No. |
研究課題名 |
研究者 |
コーディネータ |
評価コメント |
氏 名 |
所 属 |
氏 名 |
所 属 |
1 |
自然免疫能評価法の開発と医療・食品分野への応用 |
大谷 克城 |
旭川医科大学 |
清水 條資 |
科学技術振興機構 |
一部で目標を達成できていないが、期間内にコレクチンの抗体作製及び定量システム構築を完了しており、今後の進展が望まれる。 |
2 |
炎症性腸疾患症例の直腸擦過スメア検体スクリーニング/診断キットの開発 |
谷口 隆信 |
旭川医科大学 |
清水 條資 |
科学技術振興機構 |
主たる目標が達成されておらず、実用化は困難であることが確認された。問題解決の可能性や今後の展望について明確に示すことが望まれる。 |
3 |
熱伝導率の小さい極低温信号伝達用ケーブルの開発と評価 |
久志野 彰寛 |
旭川工業高等専門学校 |
東藤 勇 |
苫小牧工業高等専門学校 |
主要な試験項目は当初の計画内容と異なっているが、期間中に実施された内容は研究課題に適ったものと判断できる。得られた成果の具体的記載が望まれる。 |
4 |
バイオロジカル・コントロールを用いた木製土木構造物の腐朽遅延技術の開発 |
富樫 巌 |
旭川工業高等専門学校 |
東藤 勇 |
苫小牧工業高等専門学校 |
腐朽遅延技術の有効性が実証され、今後の道内木材資源の用途拡大への期待が大きい。屋外での実証等、今後の研究開発の発展が望まれる。 |
5 |
残廃土を再利用した調湿・調温・耐シックハウス建材の開発 |
岩渕 義孝 |
釧路工業高等専門学校 |
東藤 勇 |
苫小牧工業高等専門学校 |
当初計画は実施されており、展示会等による企業との接触、および知的財産確保に対する取り組みの強化が望まれる。 |
6 |
水産資源量調査のための海底画像からのホタテ高精度抽出 |
戸田 真志 |
公立はこだて未来大学 |
鈴木 孝司 |
公立はこだて未来大学 |
検出率が目標の値にまでは達しなかったものの、ホタテの抽出には基本的に成功しており、当初の計画は実施されたと判断できます。さらなる研究の進展が望まれる。 |
7 |
回転パノラマX線画像上における計測器具の開発 |
細川 洋一郎 |
弘前大学 |
工藤 重光 |
弘前大学 |
計画していたデータは一名分に留まっているが、所期に狙った精度は確認できた。今後、有効性を検証するためには更なるデータが必要である。 |
8 |
肺コレクチンを用いたレジオネラ菌感染防御への応用 |
黒木 由夫 |
札幌医科大学 |
一瀬 信敏 |
札幌医科大学 |
レジオネラ感染症に対する肺コレクチンの臨床応用に向けて、本研究により多くの重要な成果が得られており、今後の進展が望まれる。 |
9 |
ジアシルグリセロールキナーゼα阻害によるメラノーマ治療 |
坂根 郁夫 |
札幌医科大学 |
一瀬 信敏 |
札幌医科大学 |
目標はすべて良好な達成度が示されており、次の段階への展望も明確で、さらなる進展が期待される。 |
10 |
迅速な特定遺伝子検出を可能とするマイクロ波照射ハイブリダイゼーション法の開発 |
鈴木 正昭 |
産業技術総合研究所 |
太田 英順 |
産業技術総合研究所 |
計画は充分に実施され、今後改良を加えることによってFISH法への応用に関して、実用化の可能性があります。さらなる進展が期待される。 |
11 |
水素をプローブに用いた新しい累積疲労損傷検出技術の開発 |
駒崎 慎一 |
室蘭工業大学 |
石坂 淳二 |
室蘭工業大学 |
水素放出スペクトルから疲労履歴と格子欠陥を推測可能としたことが評価でき、企業化も可能と考えられる。その他の結果についての記載と、各種欠陥に関する「基礎的知見」がなにかの具体的記述が望まれる。 |
12 |
手書き作図基盤ソフトウェアシステムSKITの汎用化試験 |
佐賀 聡人 |
室蘭工業大学 |
鈴木 雍宏 |
室蘭工業大学 |
事業化に向けてマニュアルの整備などをはじめ、Webや見本市など普及に努めており、企業化の可能性は高いと思われる。さらなる進展が期待される。 |
13 |
構造用温度補償リアルタイムFBG歪センサシステムの開発 |
佐藤 信也 |
室蘭工業大学 |
鈴木 雍宏 |
室蘭工業大学 |
計画は予定どおり実施され、今後は企業化に向けて知財権の確保と、実用化に向けた問題解決の取り組みが望まれる。 |
14 |
浮上性粒子の粒径分布測定装置の開発 |
小幡 英二 |
室蘭工業大学 |
朝日 秀定 |
室蘭工業大学 |
予定していたデータの取得ができており、今後は装置の小型化やコスト評価を通しての製品化が望まれる。 |
15 |
塩ビ含有廃プラスチックの化学原料化・燃料化リサイクル技術の開発 |
上道 芳夫 |
室蘭工業大学 |
加賀 壽 |
室蘭工業大学 |
多少の課題を残しているが、実用化に大きく前進しており、高く評価できます。生成液を単に燃料として使用する以外の用途開発と、触媒劣化とプロセスのコストに関して、企業との連携と特許出願が望まれる。 |
16 |
ワイドギャップ酸化物半導体薄膜作製技術の開発と応用 |
植杉 克弘 |
室蘭工業大学 |
加賀 壽 |
室蘭工業大学 |
一部を除いてほぼ当初の目標を達成しているが、更なる高度で厳密な薄膜化技術が必要と思われる。実施項目に沿った適切な記載が望まれる。 |
17 |
多自由度球面超音波モータの高トルク化の研究 |
青柳 学 |
室蘭工業大学 |
朝日 秀定 |
室蘭工業大学 |
新たな技術的問題点が発見されたものの、ほぼ計画どおりの成果が得られ、実用化に向かって確実に技術が積み上げられている。今後の企業化に向けての進展が望まれる。 |
18 |
マイクロ波シミュレーション専用計算機・FDTD/FITマシンの開発 |
川口 秀樹 |
室蘭工業大学 |
鈴木 雍宏 |
室蘭工業大学 |
当初の目的を達成した上で、さらに追加試験を実施し、また既に複数の特許申請を済ませており、今後も追加の特許申請の可能性がある。実用化段階へ進む予定であり、さらなる進展が期待される。 |
19 |
高感度磁気センサを用いた配管等の厚み遠隔測定法の開発 |
中根 英章 |
室蘭工業大学 |
花岡 裕 |
室蘭テクノセンター |
100mmまでのセンサ間距離を確保する手法が示されてはいるが、実現可能性が明確ではなく、用化・知的財産権確保について検討が望まれる。 |
20 |
衝撃強さを向上させた摩擦圧接継手作製法の開発 |
田湯 善章 |
室蘭工業大学 |
加賀 壽 |
室蘭工業大学 |
予定していた性能数値目標を達成しており、事業化に向けた可能性が見いだされている。 |
21 |
多数非劣解集合からの設計支援システムの実現 |
渡邉 真也 |
室蘭工業大学 |
鈴木 雍宏 |
室蘭工業大学 |
当初の計画はほぼ実施されたと判断できる。複数の具体的実問題に対する適用等、今後の実用化に向けての研究の発展を期待する。 |
22 |
耐熱性及びリサイクル性を有する新規バイオプラスチックスの開発と応用 |
平井 伸治 |
室蘭工業大学 |
加賀 壽 |
室蘭工業大学 |
耐熱性とリサイクル性で既存のバイオプラスチックを凌駕する性能の獲得に成功したことが評価できる。さらなる進展が期待される。 |
23 |
細菌が合成するナノ磁性ビーズ鎖の研究と医療技術への応用 |
澤田 研 |
室蘭工業大学 |
朝日 秀定 |
室蘭工業大学 |
研究目標が充分に達成されたとはいえないが、新規磁気タンパク質を同定しており、学会公表前に特許出願が望まれる。 |
24 |
前走車両方位検出センサの開発 |
永草 淳 |
十勝圏振興機構 |
飛川 剛 |
十勝圏振興機構 |
当初の目標が達成できており、今後は、本センサが前方車両の自動追尾用センサとしてに活用できるよう、継続的に開発を進めることが望まれる。 |
25 |
たわみを抑制したブームスプレイヤーのアーム形状の開発 |
佐藤 典彦 |
十勝圏振興機構 |
飛川 剛 |
十勝圏振興機構 |
当初の目標を十分達成したとは言い難いが、ブームスプレイヤーの開発において、製作前の段階で3D-CADを活用したシミュレーションを行うことにより、開発効率が向上することが期待できる等の成果を得られている。さらなる進展が望まれる。 |
26 |
酵母を併用した特長的芳香を有する新規発酵バターの開発 |
川原 美香 |
十勝圏振興機構 |
大庭 潔 |
十勝圏振興機構 |
従来とは異なる風味のバターの製造につながる実験結果が得られている。特に既存の設備、製法を維持したまま応用できる事から,普及に関しても有望性があり、さらなる進展が望まれる。 |
27 |
ランダム配向膜を用いた液晶可変光変調器 |
角田 敦 |
千歳科学技術大学 |
大沼 友一郎 |
千歳科学技術大学 |
まだ検討すべき課題はあるが、当初の目標はほぼ達成している。また、研究成果は企業化へ繋がる展開の可能性が期待され、さらなる進展が望まれる。 |
28 |
ウシ小型ピロプラズマ病血清診断用抗原の標準化 |
河津 信一郎 |
帯広畜産大学 |
田中 一郎 |
帯広畜産大学 |
予定していた試験はほぼ実施されており、早期の実用化に向けた研究開発が望まれる。 |
29 |
ブラウンスイス種の乳を用いた高機能性乳製品の開発 |
花田 正明 |
帯広畜産大学 |
藤倉 雄司 |
帯広畜産大学 |
ほぼ期待通りの成果が得られており、実務でのコスト積算を考え、今後に向けた研究の発展が望まれる。 |
30 |
セルロース系バイオマス分解性糸状菌の開発 |
小田 有二 |
帯広畜産大学 |
藤倉 雄司 |
帯広畜産大学 |
アカパンカビとしての成果は得られている。実用化にむけて、具体的なプランを明確にし、更に活性菌株の取得が望まれる。 |
31 |
乳牛の成長ホルモンおよび黄体形成ホルモン受容体多型と卵巣機能との関連性の解明 |
清水 隆 |
帯広畜産大学 |
藤倉 雄司 |
帯広畜産大学 |
測定実施数は計画に満たないが、基本的成果をあげており、今後例数を増やして成果を確立することが望まれる。 |
32 |
農産物由来スフィンゴ脂質による消化管炎症に対する効果に関する研究 |
大西 正男 |
帯広畜産大学 |
田中 一郎 |
帯広畜産大学 |
モデル動物を用いた腸管炎症特性効果が一定で認められる結果を得ている。スフィンゴ脂質研究の長年の蓄積を基に、機能性素材としての有効利用面の開発を積極的に進めることが望まれる。 |
33 |
高度プラスチック分解性を有する新規微生物資材の開発と応用 |
大和田 琢二 |
帯広畜産大学 |
藤倉 雄司 |
帯広畜産大学 |
計画は予定どおり実施され、特許出願により知的財産権確保への行動が明確になされている。早期の実現化に向けたさらなる研究開発が期待される。 |
34 |
家畜糞尿の堆肥化促進および臭気抑制効果を有する炭化物資材の開発 |
谷 昌幸 |
帯広畜産大学 |
田中 一郎 |
帯広畜産大学 |
炭化物資材調製試験の成果が評価できる。堆肥化促進メカニズムの解明などの基礎データの蓄積、使用効果の実証試験が望まれる。 |
35 |
イヌのブルセラ病の簡易診断法の開発と応用 |
度会 雅久 |
山口大学 |
大高 聰 |
山口大学 |
研究代表者により開発されたSODを特異抗原として用いる簡易診断法が、実際の犬のブルセラ病の診断に有用であるかどうか、実用性も含めてまだ検証されていない。最終的な診断には、本診断法のみではなく、従来の血清学的および細菌学的試験とあわせた総合的な診断が必要と一般的に考えられる。この点も含め、野外での「実用性」の検証が必要と考える。 |
36 |
農用馬の食肉転用に関する基礎的研究 |
島田 謙一郎 |
帯広畜産大学 |
藤倉 雄司 |
帯広畜産大学 |
食肉用として硬さ等基礎的知見が得られた成果が大きく、今後は成果の活用が望まれる。 |
37 |
セラミックを利用した高品質チーズの技術開発に関する研究 |
永島 俊夫 |
東京農業大学 |
西澤 信 |
東京農業大学 |
画期的で効果が期待できる課題であり、セラミック効果を明確にするための各種熟成型チーズの更なる検証が望まれる。 |
38 |
北海道産ホッキ貝の特色を生かした短期間食品熟成法の開発 |
岩波 俊介 |
苫小牧工業高等専門学校 |
東藤 勇 |
苫小牧工業高等専門学校 |
当初の試験項目を予定通り終了し、取得したデータをもとに他制度へ発展的に展開する足がかりができており、オンリーワンの製品が期待される。 |
39 |
微生物活性化材を用いた地盤改良工法の開発と応用 |
吉澤 耿介 |
苫小牧工業高等専門学校 |
東藤 勇 |
苫小牧工業高等専門学校 |
地球環境に優しい工法として有効であり、企業化のためには締固め回数や含水比等をパラメータにした実験データが望まれる。 |
40 |
木質系廃棄バイオマスから環境調和型高吸水性材料への変換技術開発 |
甲野 裕之 |
苫小牧工業高等専門学校 |
東藤 勇 |
苫小牧工業高等専門学校 |
ほぼ計画は実行されており、知財戦略が評価できる。CM化とアセチル化セルロースでは性質が異なるので、両方を作り比較する等の検証が望まれる。 |
41 |
天然糖質による誘導抵抗性を利用したイネの病害防除技術の開発 |
今井 亮三 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
清水 條資 |
科学技術振興機構 |
天然物で食品にも使用されるトレハロースに、イネいもち病菌抵抗性を誘導する活性を見出したことを端緒に始められた本研究はユニークである。ほぼ計画どおりの成果が得られており、新たな課題の取り組みが望まれる。 |
42 |
災害時構造物モニタリングのための無線センサネットワーク制御の研究 |
藤原 孝洋 |
函館工業高等専門学校 |
東藤 勇 |
苫小牧工業高等専門学校 |
技術的な問題点が明らかとなり、当初の計画は達成されたと判断できます。今後、実機試験なども含め実用性についてさらなる検討が望まれる。 |
43 |
