第5回 羽ばたく女性研究者賞
(マリア・スクウォドフスカ=キュリー賞)

概要

リーフレット
フライヤー(PDF:482KB)

 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)では、科学技術・イノベーションの創出に向けて女性研究者の活躍を推進しております。2021年度、駐日ポーランド共和国大使館とともに、国際的に活躍が期待される日本の若手女性研究者を表彰する「羽ばたく女性研究者賞(マリア・スクウォドフスカ=キュリー賞)」を創設しました。本賞は、ポーランドが生んだ偉大な女性研究者、マリア・スクウォドフスカ=キュリー注)が、30歳台前半での功績を認められノーベル賞を受賞したことにちなみ、その名を冠しています。
 本賞が対象としている博士後期課程および博士号取得後数年以内の女性研究者は、自立した研究者としての飛躍が最も期待される一方で、さまざまなライフイベントに直面することが多いのも事実です。本賞によって受賞者の活躍を称え広く知ってもらうことが、情熱としなやかさをもって飛躍しようとする女性研究者への応援と次世代の女性研究者育成につながることを期待しています。
 最優秀賞の受賞者には、駐日ポーランド共和国大使館およびポーランド科学アカデミーより、マリアが生まれ育ったポーランドの研究機関等の訪問機会を提供します。また、日本電子株式会社(JEOL)の協賛により、賞金として、最優秀賞に対し100万円、奨励賞に対し各50万円を贈呈します。
 第5回となる今回は、2025年10月1日から同年12月10日まで応募を受け付け、選考委員会による書類審査及び面接審査を経て受賞者を決定します。受賞者の発表および授賞式は、2026年6月を予定しております。大学や研究所の基礎研究部門だけでなく、開発プロジェクトをはじめとするエンジニアリング、製品開発、及び多人数が関わった研究開発など、広い分野からの応募を歓迎いたします。

注)マリア・スクウォドフスカ=キュリー: ポーランドが生んだ世界的研究者。31歳でポロニウム、32歳でラジウムを発見し、女性で初めてノーベル賞を受賞、且つこれまでに唯一2つの異なる分野「化学賞」「物理学賞」を受賞。

駐日ポーランド共和国 Milewski大使からのメッセージ

選考委員から応募者に向けたメッセージ

前回の受賞者から応募者に向けたメッセージ

  • メッセージはこちら 第4回受賞者と駐日ポーランド共和国ミレフスキ大使
  • 応募のきっかけやプロセス、本賞に応募して得たものや気づきなど、本賞の応募を考えている皆さんへのメッセージが届いています。

    最優秀賞
    藤代 有絵子(理化学研究所 創発物性科学研究センター/同 開拓研究所 極限量子固体物性理研ECL研究ユニット 理研ECL研究ユニットリーダー)
    奨励賞
    鄭 麗嘉(スタンフォード大学 医学部 遺伝子学科 博士研究員)
    奨励賞
    吉本 愛梨(スタンフォード大学 生物学科 日本学術振興会 海外特別研究員)

    メッセージはこちら

表彰対象

2026年4月1日時点で博士学位取得後5年程度までの女性研究者(ポスドクを含む)、大学院生(博士後期課程)、及びこれらに相当する者
※ライフイベントなどによる研究活動休止期間を勘案する
科学技術に関連する幅広い研究分野を対象
国籍:日本、 居所:不問

表彰内容

○最優秀賞 1名
 賞金:100万円
 副賞:ポーランドへの渡航・研究機関等を訪問するための滞在費を支弁
    (滞在は2週間程度。渡航は2026年秋を想定)

○奨励賞 2名
 賞金:各50万円

選考方法

選考は、外部有識者からなる選考委員会により選考の観点に基づき実施します。
1)書類選考
 ※応募フォームに記載の他、2通の推薦書提出が必須となります。
 ※海外からの推薦書も歓迎します。

2)面接
 ※書類選考通過者のみ、面接の日程について連絡します。
 ※面接はオンラインにて実施します。
 ※面接は英語で実施いたします。

選考の観点

  • これまでの実績及びこれからの研究者としての将来性(伸びしろ)、今後の期待を評価
  • 海外(欧州等)との共同研究・国際協力の意欲を評価
  • マリア・スクウォドフスカ=キュリーの偉業を踏まえ、人類への貢献に向けた志についても考慮

募集期間

2025年10月1日(水)~2025年12月10日(水) 日本時間正午まで

応募方法

  • 応募要項をお読みの上、応募は「応募フォーム」エントリーから直接入力してください。
  • 応募には2通の推薦書が必要となります。応募者は2人の推薦者に「推薦者フォーム」への入力を依頼してください。
  • 推薦書は、推薦者が「推薦書フォーム」エントリーから直接入力してください。
  • 応募フォーム、推薦書フォームのいずれも一時保存が可能です。

共催

協賛

後援

文部科学省
ポーランド教育科学省

選考委員(敬称略、委員長を除き五十音順)

日比谷 潤子 (委員長)
国際基督教大学 名誉教授
岩尾 エマ はるか
Google ソフトウェアエンジニア
戎家 美紀
ドレスデン工科大学Physics of Life 教授
アレクサンダーフンボルト教授
大栗 博司
東京大学 特別教授
カリフォルニア工科大学 フレッド・カブリ冠教授 および ウォルター・バーク理論物理学研究所 所長
合田 裕紀子
沖縄科学技術大学院大学 シナプス生物学ユニット 教授
齊藤 英治
東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻 教授
高野 恵理子
マンチェスター大学 マンチェスターバイオテクノロジー研究所 シンセチックバイオロジー教授
沼田 圭司
京都大学 大学院工学研究科 教授
理化学研究所環境資源科学研究センター チームリーダー
Edyta Dzieminska
上智大学 理工学部機能創造理工学科 准教授
Tomasz M. Rutkowski
理化学研究所 革新知能統合研究センター 研究員
東京大学 リサーチフェロー

発表・授賞式(予定)

2026年6月4日(木)に駐日ポーランド共和国大使館で開催予定の授賞式にて受賞者を発表

前回の授賞式の様子はこちら

お問い合わせ先

国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)
 人財部 ダイバーシティ推進室
東京都千代田区四番町5番地3
diversity[at]jst.go.jp