
ぜひ、受賞記念講演動画もご覧ください。それぞれの研究内容がわかりやすく説明されています。
理化学研究所 創発物性科学研究センター/同 開拓研究所
極限量子固体物性理研ECL研究ユニット 理研ECL研究ユニットリーダー
藤代氏は、トポロジカルな秩序変数を変える相転移を観測したいという自らの探究心からプロジェクトを開始、強いリーダーシップを発揮し、国内外で評価される優れた研究成果をあげている。新たな量子物質の合成と特性評価における革新的なアプローチは、今後、社会インフラや電子デバイスにパラダイムシフトをもたらす貢献が期待される。
高いプレゼンテーション能力を持ち、若手研究者の支援や科学コミュニケーションにも尽力しており、国内外においてますますの活躍が期待できる研究者である。
スタンフォード大学 医学部 遺伝子学科 博士研究員
鄭氏は独自の分子ツール開発を通じた細胞内生体分子の動態解明や制御においてオリジナリティーに富んだ研究を意欲的に進め、優れた研究成果をあげている。明確なビジョンに基づいた野心的な研究活動にはさらなる飛躍が期待できる。
研究活動と並行して、自らの経験を生かし、次世代や留学生への講演を行い、研究環境における多様性の重要さを共有している。世界で活躍する若手研究者として将来性に満ちた研究者である。
スタンフォード大学 生物学科 日本学術振興会 海外特別研究員
吉本氏は、脳神経系と末梢制御系の協調に着目した研究に取り組み、意図的な心拍制御を可能にする神経メカニズムの解明など、大学院生(選考時点)でありながらすでに多くの優れた成果をあげている。国際共同研究にも積極的に参画し、国内外の複数の大学で研究活動を進めてきた経験を持つ。研究者としてますますの飛躍が期待できる。
研究に対する熱意と行動力、そして優れたプレゼンテーション能力は、研究者としてだけでなく教育者としても高いポテンシャルを感じさせる。その将来が非常に楽しみな研究者である。