
京都大学 大学院薬学研究科 准教授
応募を決めたきっかけは、日頃お世話になっている先生からの励ましの言葉でした。また、これまでの研究成果が社会にどのような意義を持つのかを改めて考える機会にしたいと思ったことも理由の一つです。応募当初は、自分の研究が果たして評価に値するのだろうかと不安を抱えていましたが、準備を進める中で、これまでの研究内容を整理し、それを分かりやすく伝えることの重要性を実感しました。
受賞の際には、多くの方々から祝福の言葉を頂き、さらに睡眠研究に対する関心を寄せて頂けたことに、心から感謝しています。同時に、研究をさらに進展させ、価値ある成果を生み出し続ける責任の重さを実感し、受賞はゴールではなく、新たな挑戦の始まりであると強く感じました。
応募を迷っている方には、結果に不安があっても応募を通じて得られる学びや出会いが今後の研究活動に必ず良い影響を与えますので、ぜひ勇気を持って一歩を踏み出してほしいと思います。
海洋研究開発機構 地球環境部門 地球表層システム研究センター
海洋生態系研究グループ 副主任研究員
実は数年前にも2度、この賞に応募していたので、今回3度目の挑戦をするか初めは少し迷いました。しかし、業績が多少アップデートされていたことに加え、今回が年齢的に最後のチャンスだったため、所属先の方にも背中を押していただき、思い切って応募しました。その結果、このような栄誉ある賞を受賞でき、大変光栄に思っております。
歴代受賞者の華々しい業績を拝見していたので、受賞の連絡をいただいた際は信じられない気持ちでした。氷河研究は日本ではまだ馴染みが薄い分野のため、このような分野からの受賞が叶ったことがとても嬉しく、さらに、分野の異なる審査員の先生方から評価していただけたことが、大きな自信にもつながりました。受賞を逃しても、自分の研究を広くアピールする良い機会と考え、諦めずに挑戦したことが良い結果に結びついたと実感しています。この経験が、同じように応募を迷われている方々への後押しとなれば嬉しいです。
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