水産系副次産物を利用した高機能性材料に関する試験研究 |
下野 功 |
函館地域産業振興財団 |
澤谷 拓治 |
函館地域産業振興財団 |
当初の試験項目を予定通り終了しデータが取得できている。オンリーワンの極めて独創的な研究であり、鉱物資源に乏しい我が国に必須の研究であることを踏まえ、権利化は勿論、企業との連携を通して実用化へつなげることが期待される。 |
44 |
低輝度高視認性発光表示機器の開発に向けた視認性評価技術に関する研究 |
村田 政隆 |
函館地域産業振興財団 |
澤谷 拓治 |
函館地域産業振興財団 |
当初の目標どおり評価装置の試作について成果と、視認性試験の今後の展開に一定の方向性が得られており、さらなる進展が望まれる。 |
45 |
象牙質フォスフォフォリン由来ペプチドを用いた硬組織再生治療への応用 |
安田 善之 |
北海道医療大学 |
蛸島 武広 |
北海道医療大学 |
石灰化物の結晶成長をリアルタイムで確認することに成功しており、動物実験等によるさらなる進展が望まれる。 |
46 |
再石灰化促進作用を有する歯科材料の開発−虫歯修復材の耐久性向上を目指して− |
伊藤 修一 |
北海道医療大学 |
蛸島 武広 |
北海道医療大学 |
所期の研究計画とは異なったが臨床応用を見据えた変更で、その結果今後の研究開発に繋がる成果が得られ、学会でも一定の評価が与えられている。企業との共同研究も進めており、特許戦略も考えられており、さらなる進展が期待される。 |
47 |
歯周病原菌の新規ペプチド抗原の診断・予防への応用 |
磯貝 恵美子 |
北海道医療大学 |
蛸島 武広 |
北海道医療大学 |
申請内容と実際の試験内容が一致していない部分がある点が気になるが、十分な研究データが得られており、実用化も可能と思われ、さらなる進展が望まれる。 |
48 |
ヒト毒性軽減を指向したフェノキシ酢酸系および安息香酸系農薬の開発 |
遠藤 哲也 |
北海道医療大学 |
蛸島 武広 |
北海道医療大学 |
本事業以前からの明確な進展が報告書からは読み取れず、外注予定の化合物の合成が出来ていないなど、予算や研究実施に疑問が残る。計画の実施が望まれる。 |
49 |
魚類酵素の性質の解明と動物用医薬品への応用 |
関崎 春雄 |
北海道医療大学 |
蛸島 武広 |
北海道医療大学 |
研究計画が充分に実施されたとは言えないが、特許出願を模索中であり、将来の企業化への可能性も残されている。今後の進展が望まれる。 |
50 |
自己修復能を有する歯科用歯質接着性レジンの開発 |
橋本 正則 |
北海道医療大学 |
蛸島 武広 |
北海道医療大学 |
自己修復機能を持つナノカプセル含有レジンの開発に期待できる成果が得られている。今後の研究開発の方向性や知財戦略も考えており、さらなる進展が期待される。 |
51 |
薬液を注入できる局所麻酔注射シミュレータの実用化研究 |
工藤 勝 |
北海道医療大学 |
蛸島 武広 |
北海道医療大学 |
研究は当初の計画通り大方遂行されており、知的財産権の確保や企業化に向けた検討もされている。さらなる進展を期待する。 |
52 |
薬用植物カンゾウの薬理成分トリテルペノイドの生成技術の開発 |
高上馬 希重 |
北海道医療大学 |
蛸島 武広 |
北海道医療大学 |
計画はほぼ実施されており、有効成分含量を高くする技術が評価できる。事業化のプロセスを明確にすることが望まれる。 |
53 |
光造形を活用した矯正歯科治療支援ツールの開発 |
上地 潤 |
北海道医療大学 |
蛸島 武広 |
北海道医療大学 |
当初の計画はほぼ実施され、高精度な歯科矯正治療ツールの臨床応用が期待できると思われる。早めの特許出願が望まれる。 |
54 |
腋窩臭減少効果をもつ薬剤の特定、腋窩臭分子の同定およびその測定法の開発 |
新川 詔夫 |
北海道医療大学 |
蛸島 武広 |
北海道医療大学 |
研究期間が短く期待どおりのサンプル数が得られていないが、その誘導体あるいは関連物質が有効である可能性があり、さらなる検索を進めることが望まれる。 |
55 |
世界初の歯根面バイオコ−ティングを活用した汚染抜去歯再植の実用化研究 |
村田 勝 |
北海道医療大学 |
蛸島 武広 |
北海道医療大学 |
抜歯した歯を除菌して骨結合脳を付加後に再移植する方法を開発し、実際に臨床応用を行い、一定の成果を上げている。特許出願も予定されており、企業との共同研究も検討され、特筆すべき成果が得られており、さらなる進展が期待される。 |
56 |
巨大ポリペプチド高速固相合成法の新薬開発への応用 |
松浦 俊彦 |
北海道教育大学 |
清水 條資 |
科学技術振興機構 |
一部を除いてほぼ計画通りに実施されており、最も重要であるペプチドの構造解析・機能評価に関するより詳細な報告が望まれる。共同研究先の探索等によるさらなる進展が望まれる。 |
57 |
凍結路面μの非接触光計測に関する研究 |
城戸 章宏 |
北海道自動車短期大学 |
能戸 正 |
北海道自動車短期大学 |
反射・吸収特性について解析がなされているが、凍結層へのレーザ照射時の具体的なデータ、解析結果の明確な記載と、企業化への可能性、知財権確保への具体的検討が望まれる。 |
58 |
微小コロイド粒子を用いた細胞膜分子の定量化技術の開発 |
岡嶋 孝治 |
北海道大学 |
堀田 大介 |
北海道大学 |
データの再現性に問題があり実施できない試験項目があったが、基礎技術の構築が出来ており、当初目標を概ね達成している。さらなる検討が望まれる。 |
59 |
環境プロテオミクスに基づく汚染土壌修復法の開発 |
笠原 康裕 |
北海道大学 |
清水 條資 |
科学技術振興機構 |
基礎研究として新規性が高く、良質でユニークである。応用への視点、今回の解決方法の設定のさらなる検討が望まれる。 |
60 |
ペプチド合成酵素を用いた大腸菌による抗がん剤ライブラリー構築法の開発 |
及川 英秋 |
北海道大学 |
清水 條資 |
科学技術振興機構 |
短期間で実用化に達成する課題でないが、大きく前進している。一部の計画変更も合理的な内容であり、さらなる進展が望まれる。 |
61 |
安全性の高い生体内分子ガレクチンのインフルエンザ予防・治療薬としての実用化研究 |
宮崎 忠昭 |
北海道大学 |
東 陽介 |
科学技術振興機構 |
ガレクチンがインフルエンザウイルスの亜系に関係なく感染予防効果を持つ可能性のあることを証明し、特筆すべき成果を出している。企業の共同研究も見込まれ、特許戦略も考えられている。十分に目標を達成しており、今後の展開が期待される。 |
62 |
高温で安定動作する高効率GaN電力変換トランジスタの開発研究 |
橋詰 保 |
北海道大学 |
堀田 大介 |
北海道大学 |
計画は充分達成されており、優良な成果が得られている。今後の技術移転先企業を想定した実践的なコーディネートが期待される。 |
63 |
発光測定の信頼度確立を目指した標準発光ビーズの開発 |
近江谷 克裕 |
北海道大学 |
清水 條資 |
科学技術振興機構 |
実用レベルの標準発光ビーズの開発が順調に進んでおり、企業化を見据えた他制度への展開も示され、特許につながる成果が得られており、さらなる進展が望まれる。 |
64 |
ニードル型半導体ダイヤモンド電子源のパルス動作特性の把握 |
金子 純一 |
北海道大学 |
堀田 大介 |
北海道大学 |
一連の研究による基礎データの取得という、当初の目的は達成できている。実用化までには解決すべき課題が残されているが、今後の展開が期待される。 |
65 |
メタン発酵消化液を代替肥料とした稲作の実現 |
荒木 肇 |
北海道大学 |
清水 條資 |
科学技術振興機構 |
計画はほぼ実施され、目標とした基本的成果をあげており、実用化の課題に向けアクションもおこしており期待できる。今後の進展による知財権確保の検討が望まれる。 |
66 |
高度な選択性を有する魚卵アレルゲン検知系の開発 |
佐伯 宏樹 |
北海道大学 |
小川 晴也 |
北海道大学 |
オリジナリティーの高い着実な成果が得られており、実用化に向け関連企業との共同作業等が望まれる。さらなる進展が期待される。 |
67 |
自動生体上皮採取装置の開発と応用 |
坂井 直樹 |
北海道大学 |
清水 條資 |
科学技術振興機構 |
上皮摂取装置の開発への取り組みは大きく前進しており、検討すべき課題が明確になっている。今後のさらなる展開が望まれる。 |
68 |
食肉中のエネルギー代謝促進物質の探索と実用化 |
若松 純一 |
北海道大学 |
小川 晴也 |
北海道大学 |
当初の目標が達成され成果が得られています。今後、羊肉ペプチドの同定や食品素材化が望まれる。 |
69 |
糸状菌由来生理活性物質によるバレショマイクロチューバー技術の弱点の補完とその応用 |
松浦 英幸 |
北海道大学 |
土方 健二 |
科学技術振興機構 |
馬鈴薯に対する有効性は証明が得られていないが、他の作物には検討の価値がある。さらなる研究の進展が望まれる。 |
70 |
ハスカップ苦味成分ロガニンの解析と未利用資源「葉」の有効利用 |
星野 洋一郎 |
北海道大学 |
蛸島 武広 |
北海道医療大学 |
計画はおおむね実施され成果が期待される。商品開発の視点を持って、新たなハスカップの魅力が発信されることが望まれる。 |
71 |
ポンプを搭載したハンドヘルド液体クロマトグラフィーシステムの開発 |
石田 晃彦 |
北海道大学 |
佐藤 完二 |
科学技術振興機構 |
基礎データが取得され、超小型分離装置の開発に成功し分析機器メーカーとの連携も実施し、成果があがっている。実用化のへの実証が望まれる。 |
72 |
有機分子交互積層法による有機薄膜材料の開発−ディスプレイへの応用 |
増田 卓也 |
北海道大学 |
佐藤 完二 |
科学技術振興機構 |
計画はおおむね実施されているが、一部達成されているかが明確に読み取れない部分が見受けられる。企業化へ向けた検討もなされており、さらなる進展が望まれる。 |
73 |
医薬合成原料光学活性シアノヒドリンの高純度合成法の開発 |
大熊 毅 |
北海道大学 |
吉田 光則 |
北海道大学 |
実用性の高い触媒が開発され、企業との共同研究が確実に実施された優れた成果である。企業化に向けた展望はまだクリアしなければならない課題はあるが、知財権も出願済みであり、さらなる進展が期待される。 |
74 |
液中グロー放電による植物由来プラスチック製造用触媒塩化クロムナノ粒子の開発 |
谷津 茂男 |
北海道大学 |
奈良林 直 |
北海道大学 |
当初の計画に対し、十分な成果が得られているとともに、次のステップへ進む足がかりもできている。HFMの同定、転化率、触媒寿命等の明らかにすべき点があるが、今後の研究の進展および企業化への取り組みが期待される。 |
75 |
システムLSI用 ループフィルタ省略型 位相同期回路の開発・研究 |
池辺 将之 |
北海道大学 |
中村 雅人 |
北海道大学 |
新たな手法に基づくPLL要素回路を試作し、その性能の検証ばかりではなく、雑音解析および高速ロック機構手法の確立の面で、当初の目標とする成果が得られている。企業との共同研究の可能性が高く、今後の進展が期待される。 |
76 |
超高密度の発熱体の創製−マイクロフレームによる任意形状燃焼面の実現− |
中村 祐二 |
北海道大学 |
堀田 大介 |
北海道大学 |
一部計画に満たないところがあるが、知財の確保も行っており、事業化に向けた継続研究が望まれる。 |
77 |
DMEを燃料とするオンデマンド水素生成技術の研究 |
藤田 修 |
北海道大学 |
奈良林 直 |
北海道大学 |
当初の目標に到達し、市場を限ればその実用化の可能性があると思われる。さらなる技術的検討が望まれる。 |
78 |
道産キトサンを用いた歯槽骨再生ナノ複合体の開発と実用化 |
柏崎 晴彦 |
北海道大学 |
土方 健二 |
科学技術振興機構 |
ほぼ計画通り充分な成果が得られていると思われるが、結果数値を具体的に示すことが求められる。今後さらなる進展が望まれる。 |
79 |
腫瘍血管内皮マーカーの事業化-腫瘍血管を標的とする新規抗ガン剤ならびに早期診断システムの開発- |
樋田 京子 |
北海道大学 |
清水 條資 |
科学技術振興機構 |
実用化に向けた共同研究を製薬会社と結んでおり、特許につながる十分な実質的成果が得られている。さらなる進展が望まれる。 |
80 |
AKT活性特異的阻害ペプチドに基づく抗腫瘍剤の開発 |
野口 昌幸 |
北海道大学 |
須佐 太樹 |
北海道大学 |
計画は動物実験までは到達していないが、ペプチド投与により発現遺伝子解析などを終えている。臨床試験への移行にはまだいくつかのステップが必要であるが、着実な成果が望まれる。 |
81 |
硬野菜加工作業のロボットによる自動化技術の開発 |
和田 充雄 |
北海道大学 |
中村 雅人 |
北海道大学 |
(辞退) |
82 |
インスリン感受性糖輸送担体をターゲットとした糖尿病治療薬の開発 |
佐藤 久美 |
北海道薬科大学 |
東 市郎 |
北海道薬科大学 |
新しいメカニズムの治療薬へのアプローチの可能性がある。連携できるチームの探索等が望まれる。 |
83 |
炎症性腸疾患の薬物治療におけるステロイド反応性の診断法の開発と実用化 |
齊藤 嘉津彦 |
北海道薬科大学 |
清水 條資 |
科学技術振興機構 |
ハードルが高いと思われるテーマであり、目標とした研究成果は得られていないようだが、今後も実験データの積み重ねによる進展が望まれる。 |
84 |
感染性胃腸炎の主原因であるノロウイルスの感染増殖系の開発 |
工藤 伸一 |
北海道立衛生研究所 |
桂 英二 |
北海道立衛生研究所 |
チャレンジングな課題であり、当初の目標は達成されなかったが基礎的技術を確立し、今後の方向性を見出している。研究目的の実現が望まれる。 |
