chair、 ACM UIST 2016 conference co-chair。 ACM SIGGRAPH ASIA 2018 Technical Papers Chair、 ACM CHI 2021 Technical program co-chair。

  • 丸山 宏

    花王株式会社 エグゼクティブフェロー
    東京大学 人工物工学研究センター 特任教授
    株式会社Preferred Networks PFNフェロー

    1983年 東京工業大学修士課程修了、同年日本アイ・ビー・エム入社、ジャパン・サイエンス・インスティテュート(後の東京基礎研究所)にて、人工知能、自然言語処理などの研究に従事
    1997-2000年 東京工業大学 情報理工学研究科 客員助教授 XML、Webサービス、及びセキュリティの研究・開発・標準化を行なう
    2003-2004年 IBMビジネスコンサルティングサービス株式会社へ出向
    2006-2009年 東京基礎研究所所長。執行役員
    2009-2010年 キヤノン株式会社 デジタルプラットフォーム開発本部 副本部長
    2011-2016年 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 統計数理研究所 教授
    2016-2018年 株式会社Preferred Networks 最高戦略責任者
    2018年4月-現在 株式会社Preferred Networks PFN Fellow
    2020年8月-現在 東京大学大学院工学系研究科 人工物工学研究センター 特任教授(兼任)
    2020年11月-現在 花王株式会社 エグゼクティブフェロー(兼任)

  • 神田 崇行

    京都大学 大学院 情報学研究科 教授
    株式会社国際電気通信基礎技術研究所 客員室長

    1998年京都大学工学部情報工学科卒業、2000年京都大学情報学研究科社会情報学専攻修士課程修了、2003年同大学院博士課程修了。博士(情報学)。2003年よりATR知能ロボティクス研究所研究員、上級研究員をへて、研究室長。2018年京都大学情報学研究科社会情報学専攻教授。専門分野は、ヒューマンロボットインタラクション、知能ロボティクス、ソーシャルロボティクス、センサネットワーク。自動運転車や無人店舗など、高度な人工知能を備えた情報システムの利用がリアル空間へと広がり続けているという「ロボット社会」化に向けて、センサ情報をもとに実空間においてリアルタイムに行動する実体を持ったエージェントを広く「ロボット」としてとらえ、人々と共存・協調して活動する「人らしいロボット」などの様々なロボットの実現を目指した研究を進めている。

  • 久木田 水生

    名古屋大学 大学院 情報学研究科 准教授

    2005年、京都大学大学院文学研究科で博士号(文学)を取得。2017年より名古屋大学大学院情報学研究科准教授。専門は情報の哲学、技術哲学、人文情報学など。著書に「ロボットからの倫理学入門」(共著、名古屋大学出版会、2017年)、「人工知能と人間・社会」(共編著、勁草書房、2020年)、「学問の在り方――真理探究、学会、評価をめぐる省察」(共著、ユニオン・エー、2021年)など、翻訳書にアンディー・クラーク「生まれながらのサイボーグ」(共訳、春秋社、2015年)、ウェンデル・ウォラック&コリン・アレン「ロボットに倫理を教える」(共訳、名古屋大学出版会、2019年)、マーク・クーケルバーク「AIの倫理学」(共訳、丸善出版、2020年)などがある。

  • 津田 一郎 津田チーム登壇者についてはこちら

    中部大学 創発学術院 教授

    岡山県生まれ。1977年大阪大学理学部卒業、1982年京都大学大学院博士課程修了(物理学第一専攻)、理学博士(京都大学)。九州工業大学助教授(情報工学)、北海道大学教授(数学)などを経て、現在、中部大学創発学術院教授・副院長、AI数理データサイエンスセンター長。北海道大学名誉教授。
    複雑系科学研究の先駆者のひとり。カオス学を確立。カオス力学系をベースに脳神経系の様々なダイナミクスの情報構造の解明に従事している。CREST「共生インタラクション」ではチームPIとして、進化型AIの導入、脳ダイナミクスの数学的モデル構築によって創発インタラクション原理を解明してきた。文部科学省科学研究費補助金新学術領域研究「ヘテロ複雑システムによるコミュニケーション理解のための神経機構の解明」領域代表(2009年-2013年)。神経回路網の卓越した研究によって、2020年度日本神経回路学会学術賞、2010年度HFSP Program Awardなどを受賞。また、カオス力学系による脳機能の理解に関する貢献により、応用数学の4年に一度の国際会議ICIAMにおいて総合講演に選出されるなどしている。「脳の中に数学を見る」(2016年、共立出版)、「心はすべて数学である」(2015年、文芸春秋社)など著書多数。

