第3回 輝く女性研究者賞(ジュン アシダ賞) 受賞者

輝く女性研究者賞(ジュン アシダ賞)

写真:佐々田 槙子さん
佐々田 槙子

東京大学 大学院数理科学研究科 准教授

専門分野

数理科学(確率論)

経歴
・2011年
慶應義塾大学 理工学部 数理科学科 助教
・2014年
慶應義塾大学 理工学部 数理科学科 専任講師
・2015年
東京大学 大学院数理科学研究科 准教授
受賞歴
・2009年、2011年
東京大学大学院数理科学研究科 数理科学研究科長賞
・2010年
日本数学会賞建部賢弘奨励賞
・2011年
日本学術振興会 育志賞
・2011年
東京大学総長大賞
・2012年
ESF-JSPS日本-欧州先端科学セミナーExcellent Presentation Award
受賞理由

 佐々田氏は、一見統計物理や確率論と無関係の代数学や幾何学理論を用い、原子や分子などで構成される系が従うミクロ法則から温度や密度など系のマクロな振る舞いを説明する、新しい理論の構築を行っている。
 研究以外の社会貢献においても、ホームページ「数理女子」の開設や確率論の動画公開、講演会などのアウトリーチ活動を積極的に行っている。また、国際数学連合のCWM(Committee for Women in Mathematics)のアンバサダーを務めるなど、数理科学分野の女性の育成に尽力している。

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輝く女性研究者活躍推進賞(ジュン アシダ賞)

東海国立大学機構 名古屋大学(総長 松尾 清一)
受賞理由

 名古屋大学は、女性限定の教員公募、学内保育所に加え全国初の大学内常設型学童保育所の設置、女性研究者トップリーダー顕彰、両立支援のための研究支援員の配置、学内の最高意思決定機関(教育研究評議会)での女性評議員比率2割以上など、さまざまな特長ある取り組みによって確実に成果を挙げ、他機関のモデルとなり得る。
 また、2015年にはUN Women(国連女性機関)の「HeForShe」事業を主導する世界のトップ10大学として日本から唯一選出されている。その後も積極的な活動を展開しており、「輝く女性研究者活躍推進」をけん引する大学としてふさわしい。

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輝く女性研究者賞(科学技術振興機構理事長賞)

写真:飯間 麻美さん
飯間 麻美

京都大学医学部附属病院 先端医療研究開発機構・放射線診断科 助教

専門分野

生命科学/放射線科学

経歴
・2010年
京都大学 大学院医学研究科 放射線医学講座 博士課程
・2011年
フランス ニューロスピン(超高磁場MRI研究所)留学
・2013年
日本学術振興会 特別研究員
・2018年
京都大学 医学部附属病院 放射線診断科 特定病院助教
・2019年
 同 臨床研究総合センター・放射線診断科 助教
・2020年
 同 先端医療研究開発機構・放射線診断科 助教
受賞歴
・2013年
京都大学たちばな賞(優秀女性研究者賞)
・2014年
京都大学総長賞、日本学術振興会 育志賞
・2019年
バイオインダストリー奨励賞、小川誠二賞 (国際磁気共鳴医学会 日本支部)
受賞理由

 飯間氏は、造影剤を使用しない非侵襲的な拡散強調MRIを用いて、組織の微小灌流を評価できる定量値(IVIM)を始めとするさまざまな画像の情報を新たに抽出して活用することにより、身体に負担の少ない安全で新たながんの画像診断法を開発した。治療法の選択や治療効果、予後の予測に役立てることを目指し、臨床と基礎をつなぐ研究者としての活躍が目覚ましい。
 研究以外の社会貢献においても、関連分野の国際ワーキンググループ創設など世界へ向け発信するとともに、国内外の研究者の交流活動の促進や後進の育成にも力を注いでいる。

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輝く女性研究者賞(科学技術振興機構理事長賞)

写真:神谷 真子さん
神谷 真子

東京大学 大学院医学系研究科 准教授

専門分野

生物有機化学

経歴
・2008年
日本学術振興会 特別研究員SPD
・2010年
東京大学 大学院医学系研究科 助教
・2014年
科学技術振興機構 さきがけ研究員(兼任)
・2016年
東京大学 大学院医学系研究科 講師
・2019年
東京大学 大学院医学系研究科 准教授
受賞歴
・2007年
日本分子イメージング学会 学会賞
・2007年
ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞 (物質科学分野)
・2016年
日本薬学会奨励賞、科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞
・2018年
JSTさきがけ「統合1細胞解析のための革新的技術基盤」ライジングスター賞
・2019年
アステラス病態代謝研究会 最優秀理事長賞
受賞理由

 神谷氏は、化学に基づく独自の分子設計法により、有機色素を論理的に機能化し、画期的なイメージングを実現し得る蛍光プローブとラマンプローブの開発を行っている。近年では多数の標的分子を同時検出できるラマンイメージングのプローブを開発するなど、独創性が高い研究を行っている。
 研究以外の社会貢献においても、後進の育成に積極的に取り組むとともに、一般に向けて科学の面白さを伝える活動などにも力を入れている。

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