国立研究開発法人科学技術振興機構 戦略創造研究推進事業

CREST「数学・数理科学と情報科学の連携・融合による
情報活用基盤の創出と社会課題解決に向けた展開」領域

2024年度終了課題成果発表シンポジウム

2025年 2 21 日(金) 14:00-17:10

国立研究開発法人科学技術振興機構
戦略創造研究推進事業

2024年度
CREST「数学・数理科学と情報科学の連携・融合による
情報活用基盤の創出と社会課題解決に向けた展開」領域

2024年度終了課題成果発表シンポジウム

2025年 2 21 日(金) 14:00-17:10

開催趣旨

 JST戦略的創造研究推進事業CREST「数学・数理科学と情報科学の連携・融合による情報活用基盤の創出と社会課題解決に向けた展開(数理的情報活用基盤)」研究領域は、AIやビッグデータ解析などのデータ駆動型のアプローチだけでは困難な実社会の問題解決や付加価値創造に対して、数理科学と情報科学の連携・融合による新たな基盤技術の創出を目指すという戦略目標のもと、2019年に発足し、2019年度から2021年度にかけて合計14課題を採択いたしました。
 このたび、2024年度に終了する課題の成果を発表するため、シンポジウムを開催することといたしました。研究代表者4名(梶原健司(九州大学)、樺島祥介(東京大学)、河原吉伸(大阪大学)、谷口隆晴(神戸大学))からの口頭発表と、パネルディスカッションを予定しております。発表はウェビナーでも配信いたしますので、研究者や大学院生等ご専門の方々はもちろん、本分野にご興味のある多くの方々のご参加をお待ちしています。
 ウェビナー形式で開催しますので、本分野がご専門の方はもちろん、ご関心をお持ちの方々にも幅広くご参加いただければ幸いです。

開催概要

日 時

2025年2月21日(金)14:00-17:10

開催方式
ハイブリッド開催(リアル会場&ZOOMウェビナー)
会 場
TKPガーデンシティPREMIUM京橋 ホール22D
(東京都中央区京橋2-2-1 京橋エドグラン 22階)
参加費
無料
お問い合わせ先
国立研究開発法人 科学技術振興機構戦 略研究推進部 ICTグループ
crest-mathinfo[at]jst.go.jp(左記の[at]を@に置き換えてください。)

プログラム

13:30

受付開始

(リアル会場、オンライン共)