85 |
コマンド予測型次世代3次元モデリングツールの開発 |
安田 星季 |
北海道立工業試験場 |
綿貫 幸宏 |
北海道中小企業総合支援センター |
計画はおおむね実施されており、試作版の評価も良好な結果となっている。製品化について改良すべき点は残っているが、技術的には可能であり、今後のさらなる進展が望まれる。 |
86 |
張力制御によるキャスティング型作業システムに関する研究 |
浦池 隆文 |
北海道立工業試験場 |
鈴木 耕裕 |
北海道立工業試験場 |
投てき試験装置の製作・試用が評価できます。成果へのニーズの明確化が望まれる。 |
87 |
メタン発酵消化液の高速処理技術の開発 |
鎌田 樹志 |
北海道立工業試験場 |
後町 光夫 |
北海道立工業試験場 |
研究実施計画が遂行されており、実用化への課題が明確になっている。企業化に向けてさらなる実証試験が望まれる。 |
88 |
ALS病等による運動性構音障害患者のための発話支援システムに関する研究 |
橋場 参夫 |
北海道立工業試験場 |
鈴木 耕裕 |
北海道立工業試験場 |
当初計画は手堅い手法により達成されている。製品化に関して、使用者サイドに立った改良が期待される。 |
89 |
金属酸化物触媒を用いた水循環系内での結合塩素抑制方法の開発 |
浅野 孝幸 |
北海道立工業試験場 |
後町 光夫 |
北海道立工業試験場 |
現状プールの循環システムで起きている不具合に関して、本成果によるプロセスを組み込むことの効果を実証し、その速やかな実用化への進展が望まれる。 |
90 |
表面筋電による深層筋活動計測技術の研究開発 |
中島 康博 |
北海道立工業試験場 |
綿貫 幸宏 |
北海道中小企業総合支援センター |
数カ所のデータから有限要素法を用いることにより計測の可能性を見いだしており、実用化・製品化において、機器メーカーの協力があり共同開発が予定されている。知的財産は画期的なものであり、今後のさらなる発展が期待される。 |
91 |
ナノインデンテーション法を用いた金属間化合物の機械的特性評価技術の開発 |
田中 大之 |
北海道立工業試験場 |
吉田 光則 |
北海道大学 |
金属材料の新規な方法による信頼性評価法に係わる技術開発であり、特に微小領域における評価技術としての進展が望まれる。 |
92 |
光触媒抗菌機能を有する有機樹脂基材の開発 |
齋藤 隆之 |
北海道立工業試験場 |
吉田 光則 |
北海道大学 |
実用化を目指す製品が具体的に明確であり、計画通りの研究成果が得られて特許も出願しており、基本技術としてはほぼ確立したと判断される。企業からの協力も得られており、コスト的課題を早急に検討して早期の実用化が期待される。 |
93 |
ウシ急性相蛋白の臨床応用の研究 |
中村 正明 |
北海道立根釧農業試験場 |
陰山 聡一 |
北海道立畜産試験場 |
研究実施計画に記載されていたハプトグロビンの基準値作成と臨床マーカーとしての利用の可能性検討を完了している。知的財産権の確保は可能と考えられ、実際の製品化に向けて開発検討が期待される。 |
94 |
ナチュラルチーズの熟成工程における香気特性評価に関する研究 |
河野 慎一 |
北海道立食品加工研究センター |
長島 浩二 |
北海道立食品加工研究センター |
計画はおおむね実施されており、長期展望でのデータ集積により実用化に向けて継続実施が望まれる。 |
95 |
醤油および発酵魚醤油製造用乾燥スターターの開発と応用 |
吉川 修司 |
北海道立食品加工研究センター |
長島 浩二 |
北海道立食品加工研究センター |
計画が適切で、よい成果が得られている。市場ニーズが高く、技術的にもほぼ完成しており、特許出願と一日も早い上市が期待される。 |
96 |
寒冷地でのマロラクティック発酵に適した新規乳酸菌株の特性発現機構の解明とその実用化試験 |
橋渡 携 |
北海道立食品加工研究センター |
長島 浩二 |
北海道立食品加工研究センター |
新規MLF乳酸菌株の発見は新規性が高いが、今回の実験計画の中で達成度が低くなっており、計画の再検討が望まれる。新規乳酸菌の登録、応用が期待される。 |
97 |
ワカサギ卵の生化学的手法による品質評価技術の開発 |
眞野 修一 |
北海道立水産孵化場 |
竹内 勝巳 |
北海道立水産孵化場 |
当初計画の試験項目を予定どおり終了している。知財権についての検討と、今後の進展が望まれる。 |
98 |
積層木材による高機能パーティションの開発 |
石川 佳生 |
北海道立林産試験場 |
斎藤 直人 |
北海道立林産試験場 |
ほぼ計画は実行されており、コストや意匠の問題をクリアして北海道の木材産業の発展への貢献が期待される。知財権は特許権より意匠権で保護すべきと思われる。商品化についてマーケット調査等が望まれる。 |
99 |
新規木質面材料を応用した軽量かつ高強度な木質構造材料の開発 |
大橋 義徳 |
北海道立林産試験場 |
斎藤 直人 |
北海道立林産試験場 |
製造条件の検証については、接着工程の適正試験を行ったとしているが、その結果が報告書でふれられていないと思われる。コスト面や、知財権の取り方等に検討が必要です。 |
100 |
木材乾燥機を活用したアセチル化木材の効率的製造技術の開発 |
長谷川 祐 |
北海道立林産試験場 |
斎藤 直人 |
北海道立林産試験場 |
木材乾燥機を用いた気相アセチル化は、道内企業でも導入しやすい方法であり、研究内容も現実的なもので、適切に取り組まれている。企業化と知財権に関しての検討とさらなる進展が望まれる。 |
101 |
イオン交換膜ならびに電極板を用いた木材糖化液からの硫酸回収技術の開発 |
檜山 亮 |
北海道立林産試験場 |
斎藤 直人 |
北海道立林産試験場 |
他の手法比べた効率化・実用化の課題について知見を得ている。実用化には改善すべき課題が多いが、知的財産は鉛蓄電池の脱着原理を応用する面では可能性が高く、さらなる進展が望まれる。 |
102 |
流動抵抗低減表面改質への撥水性溶射皮膜の応用 |
進藤 覚弥 |
北見工業技術センター運営協会 |
二俣 正美 |
北見工業大学 |
当初計画は遂行され、企業化に必要なデータが蓄積できている。技術確立に向けた今後の進め方も具体的に考えられており、企業化に必要な知的財産権の早急な確保が期待される。 |
103 |
酢酸カルシウム系多機能凍結防止剤の開発 |
伊藤 英信 |
北見工業大学 |
二俣 正美 |
北見工業大学 |
計画はおおむね実施されている。量産化工業プロセス、酢酸の安価な入手等の検討を含めた進展が望まれる。 |
104 |
液晶素子を利用する凍結路面検出装置の開発 |
三浦 則明 |
北見工業大学 |
二俣 正美 |
北見工業大学 |
基本アイデアと開発に当たっての取組方向が適切であり、凍結路面での実証試験以外は概ね当初の計画が実行され、知的財産権への検討も考慮している。さらなる進展が望まれる。 |
105 |
高耐熱性銀薄膜を応用した新規透明導電膜の開発 |
川村 みどり |
北見工業大学 |
内島 典子 |
北見工業大学 |
レアメタルの代替材料の開発という点で意義ある研究であり、研究計画も適切に実施され、当初の目標は達成されている。今後、企業化への鍵となる透過率の改善が期待される。 |
106 |
既存データが少量でも分類可能な文書分類技術の開発と応用 |
前田 康成 |
北見工業大学 |
有田 敏彦 |
北見工業大学 |
新たな問題点が見つかったものの、当初の目的は基本的に達成し特許も出願されている。技術の優位性を示すさらなる進展が望まれる。 |
107 |
普及型車載凍結路面検知システムの試作開発研究 |
堀 彰 |
北見工業大学 |
百瀬 雅将 |
北見工業大学 |
スリップ危険度の把握状況は明確ではないが、光学測定による路面認識方法の確立と、実際の路面状態との対応についてはほぼ計画通りの成果が得られており、計器のリアルタイム化についても今後の方向性は明確である。企業化の具体的イメージと特許化についての検討が望まれる。 |
108 |
「食の安全」高度化を可能にする細菌叢プロファイリング法の開発と応用 |
村松 康和 |
酪農学園大学 |
横田 愽 |
酪農学園大学 |
計画した菌種数に満たないが、1菌種について良い成果を挙げており、今後の発展・応用が充分期待される。 |
109 |
牛腹腔鏡下第四胃変位整復手術の開発と応用 |
田口 清 |
酪農学園大学 |
山田 龍翁 |
酪農学園大学 |
開腹手術を行わずに第4胃変異の治療を行うことを目指したもので、一定の成果があがっていると思われる。さらなる進展が望まれる。 |
No. |
研究課題名 |
研究者 |
コーディネータ |
評価コメント |
氏 名 |
所 属 |
氏 名 |
所 属 |
128 |
木質バイオマスガス化炉産炭化物を利用した高機能炭素材料の開発 |
照井 教文 |
一関工業高等専門学校 |
佐々木 蔵寿 |
いわて産業振興センター |
平成20年6月の岩手・宮城内陸地震で設備の運転に支障が生じ、限定的な検討となった。検討の結果、Pbの吸着能力が市販品より高いことが確認できた。今後継続検討が望まれる。 |
129 |
プロテインアレイを用いた蛋白定量解析の癌治療への応用 |
西塚 哲 |
岩手医科大学 |
大島 修三 |
いわて産業振興センター |
所期の計画に従って研究は進められたと判断できるが、データ解析が進行中である。現状、手作業で行っている部分の自動化等を進める事で研究の効率化や将来的な実用化につなげることが望まれる。 |
130 |
鋳鉄製厨房用品への無機質塗料の塗装法開発と応用 |
長嶋 宏之 |
岩手県工業技術センター |
町田 俊一 |
岩手県工業技術センター |
有機塗料の問題点を解決すべくハイブリッド型無機塗料に着目、実用確認の段階まで進めたことは評価できる。今後、塗装方法の検討を進めることで早期実用化が望まれる。 |
131 |
リンドウにおける効率的な花色選定技術の開発 |
中塚 貴司 |
岩手生物工学研究センター |
勝部 和則 |
岩手生物工学研究センター |
幼植物の期間の長いリンドウで花色を決定する遺伝子情報が整理されたことは、リンドウの育種技術にとって有効な成果である。今後、育種年限の短縮や花色の多様化への展開等の成果が期待される。 |
132 |
スズ合金薄膜負極/集電体一体化技術を用いるリチウム二次電池の高性能化 |
宇井 幸一 |
岩手大学 |
中戸川 明広 |
岩手大学 |
所期の計画はほぼ達成できた。合金の種類やパルス電析などに検討すべきパラメータは多いが、特許出願や企業との共同研究を進める事で企業化が期待される。 |
133 |
近未来居住環境における木質系磁性電波吸収建材ボードに関する開発研究 |
岡 英夫 |
岩手大学 |
中戸川 明広 |
岩手大学 |
木質財の高周波インピーダンスに関する基本性能と磁性木材の複合・構成手法に関する知見が得られ、今後、特許化と企業との共同研究による実用化が期待される。 |
134 |
誰にでもできる簡易な家畜の血中下垂体前葉ホルモン濃度測定系の開発 |
橋爪 力 |
岩手大学 |
中戸川 明広 |
岩手大学 |
TR-FIAにより、ホルモン濃度測定値が得られたことは評価できる。今後、種々の家畜に対し測定を行い有効性の確認を進めることで実用化が期待される。 |
135 |
ローズマリー由来のカルノシン酸のヒト脂肪肝予防への応用 |
佐藤 拓己 |
岩手大学 |
小川 薫 |
岩手大学 |
研究は計画どおり進行しており、また予想をはるかに凌ぐ成果も生まれている。機能性食品への実用化・企業化に向けてさらならなる飛躍が期待される。 |
136 |
ネコ尿タンパク除去キットの開発 |
山下 哲郎 |
岩手大学 |
小川 薫 |
岩手大学 |
ネコ尿コーキシンの阻害活性を有する化合物を見出した点は評価されるが、残された課題もあり、今後更なる研究が望まれる。 |
137 |
バーナー還元炎による新しい金属微粉末製造 |
山口 勉功 |
岩手大学 |
近藤 孝 |
岩手大学 |
バーナー還元炎により微粉末の製造のプロセス解明は進展したが、目標とする直径100nmの微粒子の生産には至っていない。今後、更なる基礎的検討が望まれる。 |
138 |
新規ナノコンポジット薄膜を活用したサーミスタ素子の開発 |
山口 明 |
岩手大学 |
小川 薫 |
岩手大学 |
ナノコンポジッドによるサーミスタ素子の実現可能性に関する知見が得られた。今回の成果を基に実用化に向け着実な研究の展開が望まれる。 |
139 |
低湿度下でも高いプロトン伝導性を有する新規芳香族炭化水素系高分子電解質膜の開発 |
芝崎 祐二 |
岩手大学 |
小川 薫 |
岩手大学 |
新規芳香族炭化水素系高分子電解質膜にて耐熱性、機械的性質などの点で従来品を凌駕する膜の開発を目指したが、狙い通りのものが得られなかった。今後、本研究で得た基礎的知見を生かし更なる基礎的研究が望まれる。 |
140 |
結合分子接着剤を基点とするグラフト重合技術による材料表面の親水化 |
森 邦夫 |
岩手大学 |
小川 薫 |
岩手大学 |
当初の計画以上の試験結果が得られている。今後企業化に向け更なるの発展が期待される。 |
141 |
8の字形3次元微小振動を利用した金型鏡面研磨システムの開発 |
水野 雅裕 |
岩手大学 |
近藤 孝 |
岩手大学 |
本研究の結果、実用化が見通せる状態にまで近づいているものと判断される。日本の金型技術を維持発展させるためにも早期企業化が期待される。 |
142 |
廃棄貝殻を原料とする天然系無機防カビ剤の開発と応用 |
成田 榮一 |
岩手大学 |
小川 薫 |
岩手大学 |
初期の計画はほぼ達成できた。廃棄貝殻を防カビ剤および野菜・食料用洗浄剤として用いるための実用化開発試験に進むことが望まれる。 |
143 |
自己拡散土壌増強剤の開発と応用 |
大河原 正文 |
岩手大学 |
