メンバー about us 柔らかいバイオ有機デバイスだから、人に優しい。デジタル・ヘルスケアから医療ITまで。

グループリーダー メッセージ

医用電子システムグループ

多チャンネル薄膜センサーシートを用いて
生体臓器、細胞の状態を広範囲に負担無く計測

大面積かつ柔軟性に優れた多チャンネル薄膜センサーシートを用いて、負担なく生体信 号を取得できる新たな医療用生体インターフェースを開発しています。心臓、脳、血管を主な計測対象とし医学部との緊密な連携の元、医療、福祉、ヘルスケアに貢献する次世代生体計測システムの実現に向けて取り組んでいます。

グループリーダー/関谷毅
グループリーダー/関野正樹

生体調和イメージンググループ

柔らかい埋め込み型センサによって
生体のダイナミックな活動を可視化する

柔らかい電子デバイスの登場によって、生体イメージングに、新たな展開が訪れようとしています。複雑な曲面を持つ脳の表面や拍動する心臓に、自在にフィットする電子デバイスが実現すれば、臓器をスキャナで読み取るかのように高精細に、かつリアルタイムに、生命活動を捉えることができます。
MRIや脳波などのイメージング機器は、臓器の表面に配置されたセンサで信号を取得することによって、ごく微弱な生体シグナルを捉えられます。また、脳電極や心臓ペースメーカーなどの埋め込み型医療機器の機能が、柔らかい極薄フィルム上に実装されれば、埋め込みによる違和感が解消され、ユーザーの生活も快適なものになるでしょう。
有機材料を使うことによって、デバイスの生体適合性も向上します。夢のような生体イメージングが、現実のものになろうとしています。

生体調和電子材料グループ

化学の力でエレクトロニクスと生体を調和する
革新的物質開拓を目指す

これまでの固いエレクトロニクスはシリコンテクノロジーにより発展してきました。固いシリコンデバイスを使ったエレクトロニクスから、生体や環境にやさしい柔らかいエレクトロニクスへのパラダイムシフトには、我々の体を構成している有機分子をうまく利用し、概念的にも新しいデバイスを作り出す必要があります。
分子の世界は無限の多様性があります。したがって、エレクトロニクスと調和させる新しい材料を見出すには、分子の構造や性質を深く理解し、合目的的にデザインしなければなりません。それを可能にするのが化学です。バイオインクグループでは、最先端化学の力を駆使し、生体とエレクトロニクスの調和を可能にする革新的物質を分子レベルから設計・開発しています。

グループリーダー/福島孝典
グループリーダー/関野正樹

バイオ印刷グループ

有機エレクトロニクスを用いた
新しい生体インターフェースの実現を目指す

ウルトラフレキシブル有機システムを用いて“優しい”生体インターフェースを実現し ます。有機材料の「“柔らかさ”、“多様な電気特性”、“自己組織化現象”」に着目し、分子(ナノ)が示す優れた物性現象をヒトの大きさ(マクロ)まで広げることが目的です。さらに、この研究をバイオ・医療・福祉分野へ応用します。

インターフェースグループ

プロジェクトの成果を融合させ、
新しいバイオデバイスを組み上げる

生体と調和するバイオデバイスを実現するには、電子デバイスと生体および外部システムとのインターフェースを構築することが必要です。インターフェースグループは、プロジェクトで開発してきた柔らかい電子デバイスや電子材料を有機的に結び付け、装着感がなくしかも丈夫なバイオデバイスを組み上げてゆきます。

グループリーダー/伊藤 章