研究者育成プログラム開発におけるフレームワーク(プログラム フレームワーク)

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概要

「Researcher+」において開発する研究者育成プログラムは、各実施機関により試行的に取り組まれる多種多様なプログラムをJSTが一元的に集約することにより構築を行い、全国の大学研究機関様に各種プログラムのノウハウを利活用いただくことを目的としています。そのためJSTでは、ユーザー様が各種プログラムを参照いただく際に、それぞれの用途や特徴を把握いただけるよう、プログラムフレームワークを設定いたしました。本フレームワークは「世界で活躍できる研究者」に求められる能力指標(※)に基づき分類したもので、次の3つのカテゴリーからなる16のコンピテンシーにより構成されています。

既にある程度の業績を有する博士研究者がさらに世界で活躍するために必要な力

  • 人間関係スキル

    研究者があらゆるコミュニティのなかで効果的に仕事を進めるための力

  • マネジメントスキル

    研究者が研究と研究室を効果的に運営管理するための力

  • 技術・知識

    研究者の高度なインテリジェンシー向上のために研鑽すべき力

「Researcher+」の研究者育成プログラムは、本フレームワークに基づき、16のコンピテンシーに紐づけを行うことで整理をすすめています。

(※)引用文献:文部科学省「海外の研究者育成における研究者としての職能開発に関する調査研究」

    • 01
    • ネットワーキング

      相互に助けとなる人脈を広げることができる

    • 02
    • 表現力

      相手を惹きつける話ができる

    • 03
    • コミュニケーション

      生産的な対話ができる

    • 04
    • チームワーク

      他者と協調し生産的な作業ができる

    • 05
    • リーダーシップ

      他者にビジョンと影響を与えることができる

    • 06
    • ティーチング

      相手が理解できるよう的確なフィードバックができる

    • 07
    • チームマネジメント

      他者の意欲を引き出し目標達成に向かうことができる

    • 08
    • プロジェクトマネジメント

      研究の立案、予算獲得、計画実施のガバナンスを統制できる

    • 09
    • セルフマネジメント

      心身の健康を維持できるようストレス管理ができ、成長に向かうことができる

    • 10
    • 問題解決力

      変化に対応し、課題解決の道筋を立て実行することができる

    • 11
    • 創造力

      鋭い洞察に基づき卓越した研究をデザインすることができる

    • 12
    • 研究技術・専門知識

      高い専門知識を持ち新しい研究成果について適切な分析ができる

    • 13
    • 汎用技術・知識

      研究とは直接関係ないが、研究をスムーズに進めるために必要な技量を有している

    • 14
    • グローバル能力

      海外の研究者と対等に渡り合うための能力を有している

    • 15
    • 倫理

      研究者としての社会的責任、研究倫理を弁えている

    • 16
    • キャリア開発

      プロ研究者として評価を高めるための知識をもち行動に移すことができる

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