小川 薫 |
岩手大学 |
研究は順調に推移しているが、分子振動数と拡散係数の定式化には至っていない。今後更なるデータの蓄積が望まれる。 |
144 |
球状黒鉛鋳鉄とステンレス鋼の摩擦攪拌接合(FSW)法による複合化技術の開発 |
中村 満 |
岩手大学 |
菅原 隆平 |
岩手大学 |
球状黒鉛鋳鉄とステンレス鋼の接合の可能性を見出した点は評価できる。今後、実用化を念頭に対象を絞り検討を進めることが望まれる。 |
145 |
電磁超音波現象を用いた内部応力診断技術の開発と応用 |
長田 洋 |
岩手大学 |
牧野 平 |
岩手大学 |
計画通り着実に進んでいる。今後、原理やデーター解析法を確立し、対象領域を限定すれば、実用化は近いと期待される。 |
146 |
コンパクト化を目指した組立式伝統家具の構造開発とその応用 |
田中 隆充 |
岩手大学 |
小川 薫 |
岩手大学 |
得られた成果に基づき受注を受けて製品を製作中であり、特許出願も行なわれている。箪笥のみならず南部鉄瓶も対象にし、地場産業の発展に寄与すると判断される。 |
147 |
マイクロモーゼ効果を用いた有機半導体薄膜の微細結晶配向制御 |
藤代 博之 |
岩手大学 |
近藤 孝 |
岩手大学 |
微少領域磁束制御技術の検討に時間がかかり、所期計画の1/3は実施できなかったが、目的である微細結晶配向に必要な磁場を得る目処が立ったことは評価できる。今後この技術を基に結晶配向技術の検討が望まれる。 |
148 |
ZnO系薄膜を用いた高感度紫外線パネル検出器の開発 |
道上 修 |
岩手大学 |
大島 修三 |
いわて産業振興センター |
高抵抗 ZnO膜の低温形成と紫外線応答領域の解明は、実用化に向けた研究指針を策定する上での重要な知見であり、評価できる。今後、感度、応答速度、空間分解能等、パネル構造での特性評価を行うことで実用化が期待される。 |
149 |
トリアジンチオールを用いた新規配線技術の開発 |
馬場 守 |
岩手大学 |
小川 薫 |
岩手大学 |
所期の目標はほぼ達成され、今後、従来技術に対しての本研究のメリットとデメリットを明確にすることで、企業化への進展が期待される。 |
150 |
微細加工金型表面の撥水撥油機能付与離型処理技術の開発 |
平原 英俊 |
岩手大学 |
中戸川 明広 |
岩手大学 |
計画に従った作業が実施され、目論見通りの成果が得られている。今後は、企業との連携により、具体的な課題解決を目指した共同研究展開が期待できる。 |
151 |
岩手県久慈産琥珀とロシア産琥珀に含まれる機能性物質の差別化とその応用 |
木村 賢一 |
岩手大学 |
小川 薫 |
岩手大学 |
所期の目標はほぼ達成された。今後、特許化を進めるとともに機能性に関する更なる検討が期待される。 |
152 |
遺伝子発現解析を利用した牛体外受精胚の新規評価法の開発 |
澤井 健 |
岩手大学 |
今井 潤 |
岩手大学 |
所期の計画の一部は実行できなかったが、牛胚の発生・受胎能力を遺伝子発現にて評価でき胚の選抜や培養条件の最適化に適用可能であることが判明した点は評価できる。今後、本遺伝子評価による牛体外受精胚の培養法開発とその実証を行うことで実用化が望まれる。 |
153 |
米由来アルツハイマー病経口ワクチンの安全な投与法の開発 |
吉田 泰二 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
児嶋 清 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
所期計画の一部は未実施であったが、投薬法としてゲル化、カプセル化の有効性が示唆された。今後、有効性の更なる確認と企業との共同研究が望まれる。 |
154 |
DNA鑑定技術を用いた放流用ナマコの新たな標識法の開発 |
奥村 誠一 |
北里大学 |
及川 善裕 |
北里大学 |
当初計画に対し、ほぼ期待された成果が得られている。今回の成果を基に早期実用化が望まれる。 |
155 |
サキシトキシン群麻痺性貝毒の無害化技術の開発 |
佐藤 繁 |
北里大学 |
及川 善裕 |
北里大学 |
サキシトキシン等の貝毒を分解する物質を試験管レベルで特定できた。今後、治療薬の開発のみならず、加工食品に適用する際、食材の物性や味覚に及ぼす影響などの試験を行うことで企業化が期待される。 |
156 |
麻ひ性貝毒測定用ELISAキットの開発 |
児玉 正昭 |
北里大学 |
及川 善裕 |
北里大学 |
当初計画の目的を達成し、基礎的なデータの蓄積は着実になされている。今後、技術開発を企業と共同で進めることにより、早期企業化が期待される。 |
157 |
サケの未利用部位資源を高度有効活用したニホンウナギの種苗生産・養殖技術の開発 |
森山 俊介 |
北里大学 |
佐々木 守衛 |
いわて産業振興センター |
所期の計画は概ね行われた。給餌方法に課題を残したもののサケの成長増殖因子の効果は確認できた。今後更なるデータの蓄積により着実に実用化につなげていくことが望まれる。 |
No. |
研究課題名 |
研究者 |
コーディネータ |
評価コメント |
氏 名 |
所 属 |
氏 名 |
所 属 |
158 |
シイタケ種菌の遺伝的劣化を検出するDNAマーカーの開発 |
千葉 直樹 |
宮城県農業・園芸総合研究所 |
田中 良 |
宮城県農業・園芸総合研究所 |
シイタケ種菌の劣化の指標となるマーカー候補を複数見出し、劣化を早期に判定する技術も確立されたことは評価できる。実用化へ向けて、DNAマーカーと機能性との関連についての検討が望まれる。今後の進展に期待する。 |
159 |
ハーフメタル・ナノ粒子との樹脂コンポジット磁気抵抗素子の開発 |
鈴木 勝彦 |
宮城工業高等専門学校 |
引地 智 |
みやぎ産業振興機構 |
コンポジットにより安価な磁気抵抗素子を開発する視点は評価できる。当初設定した目標は未達成であるが、課題解決のための方法が見出された。本研究で見出された知見の新規応用も含めて、実用化の視点から研究を継続することを期待する。 |
160 |
新規酵母による海藻からバイオエタノール生産法の開発 |
金内 誠 |
宮城大学 |
渡邉 君子 |
東北大学 |
夢のある意欲的テーマに果敢に挑戦したことは評価できるが、当初の研究計画を遂行できず、目標の達成に至っていないのは残念である。再度目標設定、研究計画作成を行い継続して研究を進めて頂きたい。 |
161 |
アセチルアセトン亜鉛をMO-CVD原料としたa軸配向ZnO透明トランジスタの開発 |
羽賀 浩一 |
仙台電波工業高等専門学校 |
山口 一良 |
科学技術振興機構 |
MOCVDでa軸配向の当初目標は未達成であったが、c軸配向ではあるもののMOCVD法で試作したTFTで当初目標を上回る高移動度を達成したことにより、CVD原料の有用性を実証したことは評価できる。残された課題であるa軸配向ZnO薄膜の実現に期待する。 |
162 |
テーパースロットアンテナを用いた300GHz帯SBD検出器アレイの開発 |
鈴木 哲 |
仙台電波工業高等専門学校 |
羽賀 浩一 |
仙台電波工業高等専門学校 |
実用化へ向けた様々な問題を抽出し、いくつかについては着実に解決を図ったが、当初の計画で中心となっていた300GHz帯での特性が良くなく、今後も継続して研究を進めて頂きたい。今後の進展に期待する。 |
163 |
次世代医療用自動無痛採血・投薬ユニットの開発と応用 |
山本 英毅 |
東北学院大学 |
引地 智 |
みやぎ産業振興機構 |
実験装置は完成しており、ハードの開発は達成されている。現場での実用化に向けた期待に応えるために、吸収能と無痛化に関する改良について検討することが望まれる。今後の進展に期待する。 |
164 |
CO2ガス流評価用波長2ミクロン小型レーザーモジュールの開発 |
佐藤 篤 |
東北工業大学 |
町田 博 |
みやぎ産業振興機構 |
2μm帯という難しい波長帯でQCW動作まで行えたことは評価できる。実用化に向けては、CW動作の実現や、目的である二酸化炭素測定に特化した検討が不足な状態にあり、これらのデータのさらなる蓄積が望まれる。 |
165 |
近赤外領域超広帯域パルス光源の開発 |
上杉 直 |
東北工業大学 |
野澤 壽一 |
東北工業大学 |
低励起の実現以外はほぼ計画を達成し、光源として使用可能である性能まで到達したことは評価できる。今後は競合技術との比較検討と本技術のアピール点を明確化し、具体的な製品化ターゲットを決めて開発することが望まれる。 |
166 |
骨格筋組織繊維化防止治療薬(肉離れ治療薬)の開発 |
永富 良一 |
東北大学 |
渡邉 君子 |
東北大学 |
当初の目標がほぼ達成されている。線維化抑制標的遺伝子を同定し、そのsiRNA導入による抑制効果を確認したことは評価できる。今後はsiRNA導入による衛星細胞の消失という新たな問題点を解決し、実用化へ向けた研究を進めて頂きたい。今後の進展に期待する。 |
167 |
簡便・高効率・非加熱インジウム回収方法の開発 |
加納 純也 |
東北大学 |
佐藤 一樹 |
東北大学 |
実試料から金属インジウムを回収することができ、さらにITO粉末含有量が少ない場合、メカノケミカル法では金属インジウムを回収できないことも示された。今後、実用化のために必須である回収率の向上に関する技術開発(装置開発、コスト分析)の検討が望まれる。 |
168 |
高次な環境浄化機能を有する酸化チタンナノチューブのシステム化 |
関野 徹 |
東北大学 |
清水 裕一 |
大阪大学 |
ナノチューブの作成条件について多くの知見が得られている。環境浄化システムの構築までには至らなかったが実用化への方向性は見えており、共同研究企業とともに今後の研究継続を期待する。 |
169 |
原子レベルで表面形状を制御したナノ物質のための金属テンプレート |
吉見 享祐 |
東北大学 |
武田 省吾 |
東北大学 |
計画された実施項目は遂行できたが目標を達成するまでに至らなかったのは残念である。実用化された場合の社会的効果が大きいので、「無歪み」という目標の定量的な解決方法を計画に反映させて研究を継続することを期待する。 |
170 |
米糠トコトリエノールを利用した肥満になりたくない健康食品の開発 |
宮澤 陽夫 |
東北大学 |
田村 光彦 |
科学技術振興機構 |
トコトリエノールが白色脂肪細胞重量・面積の縮減に効果を示すことを検証した成果は評価できる。今後は機能メカニズムの解明、実質的な抗肥満効果の検証等が望まれる。今後の進展に期待する。 |
171 |
生涯発現が持続する、新しい超音波遺伝子導入法の実用化研究 |
熊谷 啓之 |
東北大学 |
渡邉 君子 |
東北大学 |
動物実験の認可が下りず、予定した研究が期間内に殆ど遂行されなかったのは極めて残念である。実用化へ向けて今後も継続して研究を進めることが望まれる。 |
172 |
転移性乳がん細胞を標的とした抗がん剤の開発と応用 |
権田 幸祐 |
東北大学 |
渡邉 君子 |
東北大学 |
抗体遺伝子の単離および改変型抗体の作成は期間中に遂行できなかったが、蛍光イメージング装置の開発で進展があり、評価できる。抗体に関するこれまでの蓄積があることから、今後の進展が期待される。既に抗体に関する特許を取得しているが、更なる知的財産確保も期待出来る。 |
173 |
建築物の構造ヘルスモニタリングと地震警報のためのオンライン波形情報活用システムの開発 |
源栄 正人 |
東北大学 |
芝山 多香子 |
東北大学 |
当初計画していたシステムの構築および接続テストによって目的を達成しており評価でき、今後の進展が期待される。今後は、システムの活用の増加に向けて、オープン化と権利化とをどのように進めるか、また本研究成果の知的財産権確保を期待する。 |
174 |
紫外線遮蔽機能を有するリン酸セリウム系「新規体質顔料」の開発 |
佐藤 次雄 |
東北大学 |
芝山 多香子 |
東北大学 |
当初計画以上の進歩、成果が得られており、評価できる。今後は複合化に関する特許出願、化粧品メーカーとの連携を進めて頂きたい。今後の進展に期待する。 |
175 |
マウス用胎児心電図装置の開発 |
佐藤 尚明 |
東北大学 |
渡邉 君子 |
東北大学 |
当初の目標である母体腹壁からの計測は得ていないが、低侵襲のマウス用胎児心電図装置の開発に成功しており、評価できる。現在準備中の企業との共同研究体制の確立および特許出願を期待する。 |
176 |
非侵襲組織標的性分子導入法を用いたがん確定診断法の開発 |
小玉 哲也 |
東北大学 |
渡邉 君子 |
東北大学 |
計画達成度および実用化へ向けた見通しが明確になっていないのは残念である。先ずプラスミドDNA作製を成功させ、引き続き研究を進めて頂きたい。今後の進展に期待する。 |
177 |
人工胎盤装置に応用できる膜型人工肺の開発 |
松田 直 |
東北大学 |
渡邉 君子 |
東北大学 |
膜型人工肺の作成には成功したが、それを用いた性能評価に十分な成果を上げることができなかったのは残念である。今後、膜型人工肺の性能向上により、実用化・知的財産権確保のため継続して研究を進めて頂きたい。今後の進展に期待する。 |
178 |
高屈折率ポリマー開発とスロットマイクロリング共振光回路応用 |
杉原 興浩 |
東北大学 |
平塚 洋一 |
東北大学 |
目標の10μmサイズの小型共振器が実現できていないが、有機無機ハイブリットにより屈折率2以上のポリマーを開発するという当初の目標値に近い成果を上げ、実用化へ向けた見通しが得られたことは評価できる。加工性の優れた光学素材として、今後の進展が期待される。 |
179 |
各REGタンパク質の高感度ELISA系の確立とそのIBD早期診断への臨床応用 |
菅原 明 |
東北大学 |
渡邉 君子 |
東北大学 |
