中枢神経系局所回路の状態遷移としての動的情報変換の解明
研究室ホームページ研究概要
脳の情報表現は、さまざまな認知的行動の際に動的に変化します。特に直感的認知行動に関しては、前頭前野と、皮質下の海馬、扁桃体、基底核などの階層的な機能連関が大切です。本研究では、脳回路の活動特性を決める状態維持や遷移には興奮性と抑制性の系のバランスが重要であるとの仮説に基づき、多細胞活動記録と光遺伝学ツールを組み合わせた実験系を開発することで、システム的な立場から脳の動的状態遷移のメカニズムを解明します。
主たる共同研究者
- 八尾 寛
- 東北大学 大学院生命科学研究科 教授
- 柳川 右千夫
- 群馬大学 大学院医学系研究科 教授
- 小山内 実
- 東北大学 大学院医学系研究科 准教授
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プレス発表
- 平成22年09月24日
- 緑色光で脳神経細胞を目覚めさせる技術の開発（東北大学より発表）
- 平成24年02月28日
- 前頭前野に行動戦術の使い分けに関わる新しい領域を発見 ―動的再編成をしめすサル内側前頭前野―（東北大学より発表）
- 平成24年03月07日
- 皮膚で光を知覚する！？（チャネルロドプシン遺伝子組換えラットのスーパー感覚）（東北大学より発表）
- 平成24年11月30日
- 極微細内視鏡の開発（脳深部の細胞活動を可視化する）（東北大学より発表）
- 平成25年09月19日
- 多数の連続的な動作をグループ分けする細胞を発見（選択肢を効率よく減らす賢い符号化原理） （東北大学より発表）
- 平成25年04月11日
- オプトジェネティクスによるてんかん発作モデルの開発－てんかん発作のメカニズムに光をあてる－（東北大学より発表）
- 平成25年12月05日
- 「ひらめき」の兆しとしての脳の中の「ゆらぎ」上昇 ―問題解決における前頭前野神経回路の相転移としての思考過程の解明― （東北大学より発表）
評価
中間評価結果