ERATO 巨視的量子機械プロジェクト Macroscopic Quantum Machines

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研究成果

アウトリーチ

私立栄光学園中学校

「物の動きを測る技術」
「光の干渉、干渉ってなんだ?」
私立栄光学園中学校
対象

神奈川県鎌倉市 私立栄光学園中学校
中学2年生 46名x 4クラス

テーマ

NICTチーム「物の動きを測る技術」
東大先端研チーム「光の干渉、干渉ってなんだ?」

日時

2017年2月17日

10:55-11:40 クラスA(NICTチーム) クラスB(東大先端研チーム)
11:50-12:35 クラスB(NICTチーム) クラスA(東大先端研チーム)
13:25-14:10 クラスC(NICTチーム) クラスD(東大先端研チーム)
14:20-15:05 クラスD(NICTチーム) クラスC(東大先端研チーム)

担当者:
安田 哲
(NICT)
志賀 信泰
(NICT)
久富 隆佑
(東大先端研)
山崎 歴舟
(東大先端研)
内容:

 神奈川県鎌倉市にある私立栄光学園中学校において出張授業を行いました。当日はNICTチームと東大先端研チームとに別れ、NICTチームは「物の動きを測る技術」というテーマで、GPS(全地球測位システム)の原理から時刻同期の重要性と難しさを、試作したばかりの時刻同期モジュールを見せながら説明しました。東大先端研チームは「光の干渉」というテーマで、緑色のレーザー光を用いたマイケルソン型光干渉計を持ち込み、距離の精密測定や音楽配信のデモンストレーションを行いました。

 私達は主に次の3つの目標を持ってこのような活動を行っています。1つ目は、普段の生活では露わには見えないけれども、大切で面白い現象を実際に見て聞いて体感して貰うこと。2つ目は、私達研究者が普段どのような生活を送りどのような経歴で今に至っているのかを知って貰い、とても多様な人間が存在する世界であることをわかって貰うこと。(今回も講師4人共にそれぞれ波乱万丈な経歴の持ち主であるため、多様性は特に際立ったと思います。)最後3つ目は、興味や、疑問に思う気持ちの大切さを再認識して貰うことです。

 後日、担当の先生にアンケートをとって頂きました。そこには実際に実験を見ることができて良かったという感想や、科学を研究する行為や研究者という存在がより身近になったという感想があり、とても嬉しく思いました。また、普段抱いている疑問を率直に、そしてたくさん書いてくれたことにも感謝しています。
 生徒たちにとってはたった45分×2=90分ずつの体験授業でしたが、今回の授業が生徒たちの何かのきっかけになってくれればとても幸せなことだと思っています。(久富隆佑)

フィードバック
Q5. 不思議に思っていることやもの
  • オーロラの仕組み
  • 宇宙の始まりの前
  • お風呂に入るとなぜ指先にしわができるのか
  • なぜ自分は生きているのか
  • 植物の植生はどのようなメカニズムで決まっているのか
  • 原子の集まりである我々がなぜ思考できるのか
  • トラ猫の縞模様が大体同じ形をしている理由
  • タイムトラベルは可能か
  • どうして老いるのか
  • 近くの電子機器からでる電磁波は干渉してしまわないのか
  • ハーフミラーの原理
  • 雲や風、竜巻の発生原理
  • デジャブについて
  • 幽霊や並行世界の存在

などなど