五十嵐プロジェクト
PROJECTS

Hair Cut Simulator : 髪を持ち上げて切るインタフェースを実装したヘアカットシミュレータ


概 要

CGの分野において髪をリアルに表現することは大きな課題の1つであるが、近年では物理シミュレーションを組み合わせた各種のモデリング・レンダリング手法が提案され、実写に近い表現が可能となりつつある。一方で、それらの研究の多くはリアルな映像を作ることを主な目的としており、髪型を編集するためのインタフェースは現実世界のヘアースタイリング技法と大きく異なっている。本研究では、髪の1本1本の挙動を再現すると同時に、髪を「持ち上げて切る」といった対話的な操作や、ワックスによる最終的なスタイルの微調整などを可能にするシステムを提案する。このように仮想的な髪を操作するインタフェースを実世界の動作に近づけることで、実際に髪を切る前の教習へ活用できることが期待できる。提案システムでのカット練習を行った後で、マネキンに対するカットを実際に行うユーザテストを行ったところ、実際に髪を切ることに対する不安を減らすことができる、などの結果を確認した。

発表文献

林本 法也, 三谷 純, 五十嵐 健夫,
ヘアカットの教習を支援するための対話的なヘアシミュレータの開発
Visual Computing / グラフィクスとCAD合同シンポジウム 2010、2010年6月、ポスター発表
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