研究領域「生体調和エレクトロニクス」の概要
事 業 名 | 科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業(ERATO型研究) |
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研究領域 | 「生体調和エレクトロニクス」 |
研究期間 | 2011年8月〜2017年3月 |
研究総括 | 染谷 隆夫(東京大学 大学院工学系研究科 教授) |
研究グループ |
[ バイオ印刷グループ ] リーダー:関谷 毅(東京大学工学系研究科 准教授) [ 生体調和イメージンググループ ] リーダー:関野 正樹(東京大学工学系研究科 准教授) [ 生体調和電子材料グループ ] リーダー:福島 孝典(東京工業大学 資源化学研究所 教授) |
研究実施場所 |
東京大学 本郷キャンパス 東京工業大学 すずかけ台キャンパス |
研究概要 | 本研究領域では、柔らかく、かつ生体と調和する分子性ナノ材料の特異的な機能を生かすことで、生体とエレクトロニクスを調和させ融合する新しいデバイスを実現します。具体的には、より生体に適合した有機材料による特殊なインク(バイオインク)を開発し“塗る”ことで、細胞に接する生体プローブを実現します。この柔らかく、かつ薄い生体プローブは、生体組織との密着性を増すことができ、細胞からの微細な電気信号を低ノイズで測定することが可能になります。さらにこの“柔らかい”生体プローブを作製するためのパターン形成技術(バイオ印刷)、そして神経細胞など生体組織から出る電気信号、化学信号を何百万個となる生体プローブで受信し、リアルタイムで生体の活動を可視化(生体調和イメージング)していきます。これらの技術開発を通して、細胞間のネットワークを可視化できるインプランタブル(生体内への埋め込みが可能)なバイオ有機デバイスともいうべき新しいデバイスを開発します。 |