短期間でIBD診断のための各種モノクローナル抗体が作成されており、実用化が期待される。当初設定した目標を達成するための研究を継続するとともに、研究成果の特許出願が望まれる。 |
180 |
生体用多層リン酸カルシウムコーティング膜の最適化 |
成島 尚之 |
東北大学 |
山口 一良 |
科学技術振興機構 |
実験計画項目をほぼ終了し、実用化へ向けた方向性がより明確になったことは評価できるが、設定した目標値である、密着力と疑似溶液「KoKuBo溶液」中でのアパタイト形成能の評価についての言及がなく、これらについての検討が望まれる。 |
181 |
世界最大の水蒸気吸着容量を有するヒートポンプ用「多孔質炭素」の開発 |
西原 洋知 |
東北大学 |
芝山 多香子 |
東北大学 |
一部目標は未達成であるが、達成までの具体的な手法は検討されている。今後は、コスト面からの検討も必要であり、合成手法の簡素化とともに、ヒートポンプ以外の用途も並行して検討することが望まれる。今後の進展に期待する。 |
182 |
微小流路内におけるマルチ細胞の捕集固定技術の開発 |
西澤 松彦 |
東北大学 |
田村 光彦 |
科学技術振興機構 |
使用サンプル量、クロスコンタミネーションについて、当初目標以上の結果が得られたことは評価できる。今後、固定した細胞の回収技術開発に進み、実用化へ向けて一連のプロセスを確立することが望まれる。 |
183 |
超高圧パルス噴霧燃焼によるCO2とNOxの同時低減 |
青木 秀之 |
東北大学 |
村上 雄一 |
仙台市産業振興事業団 |
環境対策などの観点から期待される技術内容であり、機構解明などの成果が得られたことは評価できるが、特許出願を検討する必要がある。今後、スケールアップの影響、具体的数値目標の明確化、すすの発生抑制などの検討が望まれる。今後の進展に期待する。 |
184 |
自動車排気熱発電用熱電変換材料の押出しプロセスの開発 |
陳 中春 |
鳥取大学 |
峠 竹彌 |
株式会社インテリジェント・コスモス研究機構 |
未実施研究項目がいくつかあるが、SiC粒子の添加による強度向上の知見を得ており、総合的にはほぼ計画どおりに終了している。今後は未実施項目の検討を含めた実用化研究を進め、特許出願も検討して頂きたい。 |
185 |
チャネルロドプシン−2遺伝子導入による視覚再生研究 |
富田 浩史 |
東北大学 |
手塚 靖 |
東北大学 |
動物実験における網膜細胞への遺伝子導入に関して、成果が得られている。ヒトでの臨床応用の実現には安全面を含めた多くのハードルが予想されるが、実用化は失明患者の視力回復に大きな福音となることから、今後の展開が期待される。 |
186 |
選択的IgM型モノクローナル抗体の高効率作成法の開発 |
武藤 哲彦 |
東北大学 |
手塚 靖 |
東北大学 |
ノックアウトマウスでの検討は十分になされているが、抗体作製システムまでには至っていない。実用化へ向けて更なるデータの蓄積が望まれる。今後の進展に期待する。 |
187 |
神経再生を促進するバナジウム化合物の創薬研究 |
福永 浩司 |
東北大学 |
渡邉 君子 |
東北大学 |
研究成果は高く評価できる。これまでの成果をもとに企業にアプローチし、共同開発を開始する必要があり、前臨床試験として製薬会社の協力を得られることが望まれる。 |
188 |
希土類窒化ケイ素をホスト結晶とする「新規白色LED用蛍光体」の開発 |
末廣 隆之 |
東北大学 |
芝山 多香子 |
東北大学 |
当初の目標を上廻る発光効率、高い高温安定性が得られている。今後は共同研究企業と連携して、実用上の課題、参入マーケットの検討を行うことが望まれる。 |
189 |
均一板状酸化セリウム粒子の創製と新規機能性の発見 |
殷 しゅう |
東北大学 |
町田 博 |
みやぎ産業振興機構 |
実用化を踏まえた研究を行ない、当初の目標を達成したことは評価できる。また本目的以外の新たな可能性も提案されており、早急に実用化の検討を進めて頂きたい。今後の進展に期待する。 |
190 |
酸化LDL認識ペプチドを用いたメタボリックシンドローム改善薬の開発 |
蝦名 敬一 |
いわき明星大学 |
渡邉 君子 |
東北大学 |
ほぼ目標が達成されている。これまでの成果は細胞実験の結果であるので、実用化へ向けて、動物実験での実証を行ない、次の段階へ進められることを期待する。 |
191 |
5-アルキルイミノフラノースライブラリー構築を基盤とするゴーシェ病治療薬の開発 |
今堀 龍志 |
東北薬科大学 |
田村 光彦 |
科学技術振興機構 |
計画した目的化合物の合成には成功したが、ゴーシェ病治療薬としての活性が無かったのは残念である。研究を継続して更なる進展を期待する。 |
192 |
認知症周辺症状(問題行動)を改善する薬剤の創製 |
中澤 孝浩 |
東北薬科大学 |
田村 光彦 |
科学技術振興機構 |
当初の研究計画に基づいて、薬剤は合成できたが、動物実験において期待した成果は得られなかったのは残念である。新たな薬剤開発を含む研究を継続することが望まれる。 |
193 |
MEMSを用いたテラヘルツ光の動的制御 |
大野 誠吾 |
理化学研究所 |
大野 健一 |
科学技術振興機構 |
興味深い結果も得られており、目標も達成されているが、まだ原理実験に集中しており、実用化へ向けて今後一層のデータ蓄積が望まれる。 |
No. |
研究課題名 |
研究者 |
コーディネータ |
評価コメント |
氏 名 |
所 属 |
氏 名 |
所 属 |
236 |
マイクロ・ナノバブル技術を活用した半導体ウエハ、冶工具の洗浄技術開発 |
浅野 俊之 |
茨城県工業技術センター |
津田 征夫 |
株式会社ひたちなかテクノセンター |
研究課題が明確であり、開発目標を順調にクリアしている。より持続的な検討を要するが、実際の要求に満足できるよう企業との共同研究が望まれる。早急に特許出願し、基礎研究段階から応用研究へ移行して、早期の実用化を期待する。 |
237 |
脳疾患者・高齢者のためのパソコン版自動車運転高次機能検査法の開発 |
池田 恭敏 |
茨城県立医療大学 |
小谷 純久 |
株式会社つくば研究支援センター |
高次脳機能検査法の研究開発システムの課題・機能・仕様が不明確であり、企業化の可能性が見出せない。脳疾患者は多様であり、真に運転技能に支障がある対象範囲を決め、年齢も標準化してシミュレーションを行うのが効果的と思われる。 |
238 |
土壌汚染調査における「調査地点設定システム」の開発 |
岡本 修 |
茨城工業高等専門学校 |
鷲尾 善一 |
株式会社ひたちなかテクノセンター |
当初計画に変更があったものの、代替品の開発により商品化に向かっている。コスト低減の目処を立て早期に実用化に進展することを期待する。 |
239 |
タンパク質結晶化分析装置の開発 |
若松 孝 |
茨城工業高等専門学校 |
柏渕 泰彦 |
株式会社ひたちなかテクノセンター |
タンパク質結晶化の際のもっとも弱点となる部分をカバーしているのは興味深い。今後に期待したい。リゾチームに関して良好な解析結果を得ているが、他のタンパク質の解析が行なわれていないのが残念である。 |
240 |
薄型熱発電式ユビキタス電池の開発 |
鵜殿 治彦 |
茨城大学 |
相澤 淳一 |
茨城大学 |
研究の方向としては良く実験は計画通り進められたが、目的とする低温熱電池の開発基礎レベルに到達していないのは残念である。微細構造を形成する技術革新が必要であるが、その開発ができておらず、実現の見通しを立てることが望まれる。 |
241 |
防臭食品容器を目的とした光触媒/DLC複合膜コーティング技術の開発 |
尾関 和秀 |
茨城大学 |
大谷 基祐 |
茨城大学 |
計画の細目に対し、具体的な結果が報告されており、信頼性が高い。その内容は明解であるとともに、現時点で導入し得るコーティング材の得失にとどまらず、今後の展開に必要な技術的課題も示されている。 |
242 |
一般廃棄物溶融スラグ微粉末を結合材とするコンクリートの研究開発 |
福澤 公夫 |
茨城大学 |
中澤 哲夫 |
茨城大学 |
フライアッシュのリサイクル、有効活用は重要なテーマであるが、溶出試験をクリアしていないことは問題と考えられる。溶出しないケースもあったとのことなので、早急の原因特定、改善を期待したい。 |
243 |
中性子プロファイル解析による材料評価システムの開発 |
鈴木 徹也 |
茨城大学 |
中澤 哲夫 |
茨城大学 |
結晶粒径及び転位密度に関する実験が不明確で、ユーザフレンドリなソフトウェア開発の達成度も不明であるが、集合組織、内部応力のプロファイル測定及び解析時間の短縮という目標は達成できた。J-PARCでの活用を期待する。 |
244 |
タンパク質をゴルジ体に局在化させるための技術開発 |
横尾 岳彦 |
産業技術総合研究所 |
小高 正人 |
産業技術総合研究所 |
未だ基礎科学的色彩の強い研究であり、産業シーズとしての意味合いは薄い。また、当初の研究目標の達成にはまだ数段階のステップを踏む必要があり、今後の知財形成の計画も具体性に欠ける。 |
245 |
中性子線量計校正に用いる中性子検出器の小型軽量化技術 |
原野 英樹 |
産業技術総合研究所 |
岡田 三郎 |
産業技術総合研究所 |
計画を上回る達成度で企業からのオファーも複数届いている。また、特許出願も済んでおり、今後、実用化に向けて具体化されることを期待する。 |
246 |
高効率紫外赤外線遮蔽用ポリマーナノコンポジット膜の開発 |
越崎 直人 |
産業技術総合研究所 |
名川 吉信 |
産業技術総合研究所 |
実施計画に沿った研究遂行により、一定の成果は得られているものの、ポリマーナノコンポジット膜の高性能化に対して、課題が残ること等が明らかとなり、達成度は十分とはいえない。しかしながら、社会的ニーズに即した本課題の意義は大きいと考えられ、企業の所有する技術を活用する等の共同研究を模索し、早急な進捗を図ることを期待する。 |
247 |
エンド/エキソヌクレアーゼ活性を用いるDNA修復法の開発とPCR反応への応用 |
松井 郁夫 |
産業技術総合研究所 |
小高 正人 |
産業技術総合研究所 |
研究者が目標として挙げている新規の修復ーPCR系の確立には至っていないが、その中間点となるDNA修復系で着実な成果を挙げ、特許申請に至っていることは評価できる。損傷・修復反応とPCR反応を同一反応系で連続して行う方法を実用化に近づけたことの意義は大きい。 |
248 |
出芽酵母を用いた脂質蓄積関連薬剤スクリーニングのための指標遺伝子・蛋白質の至適化 |
神坂 泰 |
産業技術総合研究所 |
小高 正人 |
産業技術総合研究所 |
脂質蓄積関連薬物のスクリーニング系の確立に向け、糖新生やアミノ酸代謝に関連する蛋白(酵素)の検出等、基礎的データを着実に積み重ねていることは評価できる。次に、酵母による薬剤スクリーニング系が確立できれば、企業との共同研究の可能性が高まる成果である。 |
249 |
ホウ素中性子捕捉療法用薬剤粒子の表面状態制御に関する研究 |
石川 善恵 |
香川大学 |
倉増 敬三郎 |
香川大学 |
研究は概ね計画通り遂行はされているものの、目標の達成度はかなり低い。企業化を目的とするのであれば、段階的なアプローチプランや、経済性、ニーズに即した計画など再検討すべき項目が残存するものと考えられる。実用化の目的に適った実施計画の再提案を、今後に期待したい。 |
250 |
新規遺伝子発現系を使ったバイオ医薬品製造法の開発 |
中西 真人 |
産業技術総合研究所 |
小高 正人 |
産業技術総合研究所 |
当初計画からの軌道修正はあったものの、生産性の数値目標はクリアしている。ただし今回の試験結果からの新たな知財の形成がみられない点は更なる展開を期待する。 |
251 |
量産化可能なリサイクル型新規ナノサイズ触媒の開発 |
藤田 賢一 |
産業技術総合研究所 |
齊藤 敬三 |
産業技術総合研究所 |
触媒リサイクルの可能性は示されたものの、高活性でかつ連続反応可能な触媒の開発という目標は達成されていない。しかしながら、企業化に対する課題は明確となり、スケールアップや連続反応化などクリアすべき実施項目を洗い出し、段階的な解決を図ることで、今後の実用化を期待したい。 |
252 |
変異型タンパク質のアミノ酸配列設計ソフトウエアの開発 |
本田 真也 |
産業技術総合研究所 |
小高 正人 |
産業技術総合研究所 |
変異型タンパク質の配列設計支援ソフトウエアを開発するという具体的な目標が達成されたことは評価できる。事業化にあたっての技術的課題(処理効率など)がより明確になっているとなお良かった。 |
253 |
球面加減速機構の開発 |
矢野 智昭 |
産業技術総合研究所 |
山崎 宏之 |
産業技術総合研究所 |
目標が一部未達成であるが、解決するための糸口を見つけ、企業化に向けた努力は評価できる。特許申請した球面減速機構の具現化を期待する。 |
254 |
AE法及び画像相関法の併用による木材接合部損傷モニタリング技術の開発 |
宇京 斉一郎 |
森林総合研究所 |
林 知行 |
森林総合研究所 |
当初の計画通り、研究を遂行し基礎的知見を十分に取得している。しかしながら、実用化の観点では、対象を限定できていないなど、具体的ニーズに即した計画を策定する必要があり、知的財産戦略をも含めた開発の見通しを立てる時期である。 |
255 |
大容量ブロードバンド通信向け超低歪み高速信号伝送ケーブルの開発 |
安永 守利 |
筑波大学 |
上原 健一 |
筑波大学 |
一部未達成の部分も残されているが、高ロバストネスに関しては当初予想を超える成果が得られた。基本特許はこの事業以前(2003年)のもので、今回得られた成果をもとに発展特許を早急に出願することが望まれる。 |
256 |
超高速知的メディア処理の体系化およびそれらの組み込みハードウエア開発 |
延原 肇 |