  • 國吉 康夫

    東京大学 大学院情報理工学系研究科 教授

    1991年東京大学大学院修了、工学博士、同年電子技術総合研究所研究員、1996年~1997年MIT人工知能研究所客員研究員、2001年東京大学助教授、2005年同教授。2012年~理研BSI-トヨタ連携センター長兼務、2012年~2017年新学術領域研究「構成論的発達科学」領域代表、2016年~東京大学次世代知能科学研究センター長兼務。日本ロボット学会論文賞、佐藤記念知能ロボット研究奨励賞、IJCAI(国際人工知能学会)最優秀論文賞、ゴールドメダル「東京テクノ・フォーラム21賞」、大川出版賞等受賞。日本学術会議連携会員、日本ロボット学会フェロー、日本発達神経科学会理事長。

  • 小池 英樹

    東京工業大学 情報理工学院 教授

    1986年東京大学工学部卒業、1991年東京大学大学院工学系研究科情報工学専攻修了。工学博士。1991年 電気通信大学助手、助教授、教授を経て、2014年より現職。この間、UC Berkeley客員研究員(1994-1996)、Sydney大学客員研究員(2003)、内閣事務官(情報セキュリティ)(2003-2006)などを併任。Human-Computer Interaction(HCI)の研究に従事。特に、情報視覚化、Vision-based HCI、Projector-Camera System、 Digital Sports、 Usable Securityなどに興味を持つ。
    1991年日本ソフトウェア科学会高橋奨励賞、1998年 IEEE VR Honorable Mention、 2002年 日本バーチャルリアリティ学会論文賞、 2013-2015年 Laval Virtual Award、 2013、2014、2017年 経済産業省Innovative Technologies、 2013年 テレビ東京 トレたま年間大賞、2018 ACM ISS Best Paper Honorable Mention、 2018 ACM VRST Honorable Mention (poster&demos)、 2021 IEEE Trans。 on Haptics Best Application Paperなど多数受賞。

  • 南澤 孝太

    慶應義塾大学 大学院 メディアデザイン研究科(KMD) 教授

    2005年東京大学工学部計数工学科卒業、2010年同大学院情報理工学系研究科博士課程修了、博士(情報理工学)。KMD Embodied Media Project を主宰し、身体的経験を伝送・拡張・創造する身体性メディアやサイバネティック・アバターの研究開発と社会実装、Haptic Design Project を通じた触感デザインの普及展開、新たなスポーツを創り出す超人スポーツ/スポーツ共創の活動を推進。JSTムーンショット型研究開発事業プロジェクトマネージャー、超人スポーツ協会事務局長、IEEE Technical Committee on Haptics Vice Chair in Conference、Telexistence Inc.技術顧問等を兼務。

  • 中澤 篤志

    京都大学 大学院 情報学研究科 知能情報学専攻 准教授

    2001年大阪大学基礎工学研究科博士取得退学。その後、2001年東京大学生産技術研究所(JST研究員)、2003年~2013年大阪大学サイバーメディアセンター講師。その間、2007年ジョージア工科大学客員研究員、2010年JSTさきがけ「情報環境と人」研究員。
    2013年から京都大学大学院情報学研究科准教授(現職)。視線検出・角膜イメージング・一人称視点映像解析の研究に従事。2017年10月よりJST CREST人間と情報環境の共生インタラクション基盤技術の創出と展開領域(間瀬健二総括)「優しい介護」インタラクションの計算的・脳科学的解明研究代表。日本ユマニチュード学会理事。画像計測に基づく人の内部状態の推定、人のインタラクションの解析に興味を持ち、優しい介護技術のコミュニケーション解析やその技術伝播の手法に取り組んでいる。

  • 長井 志江

    東京大学 国際高等研究所 特任教授

    2004年大阪大学より博士(工学)取得。ビーレフェルト大学ポスドク研究員、大阪大学特任准教授、情報通信研究機構主任研究員などを経て、2019年より東京大学ニューロインテリジェンス国際研究機構特任教授。構成的アプローチから人間の社会的認知機能の発達原理を探る、認知発達ロボティクス研究に従事。自他認知や模倣、他者の意図・情動推定、利他的行動などの認知機能が、環境との相互作用を通した感覚・運動信号の予測学習に基づき発達するという仮説を提唱し、計算論的神経回路モデルの設計とそれを実装したロボットの実験によって評価。さらに、自閉スペクトラム症(ASD)などの発達障害者のための自己理解支援システムを開発。ASD視覚体験シミュレータは発達障害者の未知の世界を解明するものとして高い注目を集める。2016年12月よりJST CREST「認知ミラーリング」、2021年7月より基盤研究(S)「脳の一般原理に基づく認知機能の多様性発生機序の理解と発達障害者支援」の研究代表者。

