JST-Stanford Symposium

JST-スタンフォード大学合同シンポジウム

概要

COVID-19により世界が直面するかつてない危機の克服に、科学技術は大きな役割を果たすことが期待されます。この危機に対する科学技術、特に最先端研究と成果展開のあり方について、シリコンバレーのイノベーションを主導するスタンフォード大学と、日本の科学技術を公的ファンディングを通じて主導する科学技術振興機構は対話を始めます。COVID-19関連の科学技術に関心をお持ちのみなさま、日米の取り組みを知る機会として本シンポジウムに是非ご参加ください。

このシンポジウムは、科学技術振興機構とスタンフォード大学の共同主催です。

Zoom on line symposiume
日本開催日: 2021年2月17日(水)
時間: EST 10:00 am ~ 12:00 pm
米国開催日: 2021年2月16日(火)
時間 : 8:00 pm ~ 10:00 pm
  5:00 pm ~ 7:00 pm

参加申し込みURL: https://form.jst.go.jp/enquetes/jst-stanford-2021-registration01_jp

日本時間2月17日午前5時まで参加登録を受け付けております。
シンポジウム開催前に、当イベントコーディネーターより参加者へZOOMアクセス情報を個別にメールにてご連絡いたします。

日英同時通訳あり。
注:Zoomアプリのダウンロードをおすすめ致します。
ブラウザおよびダイアルインによるご参加では同時通訳はご利用頂けません。

シンポジウム フライヤー ダウンロード

基調講演

名古屋大学教授
2014年ノーベル物理学賞受賞者
天野 浩

「小型深紫外線LEDデバイスによるウイルス駆除の課題」
深紫外線LED(DUV LEDs)デバイス開発の最新動向や、深紫外線LEDを活用した大気・水質の清浄化システムについて発表を行う。特に産官学の連携の重要性に焦点を置く。

Yasuhiro Tsukamoto, D.V.M., Ph.D

京都府立大学学長
塚本 康浩

「COVID-19に対する打開策となり得るダチョウ抗体」
ダチョウの卵から得られる抗体は安価且つ大量の生産が可能となっており、COVID-19対策への活用が期待されている。ダチョウ抗体の活用法の一つとして、ダチョウ抗体をフィルターに取り入れた抗ウイルス不織布マスクを紹介する。

Michael Snyder

スタンフォード大学医学部教授
ミヒャエル・シュナイダー

「ビッグデータ、医療、そしてCOVID-19」
COVID-19の症状の早期発見にウェアラブルデバイスのデータを役立てる研究を紹介する。スマートウォッチのデータから、COVID-19症例の80%以上で、心拍数、歩数、睡眠に変化が起きていることが明らかになっている。この手法を用いて、症状が出る前に呼吸器ウイルス感染症を大規模に検出するリアルタイムの警報システムも開発・使用されている。


登壇者略歴

1989年に名古屋大学大学院で工学博士号取得。1988年名古屋大学工学部助手、1992年名城大学理工学部講師、2002年名城大学理工学部教授を経て、2010年名古屋大学大学院工学研究科教授に就任。2015年に名古屋大学 未来材料・システム研究所 附属未来エレクトロニクス集積研究センター 未来デバイス部、 未来エレクトロニクス集積研究センター長に就任。赤﨑勇名城大学終身教授・名古屋大学特別教授、中村修二カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授と共に「高輝度、省エネルギーの白色光源を可能とした高効率青色発光ダイオードの発明」にて2014年ノーベル物理学賞を受賞。現在は名古屋大学で次世代半導体およびエネルギーデバイスのテクノロジー開発に従事。

1998年に大阪府立大学大学院で博士課程獣医学専攻修了。1997年カナダ・ゲルフ大学獣医学部客員研究員、2005年大阪府立大学准教授を経て、2008年京都府立大学大学院生命環境科学研究科教授に就任。2020年に京都府立大学学長に就任。2008年に京都府立大学発ベンチャー「オーストリッチファーマ株式会社」を設立、ダチョウの卵から抽出した抗体を用いて新型インフルエンザ予防のためにマスクを開発。2009年には「ダチョウによる新たな抗体大量作製技術を用いた鳥インフルエンザ防御用素材の開発」の功績で文部科学大臣賞を受賞。以後もダチョウ抗体を利用したさまざまな研究に取り組む。

1982年にカリフォルニア工科大学で化学・生物学博士号取得。1982年スタンフォード大学研究員、1986年イェール大学分子生物学講師を経て、2009年スタンフォード大学医学部教授に就任。現在はスタンフォード大学医学部遺伝学研究科長を務めるとともに、同大学の遺伝学・オーダーメイド医療研究センターのセンター長を務める。

ホスト

開会の辞
濵口 道成
JST理事長
濵口 道成
歓迎の辞
ロナルド・パール
スタンフォード大学
医学部麻酔科部長
ロナルド・パール

ディスカッサント

ロナルド・パール
スタンフォード大学
医学部麻酔科部長
ロナルド・パール
スティーブン・シェイファー
スタンフォード大学
医学部教授
スティーブン・シェイファー
ピーター・カオ
スタンフォード大学
医学部准教授
ピーター・カオ

モデレーター & MC

モデレーター
西村 俊彦
スタンフォード大学
医学部麻酔科
創薬医療機器開発
研究所所長
西村 俊彦
MC
嶋田 一義
JSTワシントン事務所所長
嶋田 一義

アジェンダ

開会

  • 開会の辞: JST理事長 濵口 道成
  • 歓迎の辞: スタンフォード大学 医学部麻酔科部長 ロナルド・パール

基調講演(60分)

  • 名古屋大学未来材料・システム研究所教授 天野 浩(2014年ノーベル物理学賞受賞者)
  • 京都府立大学学長 塚本 康浩
  • スタンフォード大学医学部教授 ミヒャエル シュナイダー

パネルディスカッション(30分)

  • 名古屋大学未来材料・システム研究所教授 天野 浩
  • 京都府立大学学長 塚本 康浩
  • スタンフォード大学医学部教授 ミヒャエル・シュナイダー
  • スタンフォード大学医学部麻酔科創薬医療機器開発研究所所長 西村 俊彦
  • スタンフォード大学医学部麻酔科部長 ロナルド・パール
  • スタンフォード大学医学部教授 スティーブン・シェイファー
  • スタンフォード大学医学部准教授 ピーター・カオ

閉会

  • スタンフォード大学医学部麻酔科創薬医療機器開発研究所所長 西村 俊彦

主催者

イベントコーディネーター:ワシントンコア
お問い合わせ: symposium@washingtoncore.com

トップ