筑波大学 |
根本 揚水 |
筑波大学 |
新たな方式を提案し形式概念分析に新たな活路を見出しているが、当初計画の応用の検討は進展していない。高速な画像圧縮手法の産業界への影響は大きいので、研究・実用化計画を再構築することが望まれる。 |
257 |
実用可能なTi-Ni-Zr-Nb高温形状記憶合金の開発 |
宮崎 修一 |
筑波大学 |
平林 久明 |
筑波大学 |
目標としているMs温度、線引加工技術を開発を達成することができていない。従って知財の確立や企業化についてもめどが立っていない。 |
258 |
光学活性導電性高分子を用いた反射光可変型回折格子の作成 |
後藤 博正 |
筑波大学 |
根本 揚水 |
筑波大学 |
報告書では具体的な結果についての記載が記されておらず、実用化の可能性に関し評価するのは困難である。基礎的検討はほぼ達成したと推察されるが、実用化へのハードルは高く、デバイスメーカ等企業と共同し、応用分野の開拓や評価などニーズに即した開発研究の展開が必要と思われる。 |
259 |
線虫を用いた抗肥満作用分子の選択・解析法の開発とその応用 |
坂本 和一 |
筑波大学 |
柿本 茂八 |
筑波大学 |
線虫をスクリーニング系とする着眼点は良く、研究の計画に対する遂行度は高い。しかしながら、実用化に向けこの技術がどこまで有用であるかの検証は、未だ不十分であり早急に示すべきと考えられる。今後の進展に期待するところ大である。 |
260 |
自己組換えを制御できる遺伝子導入ベクターの開発 |
三輪 佳宏 |
筑波大学 |
柿本 茂八 |
筑波大学 |
当初予測になかったCre過剰発現による細胞毒性の問題を解消し制御する方式を開発したのは評価される。最終完成版ベクターは企業にとって興味深いものであると想像される。完成後の企業化に向けての具体的プラン等を示してほしい。 |
261 |
Nrf2システムを利用した癌細胞薬剤耐性評価法の開発と応用 |
石井 幸雄 |
筑波大学 |
柿本 茂八 |
筑波大学 |
遺伝子変異を検討したのは13例に留まっており、十分とはいえない。抗がん剤耐性の予測のためのKeap1遺伝子変異検索プレートを作成するためには、Keap1遺伝子変異がどのようながんの、如何なる抗がん剤に対する感受性を変化させるかについて、更なる基礎的及び臨床的検討が必須である。 |
262 |
ワイヤー操舵によるトレーラの後退走行技術 |
瀧川 具弘 |
筑波大学 |
柿本 茂八 |
筑波大学 |
初心者でも後退運転ができたことは評価するが、精度が問題でありその議論が不十分である。直接制御ではなく制御システムを実装して操作する方法には実用例もあり、知的財産権の確保、企業化の展望について更に明確化することが望まれる。 |
263 |
新規カドミウム濃縮能力付与遺伝子の特定と利用 |
白岩 善博 |
筑波大学 |
柿本 茂八 |
筑波大学 |
高度カドミウム濃縮微生物の作成について目的を達成しており、他の金属への応用も考えられる。効率的なスクリーニング法と遺伝子組替え体について特許出願を行えるレベルまで研究が進んでいる。 |
264 |
不活性ガスの循環供給による低温噴霧乾燥技術の確立と食品への応用 |
北村 豊 |
筑波大学 |
柿本 茂八 |
筑波大学 |
一部の実験の再評価が必要とあるが、当初の試験項目を予定どおり終了し、概ね目標値を達成している。高品質粉末化システムの構築は、今後の共同研究に進展に委ねられるが、課題の抽出など綿密な計画の基に実用化が期待されるところである。 |
265 |
生活習慣病モデルマウスを用いた薬剤スクリーニング法の開発 |
柳川 徹 |
筑波大学 |
柿本 茂八 |
筑波大学 |
A170遺伝子KOマウスを用いることによる生活習慣病モデルマウスを用いて関連薬剤のスクリーニングに使用できる可能性が示唆された。アカルボースの効果判定のみの結果であり汎用性があるかどうかの確認が必要である。食品・製薬メーカーとの連携が期待される。 |
266 |
マイクロ分析デバイスの細胞機能評価への応用展開 |
鈴木 博章 |
筑波大学 |
根本 揚水 |
筑波大学 |
プラグ型マイクロシステムを試作し、また活性酸素を検出できる測定システムを試作・評価したことは、実用化に向けた有用な知見を得たと考える。網羅的な特許化を早急に進め、企業化の問題点を抽出し次ステップに進展することを期待する。 |
267 |
PET用酸素18のレーザー同位体分離法の開発 |
横山 淳 |
日本原子力研究開発機構 |
飯塚 隆行 |
日本原子力研究開発機構 |
ほぼ計画通りの成果が得られている。ただ、自由電子レーザーが開発された場合、炭酸ガスレーザーだけの波長範囲ではインパクトが弱いのではないかと懸念される。この点は、次の実用化に向けてのスケールアップ前に検討する必要がある。 |
268 |
線虫を用いたナノ材料の生体リスク評価技術の開発 |
乙部 和紀 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
山田 敏彦 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
ナノ材料がどのような条件で、どれ位取り込まれるのか、それがリスク評価とどのように対応するか手がかりが得られたとは言えない。行動特性評価(活性低下検出)の指標を見つけるという基本目標が達成できていない。 |
269 |
次世代リチウムイオン二次電池の負極電極材料の開発 |
山内 悠輔 |
物質・材料研究機構 |
青野 正和 |
物質・材料研究機構 |
申請書の5つの目標に対し3つのみの実施であるが、申請計画の主要部は達成出来たと判断する。元々ハードルの高い基礎研究であり、企業化に向けた展望の評価は難しい。 |
270 |
生活支援用カーボンナノチューブ複合化高分子アクチュエータの開発 |
唐 捷 |
物質・材料研究機構 |
青野 正和 |
物質・材料研究機構 |
当初に計画した耐久性の検討が、予備検討に留まり目標貫徹には至らなかったものの、概ね研究の遂行が図られている。具体的な特許申請や企業との共同研究への展開も考慮しており、今後の成果創出による実用化を期待できるものと考えられる。 |
No. |
研究課題名 |
研究者 |
コーディネータ |
評価コメント |
氏 名 |
所 属 |
氏 名 |
所 属 |
317 |
生体分子機能を損なわないバイオプロダクト用精製カラムの開発 |
金澤 秀子 |
慶應義塾大学 |
湯浅 洋二郎 |
慶應義塾大学 |
当初計画した応用研究について、対象物質の多くは未検討であるが、それ以外の項目は概ね目標は達成されている。課題を明確にしつつ段階的に研究が遂行され、実用化に向けて着実な進展が図られているので、今後を期待したい課題である。 |
318 |
交通外傷における頚部の痛みメカニズム解明のための実験研究 |
松井 靖浩 |
交通安全環境研究所 |
緒方 正剛 |
交通安全環境研究所 |
頚部損傷に対する車両の安全性を精度良く評価することが目的であり、負荷とその作用点の検討と医学面からの知見との融合・情報共有が必要と思われるが、この点についての展望をもう少し明確化することが望まれる。 |
319 |
ナノインプリント用金型電鋳のための厚膜レジスト微細・長深度加工技術開発 |
西川 宏之 |
芝浦工業大学 |
村松 瑞 |
芝浦工業大学 |
一部が未達成であるが目標はほぼ達成され、次のステップに進む足掛が得られた。知財の確保についてよく配慮され、当該試験研究の成果を補強するなど、今後の研究進展に伴い企業化の可能性は高められると推量される。 |
320 |
微小物体操作のための圧電素子を用いた多機能デバイスの開発と応用 |
舘野 寿丈 |
首都大学東京 |
宗木 好一郎 |
首都大学東京 |
デバイスの作製に努力している点は認められるが、研究成果が明示されず、実用化できるか不明であり、計画を再考することが望まれる。 |
321 |
環境の変化に応答する色素複合材料の開発 |
高木 慎介 |
首都大学東京 |
國府 勝郎 |
首都大学東京 |
目標が一部未達成であるが、色素について目的の成果が得られ、シ−ズの基礎的知見に基づいて着実に実用化の可能性を達成しつつあると評価される。今後は、企業との共同研究により、実用上の問題の解決を計画的に遂行することを期待したい。 |
322 |
微結晶の3次元配向制御と高意匠性印刷技術への応用 |
山登 正文 |
首都大学東京 |
宗木 好一郎 |
首都大学東京 |
電磁石→永久磁石、SEMの不採用など計画とのずれはあるが、ほぼ目標どおりの成果が出ている。実用化に向けての大きな課題がいくつか出てきており、研究開発戦略・計画を明確化して推進することが望まれる。 |
323 |
電場誘起流動を用いたナノダイヤモンドによる微細精密加工技術の開発 |
小原 弘道 |
首都大学東京 |
宗木 好一郎 |
首都大学東京 |
流動現象の観測に留まっており、加工特性を評価するに至らず、企業化に必要な技術の有効性の確認や企業化への具体的な計画作成の段階には至っていない。基本加工特性を早期に明確化することを期待する。 |
324 |
新規電動歯ブラシを中心とした要介護者の口腔衛生改善に関する研究 |
水沼 博 |
首都大学東京 |
尾形 佑美子 |
首都大学東京 |
利用に関係した方々と検討する中で実際の使用に耐えうる工夫を地道にしている点は評価できる。コーディネータと連携し実用化への推進を期待する。 |
325 |
金触媒による長鎖脂肪酸の選択的合成 |
石田 玉青 |
首都大学東京 |
柏原 繁郎 |
首都大学東京 |
研究実施計画に上げられた項目はほぼ遂行されたが、数値目標を達成したとは必ずしもいえない。しかしながら、研究者の企業化意識は高いと推察され、実用化に際して、もう一段階進んだ目的研究を再考し、企業ニーズを捉えた着実な進展を今後に期待したい。 |
326 |
インクジェットによる規則配列ナノ構造体反応場の形成と超高速診断計測システムの開発 |
内山 一美 |
首都大学東京 |
尾形 佑美子 |
首都大学東京 |
規則配列三次元構造体ドット作成方法の確立、微小反応場の構築と有効性検討などほぼ目標通りの成果が得られ、計画に即し順調に研究が進展している。企業と共同し、具体的な企業化への道筋を明らかにしつつ、今後の課題を明確に示している点などが評価される。 |
327 |
心拍ゆらぎからの健康状態予知法の開発 |
矢澤 徹 |
首都大学東京 |
尾形 佑美子 |
首都大学東京 |
心拍ゆらぎ解析法の計測時間を30分(2000心拍)から3分〜5分に短縮する方法について検討し、従来法と同程度以上の成果を得ており、学会賞を2件受賞していることは高く評価できる。さらに企業化、特許化についても十分に検討されている。 |
328 |
FRP廃材リサイクルのための微粒子生成の研削加工プロセスによる高能率化 |
坂本 治久 |
上智大学 |
岸 敦夫 |
科学技術振興機構 |
評価実験装置、研削プロセス、高能率生産システムの設計と目標は部分的に達成している。エコ対策と並行して、新しい材料より安価にできるリサイクル材料になるまで検討されたい。 |
329 |
マイクロカーボンファイバー層を含有する高収縮性ゴム人工筋肉の安定的な製造技術に関する検討 |
中村 太郎 |
中央大学 |
今井 文明 |
中央大学 |
実施予定の研究は遂行され、目標もほぼ達成されている。知的財産戦略など弱い部分は見られるが、企業化に向け意図されているパートナーを早急に見出すなど、研究の進展を図ることを今後に期待したい。 |
330 |
携帯端末用高性能省電力並列プロセッサシステムのLSI化評価 |
曽和 将容 |
電気通信大学 |
李 瑩玉 |
株式会社キャンパスクリエイト |
プロセッサ設計でのEXユニットとDIV回路のアンバランスの解決方法が示されていないのは残念である。企業化の見通しを示すため、今回の成果を踏まえた設計の見直しと実際のプロセッサLSIを作成し、性能実証試験を行う必要がある。 |
331 |
実用化に向けたコストダウンを目的とする半導体量子ドット増感太陽電池の開発 |
沈 青 |
電気通信大学 |
小島 珠世 |
電気通信大学 |
効率改善とコストダウンという当初の計画は達成できたが、本研究領域は歴史が浅いため成果そのものが実用化には至らないので、パイオニアとしての位置付が必要である。MEG効果を利用した高効率な太陽電池へ向けての課題の解決を望む。 |
332 |
ホタル生物発光系の発光波長改変指標の確立と制御技術の開発 |
牧 昌次郎 |
電気通信大学 |
小島 珠世 |
電気通信大学 |
優れたシーズと研究者の能力がフルに発揮された成果であると評価する。知財についての姿勢が明解であり、今後広範囲の権利の取得が期待される。企業化のシナリオも明解であり、今後医療関係機関との協力体制を強めるなど、実用化への時間を短縮し早期の実現を期待したい。 |
333 |
スペルト小麦を用いた食品の抗酸化性及びアレルギー性の検討 |
長尾 慶子 |
東京家政大学 |
木元 幸一 |
東京家政大学 |
スペルト小麦の加工特性と抗酸化性を明らかにしたことは評価できるが、市販グリアジン抗体による予備試験のみで、アレルギー患者の血清を使用したアレルギー性評価が未実施なのが惜しまれる。今後は、低アレルギー性である根拠が明らかにするなど、優位性を明確にし、さらに知的財産権の確保を考慮しつつ、研究推進を図っていただきたい。 |
334 |
クロマグロを含む主要養殖魚に対する簡易健康診断法の開発 |
青木 宙 |
東京海洋大学 |
松山 祐子 |
東京海洋大学 |
当初の目的が概ね達成されており、今後の計画も具体的且つ適切に示されている。実用化に際しては現場におけるチップを用いた診断法の実証・評価が必要であり、まだ多くの課題が残されているが、企業化の可能性が期待される段階になったものと考えられる。特許出願の計画など実用化の意識も高く、企業との共同研究を模索すべき段階と思われる。 |