14:00

開会あいさつ

研究総括 上田 修功

理化学研究所 革新知能統合研究センター 副センター長/
NTTコミュニケーション 科学基礎研究所 客員フェロー

14:05

設計の新パラダイムを拓く新しい離散的な曲面の幾何学

研究代表者 梶原 健司

九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所 所長・教授

14:35

幾何学的離散力学を核とする構造保存的システムモデリング・シミュレーション基盤

研究代表者 谷口 隆晴

神戸大学 大学院理学研究科 教授

15:05

休憩

15:15

作用素論的データ解析に基づく複雑ダイナミクス計算基盤の創出

研究代表者 河原 吉伸

大阪大学 大学院情報科学研究科 教授

15:45

情報量で読み解く細胞の生命現象

研究代表者 樺島 祥介

東京大学 大学院理学系研究科 教授

16:15

休憩

16:35

パネルディスカッション「プロジェクト成果が切り開く新たな世界」

梶原 健司・樺島 祥介・河原 吉伸・谷口 隆晴・上田 修功

17:05

閉会あいさつ

研究総括 上田 修功

理化学研究所 革新知能統合研究センター 副センター長/
NTTコミュニケーション 科学基礎研究所 客員フェロー

プロフィール

  • 上田 修功 写真

    理化学研究所 革新知能統合研究センター 副センター長/
    NTTコミュニケーション 科学基礎研究所 客員フェロー

    上田 修功

    1982年大阪大学工学部通信工学科卒業、1984年同大学院通信工学専攻修士課程修了。1984年日本電信電話公社(現NTT)横須賀電気通信研究所入所。1992年工学博士(大阪大学)。2003年NTTコミュニケーション科学基礎研究所知能情報研究部長、2010年同研究所所長、2013年同研究所機械学習・データ科学センター代表(上席特別研究員)、2016年同研究所上田特別研究室長(NTTフェロー)、2023年より同研究所リサーチプロフェッサー(NTT客員フェロー)。2016年より理化学研究所革新知能統合研究センター副センター長。専門分野は、機械学習、人工知能、データマイニング、統計的パターン認識。文部科学大臣表彰(科学技術賞)、電子情報通信学会功績賞、同学会業績賞、2010SIGKDD Best Research Paper Award Honorable Mention、電気通信普及財団賞(テレコムシステム技術賞)など受賞。

  • 梶原 健司 写真

    九州大学マス・フォア・インダストリ研究所 所長・教授

    梶原 健司

    1964年生まれ。1994年3月に東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻博士課程修了、1994年4月から2001年9月まで同志社大学工学部電気工学科、同10月から九州大学大学院数理学研究院に異動、2011年4月には新設のマス・フォア・インダストリ研究所に移り、2022年10月からは所長を務めている。また、2021年5月よりアジア太平洋産業数学コンソーシアムの総務担当理事、2023年10月より国際産業数理・応用数理評議会の理事を務めている。研究面では数理物理学、特に可積分系の理論や特殊関数論を研究してきたが、その後、離散微分幾何に主な研究活動を移し、CRESTに採択後は、2020年4月に日本応用数理学会に幾何学的形状生成研究部会を設立し、そこで主に活動している。

  • 谷口 隆晴写真

    神戸大学大学院理学研究科 教授

    谷口 隆晴

    2002年東京大学工学部計数工学科卒業。2004年同大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻修士課程修了後、博士課程に進学した後、退学。同年10月より、東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻助手。2007年より、同助教。2011年神戸大学大学院システム情報学研究科計算科学専攻講師。2015年より准教授。2023年より、神戸大学大学院理学研究科数学専攻教授。現在に至る。2016年から2019年まで科学技術振興機構さきがけ研究員を兼務。博士(情報理工学)。現実社会の様々な問題に対し、数理科学と情報学を用いて、理論と実践の両面から取り組む。現在は、特に、深層学習と幾何学的力学、科学技術計算を融合した Scientific Machine Learningの研究を中心に従事。

  • 河原 吉伸写真

    大阪大学大学院情報科学研究科 教授

    河原 吉伸

    2003年3月東京大学工学部卒業。2005年3月同大学院工学系研究科修士課程、2008年3月同博士課程修了。博士(工学)。2008年4月より東京工業大学大学院情報理工学研究科においてグローバルCOE研究員、2009年10月より大阪大学産業科学研究所において助教、及び2013年4月より同准教授、そして2019年4月より九州大学マス・フォア・インダストリ研究所において教授を経て、2022年10月より現職。また、2016年9月より理化学研究所革新知能統合研究センターにおいてチームリーダーを兼任。統計的機械学習の方法論や、その科学・工学分野への応用に関する研究に従事。令和2年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞や、人工知能学会2011年度,及び同2020年度論文賞、そして日本神経回路学会2020年度論文賞などを受賞。

  • 樺島 祥介写真

    東京大学大学院理学系研究科 教授

    樺島 祥介

    1989年京都大学理学部卒業。1993年京都大学大学院理学研究科物理学第一専攻博士後期課程中途退学。博士(理学)。奈良女子大学理学部物理学科、東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻、同大学情報理工学院数理・計算科学系を経て、2020年より東京大学大学院理学系研究科知の物理学研究センター教授。統計力学と情報科学の境界領域の研究に従事。具体的な研究対象は、誤り訂正符号、暗号、CDMAマルチユーザ検出、圧縮符号、圧縮センシング、ランダム行列、機械学習、スピングラスモデルなど(に現れる協力現象とそれを理学的に解明または工学的に利用するための数理)。

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