津田チーム登壇者プロフィール

  • 浅田 稔 写真

    浅田 稔

    大阪国際工科専門職大学 副学長
    大阪大学 先導的学際研究機構 特任教授

    1977年阪大基礎工卒、1982同大基礎工学研究科博士課程修了(工学博士)、1995年同大工学部教授、1997年同大工学研究科知能機能創成工学教授、2019年より同大先導的学祭機構共生知能システム研究センター特任教授(継続中)、2021年4月より現職。
    国際会議での最優秀論文賞(IROS1992)、2001年文部科学大臣賞、2018年第5回立石賞特別賞などを受賞。認知発達ロボティクスの第一人者で、JST ERATO 浅田共創知能システムプロジェクト総括(2005-2011)、科学研究費補助金特別推進研究「神経ダイナミクスから社会的相互作用に至る過程の理解と構築による構成的発達科学」代表(2012-2017)を通じ、身体性を通じた環境との相互作用による人間の認知発達過程の理解を計算機シミュレーションや実ロボットの実験を通じて、明らかにするとともに、次世代知能ロボットの設計原理構築を目指してきた。近著に「浅田稔のAI研究道」(2020、近代科学社)がある。

  • 池田 尊司 写真

    池田 尊司

    金沢大学 子どものこころの発達研究センター 助教

    専門分野は、認知神経科学・脳機能イメージング。2008年京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。2008日本学術振興会特別研究員、2009年大阪大学大型教育研究プロジェクト支援室特任助教、2010年大阪大学大学院人間科学研究科特任助教、2013年大阪大学大学院工学研究科/医学系研究科特任助教、2016年金沢大学子どものこころの発達研究センター特任助教などを経て、現職。
    脳磁計を用いて自閉スペクトラム症児の視知覚や親子間相互作用の解明に取り組んでいる。

  • 松田 一希 写真

    松田 一希

    中部大学 創発学術院 准教授

    1978年生まれ。北海道大学大学院地球環境科学研究科博士課程修了、博士(地球環境科学)。日本学術振興会特別研究員、京都大学霊長類研究所特定助教などを経て、現職。
    2011年日本霊長類学会高島賞、2016年日本生態学会宮地賞を受賞。著書「テングザルー河と生きるサル(東海大出版)」、「Primates in Flooded Habitats: Ecology and Conservation(ケンブリッジ出版)」など。
    コロンビア、マレーシア、ウガンダの熱帯林で、さまざまな野生霊長類の生態を探る研究をしている。CRESTでは「個体間/集団間」グループを担当し、野生と飼育霊長類を対象に、個体間・集団間で生ずる社会の階層構造や新奇運動の創発現象の実証研究から、集合知の発生条件の解明に挑んでいる。

  • 亀田 達也 写真

    亀田 達也

    東京大学 大学院 人文社会系研究科 教授

    1984年東京大学大学院社会学研究科修士課程(社会学修士)、1989年イリノイ大学大学院心理学研究科博士課程修了(Ph.D.)。北海道大学大学院文学研究科教授、同Global COE「心の社会性に関する教育研究拠点」リーダー、社会科学実験研究センター長を経て、2014年から東京大学大学院人文社会系研究科教授。
    さまざまな不確実性を人々が社会的にどのように解き、集団のメリット(“規模の経済”)を実現し得るのかという問題意識から、①社会規範や正義の概念の成立とその行動・認知・神経基盤の検討、②集団意思決定や協同を支える認知・行動アルゴリズムの解明、③他者と関わる心(“共感性”)のしくみの理解、などに関心をもつ。最近の主な著書に「モラルの起源—実験社会科学からの問い」(岩波新書、2017)、「連帯のための実験社会科学—共感・分配・秩序」(岩波書店、近刊)など。

申し込み

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事前登録

登録締切8月25日(水) 13:00

登録締切を延長しました。
8月30日(月)までお申し込みできます。

関連ウェブサイト

※本CREST研究領域は、文部科学省の人工知能/ビッグデータ/IoT/サイバーセキュリティ統合プロジェクト(AIPプロジェクト)の実施機関であるAIPネットワークラボの構成領域です