335 |
常圧温度スイング凍結乾燥技術の基礎的研究 |
鈴木 徹 |
東京海洋大学 |
清水 條資 |
科学技術振興機構 |
氷の乾燥試験で温度スイング式常圧凍結乾燥法の有効性が明らかになったことは評価できるものの、熱交換器に多量に霜が付着するという問題などの残された課題もあり、未だ基礎研究データを蓄積する段階の研究である。今後の成果創出に向けては、企業との共同研究などの体制を構築するなど、ニーズに即した開発研究を期待したい。 |
336 |
家電機器の消費電流を画像化し機種・状態判別を行う手法の開発 |
伊藤 雅仁 |
東京工科大学 |
塚本 勝 |
東京工科大学 |
機種および状態の判定に関しては所期の性能が確保され未検出0%は評価できるが、目標、成果ともに表層(情緒)的な表現で、目標達成プロセス、キーテクノロジーが曖昧である。これらを明確にして企業化へのステップアップを期待する。 |
337 |
紙媒体上の手書きメモの自動整理・共有システムの開発 |
井上 亮文 |
東京工科大学 |
塚本 勝 |
東京工科大学 |
プロトタイプ開発という当初の目的は達成しており、解析ツールを公開することで人類の知的財産として共有できることが望まれる。知的財産権はないが、独自の書式定義と併せた認識ソフトウェアとしてライセンス供与が期待できる。 |
338 |
ハプロタイプ診断のための対立遺伝子分離法の開発 |
加藤 輝 |
東京工科大学 |
塚本 勝 |
東京工科大学 |
1本鎖DNAを用いた検討であるが、1444塩基の遺伝子断片のハプロタイプペアの判読に成功したことは評価される。本研究計画において検討されたモデル系の成果を多数の遺伝子に普遍化できれば、基礎研究、臨床検査両面において有用な検出系の開発が期待できる。 |
339 |
高感度においセンサ用感応膜の開発 |
杉本 岩雄 |
東京工科大学 |
塚本 勝 |
東京工科大学 |
感応膜の精度向上のための基材および製造方法の研究については、技術的テーマとして大変興味深い。しかし一方で、その特徴を導入上の利点として市場がどの程度評価するのか分野を特定して検討する必要がある。 |
340 |
RFIDを用いた屋内における物体の移動履歴追跡システムの研究開発 |
坪井 利憲 |
東京工科大学 |
塚本 勝 |
東京工科大学 |
RFIDを活用した移動物体の位置計測のニーズは高いが、現時点では静止時のシミュレーションによる確認のみである。コーディネータ等と連携して、特許出願戦略、商品化への道筋を明確にして実用化を期待する。 |
341 |
白色発光ポリ(フルオレン-フルオレノン)共重合体の合成と特性評価 |
小西 玄一 |
東京工業大学 |
林 ゆう子 |
東京工業大学 |
基礎的知見を光電変換などの別の技術への展開の可能性を見出している。当初予想した結果に対し、計画通りでは無かったが、新たな知見を創出しこれを解決できている。知的財産戦略も十分に考慮した計画であり、実用化に向けて今後有望な課題に発展されることが期待される。 |
342 |
両親媒性ブロック共重合体の表面濃縮を用いた機能性表面の構築 |
石曽根 隆 |
東京工業大学 |
林 ゆう子 |
東京工業大学 |
化合物の合成までの結果となっており、物性等の検討や機能性表面の構築に関する研究には至っていない。基礎的段階であり、先は不透明と考えられる。本技術の特徴を明確にさせる必要があり、そのために従来技術との比較検討を着実に行いつつ、優位性に関して詳細に実証していく必要があると考えられる。 |
343 |
パラレルメカニズムを用いた非球面形状高精度加工機の開発 |
武田 行生 |
東京工業大学 |
奥村 勝司 |
東京工業大学 |
位置誤差の補償が可能であることを確認したことは成果であるが、目標とする精度までは達していない。難しい技術であろうが、今後の研究に期待する。 |
344 |
植物ホルモンを認識する抗体を用いた不稔性植物の開発 |
鈴木 義人 |
東京大学 |
宮嶋 俊平 |
東京大学 |
GA抗体を花粉で発現させる先進的・意欲的な取組みである。当初の計画通り実験は終了したが、抗GA抗体を花粉でのみ特異的に発現できなかったため、抗GA抗体により不稔植物を作り出す技術的な基盤を確立するには至らなかった。 |
345 |
既存の情報通信システムを利用した周産期における新遠隔医療検査法の確立 |
西原 京子 |
東京都医学研究機構 |
小澤 信幸 |
東京都医学研究機構 |
胎動記録用センサー(既開発)を用いて、母体睡眠中の胎動を記録し、データを圧縮してWebシステムで転送することにより、遠隔地医療検査を行うもので、計画はかなり達成されている。妊婦単独でのデータ取得に信頼性が欠ける事が懸念され、この点は検討を要する課題である。 |
346 |
カプサイシンを用いた副作用の無い骨転移癌の治療薬創出 |
稲田 全規 |
東京農工大学 |
伊藤 和良 |
東京農工大学 |
終末医療における社会性、市場性、安全性の観点から価値ある研究と判断できる。カプサイシンにこうした作用を見出したことは特筆に値する。今後創薬に向けて企業と適切な連携が望まれる。 |
347 |
毛包組織からの幹細胞分離技術の開発 |
吉野 知子 |
東京農工大学 |
堀野 康夫 |
東京農工大学 |
遺伝子融合技術を用いた磁気ビーズへの抗体デイスプレイに関しては幹細胞が多い場合結果がでている点では評価される。しかし、毛胞組織からの幹細胞の分離には成果を確信する段階には至っていない点は残念である。 |
348 |
短いペプチド系タグと低温発現技術の融合による組み換えタンパク質の可溶化法の開発 |
黒田 裕 |
東京農工大学 |
伊藤 和良 |
東京農工大学 |
遺伝子発現産物の可溶化の試みと過去の一定の成果は、評価できる。知財化を早急に進めていただきたい。今後の発展が期待できる。 |
349 |
ボツリヌス毒素の糖結合能を活かした新規な細胞識別システムの開発 |
西河 淳 |
東京農工大学 |
江口 元 |
東京農工大学 |
細胞表面の糖鎖構造を感度よく識別する試薬として毒素複合体を用いるという発想はユニークである。将来性は大きいものと評価できるが、まだ基礎的検討の途上である。従って、企業化に向けて、十分な基礎データの蓄積が望まれる。 |
350 |
変形アプタマーによる酵素捕捉を利用した超高感度センシングシステムの開発 |
池袋 一典 |
東京農工大学 |
伊藤 和良 |
東京農工大学 |
疾病マーカー依存的にGDHに結合するコンストラクトをもつセンサー分子を構築し、有効であることを確認している。しかし、当初の狙い(pM)ほど強い結合には至っていないのは残念である。 |
351 |
超高効率な針挿入を行う細胞操作方法の開発 |
中村 史 |
東京農工大学 |
伊藤 和良 |
東京農工大学 |
微少な培養細胞へのマイクロインジェクション法は大変重要な研究技術であるが、本研究では期待された研究成果を上げることが出来なかった点は残念であった。 |
352 |
ナノ磁性粒子を利用したPCR-free遺伝子検出法の開発 |
田中 剛 |
東京農工大学 |
伊藤 和良 |
東京農工大学 |
当初の研究計画通りの成果を挙げており、各種細菌類の迅速検出への展開が大いに期待される。企業化に必要な特許が出願予定であり、今後の特許取得に具体的な戦略が記載されている。 |
353 |
光ファイバ網を利用した防災用光給電センサの開発 |
田中 洋介 |
東京農工大学 |
島村 太郎 |
東京農工大学 |
申請書にある「高感度検出用インターフェース」「信号衝突のない状態を保つ手法」の具体的な記述があるとより説得力が高まった。防災システム構築に貢献が期待されるシーズ研究であり、知的所有権の権利化に注力されることを期待する。 |
354 |
環状トリアリールアミン包接錯体によるシリンダー構造を利用した光電変換素子の開発 |
土屋 康佑 |
東京農工大学 |
伊藤 和良 |
東京農工大学 |
目的の第1段階包接錯体の合成には成功したとあるが、環状体の純度など課題は残存する。製膜する本来の目的であるシリンダ構造を得るためには手法の見直しも必要であると思われる。企業化に向けた確実で段階的な実施計画を再立案し、目標とする光電変換素子の開発を達成していただきたい。 |
355 |
植物由来原料から創る有機ラジカルポリマーとその二次電池応用 |
道信 剛志 |
東京工業大学 |
上羽 良信 |
東京工業大学 |
当初の実施計画に即した研究は殆ど未達であり、今後も基礎的研究要素が必要と考えられる。反応性高分子について、本年度内の特許申請を予定している具体的計画の点では、評価され企業化の一歩と考えられる。 |
356 |
映像要約とプライバシー保護機能を備えたモニタカメラシステムの開発 |
北澤 仁志 |
東京農工大学 |
島村 太郎 |
東京農工大学 |
当初の計画は達成でき実用化に向けた今後の展開が見出せた。マスキング(スクランブル、電子透かし)の耐性明確化、プライバシー保護だけでなく大量の記録画像を短時間で見られる機能付加など、有用な製品に育てることを期待する。 |
357 |
局所的3次元音場形成による胎盤内での薬物濃度操作法の開発 |
桝田 晃司 |
東京農工大学 |
島村 太郎 |
東京農工大学 |
第1段階の目標は達成でき実用化されれば非常に有用な装置になる可能性はあるが、実用化には、動物実験を含めて継続的な研究、課題の設定と解決、企業との連携などが要求されるので、ニーズ、動向を注視して推進することが望まれる。 |
358 |
FRP衝突エネルギー吸収材のための荷重制御アタッチメント |
上田 政人 |
日本大学 |
渡辺 麻裕 |
日本大学 |
計画はほぼ遂行できたと思われるが、拘束曲率、コスト、信頼性についてもう少し具体的記述が欲しい。また、エネルギー吸収特性と速度依存性や摩擦等の科学的に説明できる因果関係と実験について比較検討することが望まれる。 |
359 |
悪性黒色腫と色素細胞母斑のWeb上の自動識別システムの開発と実用化 |
彌冨 仁 |
法政大学 |
中條 隆雄 |
法政大学 |
悪性黒色腫の自動診断技術は、学術的にも高いレベルであり、かなりの完成度に達していると思われる。診断システムとしての公的実用化には当該学会や専門委員会による認定が必須であろうが、共同研究者に専門家が加わっているので、それもクリアできるものと思われる。 |
No. |
研究課題名 |
研究者 |
コーディネータ |
評価コメント |
氏 名 |
所 属 |
氏 名 |
所 属 |
360 |
キャビテーションピーニングによる鉄鋼材料における表面欠陥の無害化 |
高橋 宏治 |
横浜国立大学 |
西川 羚二 |
横浜国立大学 |
表面粗さを増加させずに表面欠陥を無害化させるという当初の目標の一部である0.08mmの小さな穴についてのみ達成することができた。また知財化については行わないとのことで達成度が不十分である。 |
361 |
新しいベータアドレナリン受容体シグナルEpacの特異的刺激薬の開発と心不全治療への応用 |
奥村 敏 |
横浜市立大学 |
福島 英明 |
木原記念横浜生命科学振興財団 |
市販の抗ヘルペス薬が、AC5の活性を特異的に阻害することにより、有用な心不全治療薬となる可能性を得たことは興味深い。計画はやや遅れており、肝心の心不全に対する有用性については、未だ不明である。特定領域研究とのオーバーラップが気になるところである。 |
362 |
卵巣明細胞腺癌の診断マーカーの開発 |
荒川 憲昭 |
横浜市立大学 |
福島 英明 |
木原記念横浜生命科学振興財団 |
卵巣がんの新規マーカー候補の探索を着実に実施されている。しかし、最も可能性が高いと考えられるANX4の評価が出来なかったことから、到達目標には達していないと判断される。しかし、今後の進展が期待される結果である。 |
363 |
初期乳がん診断薬の開発と応用 |
秋本 和憲 |
横浜市立大学 |
福島 英明 |
木原記念横浜生命科学振興財団 |
乳癌の初期段階におけるバイオマーカーを明らかにしたことは評価される。2種のタンパク質の残りの1つについての結果が記されていないのが残念である。モデルマウスを用いた基礎的検討に関しては研究計画はほぼ達成されているが、ヒトでも適用可能かの検討が望まれる。 |
364 |
ヒト耳介軟骨幹/前駆細胞を用いた3次元形態を有する軟骨再生療法の開発 |
小林 眞司 |
横浜市立大学 |
福島 英明 |
木原記念横浜生命科学振興財団 |
細胞の精製、純化がある程度なされている。人工軟骨組織の初期段階のものは作成出来ているようであるが、臨床応用にはまだいくつか乗り越えなければならない部分はあると思われる。 |
365 |
高特異性MMPインヒビターの設計によるがん転移抑制剤の開発 |
東 昌市 |
横浜市立大学 |
福島 英明 |
木原記念横浜生命科学振興財団 |
融合タンパク質が特異的インヒビターになることを見出したことは高く評価できる。しかし、研究計画が与えられた時間に対して大き過ぎたせいか、多くの細胞学レベルの試験は終わっていない。そのため、有用性が十分評価できない |
366 |
フラジェリン変異体タンパクを利用した抗緑膿菌ワクチンの開発 |
武下 文彦 |
横浜市立大学 |
福島 英明 |
木原記念横浜生命科学振興財団 |
初期の計画が遂行され、目標を達成できたと考えられる。今後企業化の可能性も十分にあり、知財についても検討されている。緑膿菌対策用のワクチン製造を可能にするものとして、大いに期待したい。 |
367 |
高度節水型地中灌水法の計測・制御システム開発 |
大幅 元吉 |
桐蔭横浜大学 |
寺内 隆道 |
桐蔭横浜大学 |
実施研究計画に従い、当初目標を十分に達成する成果を得ている。実用化が近く、社会に貢献できる可能性が高いテーマであり、着実な進展により早期企業化を達成し得るものと期待される。知的財産戦略なども十分に考慮されていることも評価に値する。 |
