研究者コンピテンシー調査

研究者は、博士学位取得後も様々な成功や失敗を繰り返すことで研究者としてのコンピテンシー(能力や知識、素養等)を高め、独自のキャリアを歩んでいきます。キャリア形成は年代や分野の背景にある文化や個人の特性が大きく影響するため、十人十色のエピソードがありますが、それらの貴重なエピソードを個人に留めるのではなく広く共有することは他の研究者のキャリア形成の一助になります。

本調査では、様々なエピソードを体系的に分析するために、各分野で活躍中の研究者にインタビューを実施し、これまでの研究人生を振り返っていただき、世界に伍するためのコンピテンシーとはどのようなものであるのか、そのエッセンスを分析しました(*)

(*)

インタビュー調査

本調査ならびに分析は、JST「世界で活躍できる研究者育成プログラム総合支援事業」が、有限責任監査法人デロイトトーマツに業務委託し、 2021年度に実施されました。

様々な場面で必要となるコンピテンシーは多種多様ですが、多くの研究者が重要だと考えるコンピテンシーには共通項も見受けられます。本「世界で活躍できる研究者育成プログラム総合支援事業」では、これらのコンピテンシーを高めることが研究者のキャリア形成に重要であるという仮説の下、研究者育成プログラムの開発に取り組んでいます(「研究者のための+αシリーズ」「研究+αの活動支援プログラム」 )。

To top