368 |
インフルエンザ感染阻害ペプチドの活性向上を目指した分子設計 |
佐藤 智典 |
慶應義塾大学 |
堀内 正 |
慶應義塾大学 |
実施計画に対する達成度は十分ではないが、着実に成果は得られ課題解決に近づいている。特許出願など知的財産戦略も心得ている。しかしながら、実用化に際しては、競合する他の研究等を十分に検索するなど、新規性・優位性について慎重に見極めた開発をお願いしたい。 |
369 |
微視的凹凸を利用した金属製密閉型高効率細胞培養装置の開発 |
小茂鳥 潤 |
慶應義塾大学 |
中村 克己 |
木原記念横浜生命科学振興財団 |
当初予定の細胞を使用した細胞培養試験を実施できず、目標も達成していない。 |
370 |
インプロセス計測のための光MEMS粘性センサーの開発 |
田口 良広 |
慶應義塾大学 |
佐藤 修 |
慶應義塾大学 |
目標以上の成果は得られているので、知的財産権の出願や企業化へ向けた展望を明確化することが望まれる。 |
371 |
プロテオーム解析のためのオンチップ転写翻訳マイクロアレイの試作 |
土居 信英 |
慶應義塾大学 |
藤本 弘一 |
慶應義塾大学 |
研究計画通りの成果を挙げており、従前のマイクロアレイ技術に比べ、迅速な網羅的タンパク質マイクロアレイへの展開が大いに期待される。是非とも実用化を早期に進めて貰いたい。 |
372 |
スパッタ法によるシリコン上酸化物バッファ層を用いた強磁性薄膜積層化の検討 |
秋山 賢輔 |
神奈川県産業技術センター |
森山 芳樹 |
神奈川県産業技術センター |
短期間における計画の中では一定の成果は得られているが、基礎研究が主体であり、デバイス性能の向上と当該技術の優位性を明確にして実用化を目指すことが望まれる。 |
373 |
微粒子ショットピーニングを用いた、高密着性DLC被覆アルミニウム材料の開発 |
中村 紀夫 |
神奈川県産業技術センター |
有澤 邦夫 |
よこはまティーエルオー株式会社 |
おおむね実施研究計画に従い、当初の目標を十分に達成する成果を得ている。実用化の段階へ進める検討もなされているが、知的財産権の取得や実際の要求に満足できる仕様なのかなど、企業との協同も合わせて積極的な展開を今後に期待したい。 |
374 |
iPS細胞を用いた角膜上皮細胞の開発と応用 |
鈴木 登 |
聖マリアンナ医科大学 |
木苗 貴秀 |
MPO株式会社 |
本研究では、マウスiPS細胞から角膜上皮細胞への分化そのものが未完成であり、分化機構の解明など、基礎的研究も不足している。何れにしても、目標達成には程遠い段階にあるといわざるを得ない。 |
375 |
人腕の粘性特性を考慮したパワーアシストシステムの開発 |
稲葉 毅 |
東海大学 |
加藤 博光 |
東海大学 |
申請書では実験システムの構築を前提としてアルゴリズムの検討が行われる予定となっており、研究予算もこの前提で積み上げられているにも関らず研究期間を部品選定で費やした事は研究者の姿勢が問われる。 |
376 |
実装自由度を高める光端子ビルトイン光素子モジュールの開発 |
三上 修 |
東海大学 |
加藤 博光 |
東海大学 |
研究実施計画の一部が未着手であるが(電気端子)、樹脂ロッドに関する実験は計画通り進行した。知財の検討が不十分で、実用化にまだ多くの課題が残っていると思われるが、企業ニーズに対応した研究戦略を立て推進することが望まれる。 |
377 |
電子線照射によるバイオメディカル材料の接合技術の開発 |
西 義武 |
東海大学 |
加藤 博光 |
東海大学 |
相対的には研究が遂行され、特許出願がなされているので目標はある程度達成されたと考えられる。しかし、今後医療への応用にはいくつかのハードルがあると予想される。医療系大学との連携を考慮しているようであり、期待したい。 |
378 |
全合成人工酸素運搬体(リポゾーム封入HemoCD)の開発 |
川口 章 |
東海大学 |
三瀬 隆 |
東海大学 |
HemoCDの人口酸素運搬体としての実用化を目指したが、一酸化炭素を吸着したまま速やかに排泄されるという、当初予想された結果とは異なった成果が得られた。しかし結果はシンプルで、一酸化炭素中毒の解毒薬としての実用性は高く評価できる。 |
379 |
クレイドル型制振装置の開発と評価 |
島崎 洋治 |
東海大学 |
加藤 博光 |
東海大学 |
装置の改良と数学モデルの改良を確実に行い、企業とも連携して知的財産権確保に対する確固たる方針を持って取り組んでおり評価できる。早期の実用化を期待する。 |
380 |
皮膚中の水分量分布解析による健常性診断手法の開発 |
八木原 晋 |
東海大学 |
加藤 博光 |
東海大学 |
一部目標を達成していない部分もあるが概ね計画通り終了している。ただし、問題点に対する解決策の検討、企業化へ向けた検討、知的財産権の確保についての検討が不十分であり、今後の研究・開発・企業化戦略を明確化することが望まれる。 |
381 |
新規糖ペプチドチオエステル合成法を応用した糖タンパク質大量合成法の開発 |
北條 裕信 |
東海大学 |
北井 淳夫 |
横浜企業経営支援財団 |
具体的な収率やスケールを推量できる収率などの明示が無いが、報告書によれば数値目標は達成されたものと推察される。期待した生物活性も確認され、また、合成法の特許出願も新たに行なっている点などが評価される。今後の研究進展を期待したい。 |
382 |
自己組織化タンパク質による超高感度バイオセンシングシステムの開発 |
小畠 英理 |
東京工業大学 |
千木良 泰宏 |
東京工業大学 |
抗体をアレイ上に固定する新しい技術である。報告書に具体的記述がなく、評価が困難であるが、成果が2報の論文としてすでに公表されていることから、研究計画は達成されたものと推測できる。企業化は十分期待できる技術であると思われるので、今後の進展を期待したい。 |
383 |
人工核酸を用いた成熟miRNA選択的検出法の開発 |
清尾 康志 |
東京工業大学 |
松本 進 |
東京工業大学 |
実験的に5’末端修飾だけで短鎖特異的に結合することができることを見出し、特定のプローブ分子の合成に成功したのは評価できる。 |
384 |
光応答抽出剤を用いた無廃棄物型貴金属リサイクル技術の開発 |
竹下 健二 |
東京工業大学 |
林 ゆう子 |
東京工業大学 |
イオン吸脱着の明確化、容易な錯体分解、Au回収、実用的な光応答型溶媒抽出の可能性等、高く評価できる。特許出願目標の光応答抽出のコンセプト実現、金属イオンの分離・回収等による実用化等が期待できる。 |
385 |
緑色を基点とした色調変化型光学酸素センサーチップの開発 |
朝倉 則行 |
東京工業大学 |
林 ゆう子 |
東京工業大学 |
手堅い研究手法で所期の目的を達成したものとして評価でき、視覚に直接訴える簡便な酸素センサーとして期待するが、知財のガードがなく実用化過程で課題を残す。結果的に、それが企業の不参加を呼ぶことを危惧する。 |
386 |
アルブミン分子のブラウン運動に基づく血清(血漿)粘度測定装置の改良開発 |
岡崎 登志夫 |
北里大学 |
平田 伸 |
北里大学 |
アイデアは非常に興味深いものである。しかし、当初計画の血清粘度測定用簡易システムを製作したが、その性能を確認するまでには至っておらず、実用化への道筋は殆んどできていない。また、特許化についても見通しは立たず、今後の課題と考えられる。 |
387 |
セルロースからグルコースへの変換技術開発 |
室田 明彦 |
明治大学 |
諸石 昌人 |
明治大学 |
実験室レベルでの基礎データが得られたことは成果であるが、企業化には時間を要する。企業化の見通しを明らかにするためにはパイロットプラントによる実証確認試験が必要と思われる。 |
388 |
骨誘導能を有するキレート硬化型ペースト状人工骨の開発 |
相澤 守 |
明治大学 |
諸石 昌人 |
明治大学 |
人工骨の移植実験までは至っていないが、ある程度の強度を持った人工骨の作製に到達している。臨床応用まではある程度の時間は必要と予想されるが、KASTや医療機器メーカーとの共同研究を計画しているようであり、大いに期待したい。 |
389 |
糖尿病モデルブタの性能試験 |
長嶋 比呂志 |
明治大学 |
北川 貞雄 |
明治大学 |
当初の計画通り達成した。糖尿病の解析に大いに貢献すると考えられる。企業化については研究用材料の販売にとどまると考えられるが、具体的な計画は示されていない。 |
390 |
難分解性高分子リグニンの低分子量化技術の開発と応用 |
尾崎 宏 |
明治大学 |
諸石 昌人 |
明治大学 |
基礎的な研究である程度の成果は得ているが、目的酵素(リグニン分解酵素)を大量発現できないことは、実用化にとって致命的である。今後目的酵素を大量発現させ、リグニンの分解につなげるまで、さらなる研究開発が必要となる。 |
391 |
ヒト制御性樹状細胞を用いた免疫細胞療法の開発 |
佐藤 克明 |
理化学研究所 |
岩野 はるか |
理化学研究所 |
本実験はノックアウトマウスを用いた基礎的研究であるが、ヒト-マウス異種移植モデルを用いてヒト制御性樹状細胞の生体におけるT細胞機能制御効果を実証したことは評価できる。アレルギー性疾患に対する新規免疫細胞療法の臨床研究への応用が期待される。 |
No. |
研究課題名 |
研究者 |
コーディネータ |
評価コメント |
氏 名 |
所 属 |
氏 名 |
所 属 |
392 |
ドラッグデリバリーシステムを用いた牛過剰排卵技術の開発 |
内山 保彦 |
新潟県農業総合研究所 |
真島 操 |
にいがた産業創造機構 |
ドラッグデリバリーシステムを用いた、貴重な知見が得られており、予定の計画は概ね遂行された。今後、企業化へむけて、他機関との連携によるデータの蓄積が望まれる。 |
393 |
生体用高強度低弾性チタン合金の開発 |
村山 洋之介 |
新潟工科大学 |
福田 健 |
株式会社新潟ティーエルオー |
生体用高強度のチタン合金の企業化における課題が明確にされた。今後、生体材料の基盤技術として、企業との共同研究に進展することが望まれる。 |
394 |
タンパク質低速合成大腸菌株AM68を利用した有用タンパク質生産システムの開発 |
伊東 孝祐 |
新潟大学 |
中津 普門 |
新潟大学 |
AM68株によるタンパク質生産システムは、ほぼ確立し、計画通りに研究が実施なされているが、実用化に向けて、解決すべき課題を明確にすることが望まれる。 |
395 |
移植用骨膜培養に特化したコラーゲン特殊コーティングされた基材の開発 |
奥田 一博 |
新潟大学 |
中津 普門 |
新潟大学 |
研究は意欲的に行われたが、当初の目標が高く、達成が困難な項目もあった。本研究中に検討した代替手法により、今後、基材の開発の技術確立を推進することが望まれる。 |
396 |
化学磁気メモリー素子のためのらせん主鎖ポリラジカルの開発 |
金子 隆司 |
新潟大学 |
中津 普門 |
新潟大学 |
当初の計画をおおむね遂行しているが、知的財産権の確保についての検討を進め、早急に出願することが望まれる。 |
397 |
チタン形状記憶合金ステントを用いた気管欠損部閉鎖法の開発 |
窪田 正幸 |
新潟大学 |
中津 普門 |
新潟大学 |
当初の計画はほぼ遂行され、実用化にむけた今後の課題についても明確になった。企業化に向けて、知財を確保するための更なるデータ蓄積が望まれる。 |
398 |
関節軟骨の診断システムの開発 |
坂本 信 |
新潟大学 |
中津 普門 |
新潟大学 |
今回得られた知見をもとにより詳細な研究成果の記述が望まれる。企業化に向けた診断システムに関する、更なるデータの蓄積が期待される。 |
399 |
Micro-CT装置を利用した骨石灰化度測定システムの開発 |
山子 剛 |
新潟大学 |
中津 普門 |
新潟大学 |
当初の計画はおおむね遂行されており、新たなデータも蓄積されているが、今後は、医療現場との一層の連携をはかり、骨石灰化度測定システムの実用化にむけて、企業化促進を図ることが望まれる。 |
400 |
フラクタル構造により高密度にアミノ基を含む二酸化炭素分離膜の開発 |
寺口 昌宏 |
新潟大学 |
中津 普門 |
新潟大学 |
ほぼ計画通りに研究が実施され、二酸化炭素分離膜の開発の基盤となる合成手法が確認された。今後、実用化にむけて必須な事項についての更なるデータの蓄積が望まれる。 |
401 |
超高圧処理/酵素処理併用による免疫寛容を誘導する食品の開発 |
小谷 スミ子 |
新潟大学 |
中津 普門 |
新潟大学 |
当初の計画どおり、超高圧処理と酵素消化を組み合わせてアレルゲンの喪失や免疫寛容の発現などが達成できた。今後一般食品への応用技術化および知財の確保が望まれる。 |
402 |
機能性食品製造に利用可能なキチン分解酵素の開発 |
渡邉 剛志 |
新潟大学 |
中津 普門 |
新潟大学 |
当初計画上で重要なキチン分解菌候補が選定された。今後、酵素工学的に応用レベルに発展させるための課題の解決および知財の確保が望まれる。 |
403 |
高感度表面プラズモン励起光検出水素ガスセンサの開発 |
馬場 暁 |
新潟大学 |
福田 健 |
株式会社新潟ティーエルオー |
当初目標に対し、水素濃度の検出感度が想定されたレベルに達しておらず、さらにデータを蓄積し、知財の確保が望まれる。今後の展開について、明確な方向性の検討が望まれる。 |
404 |
貴金属の有効利用を指向した省エネルギー型電極作成法の開発 |
八木 政行 |
新潟大学 |
中津 普門 |
新潟大学 |
当初の計画に対し、研究実施の記述の不十分な項目があり、また現状では新技術の提案の域にとどまっている。今後は企業化に向けた本技術の具体的な活用法の検討と特許申請の推進が望まれる。 |
405 |
ラット実験腸炎に対する治療内視鏡による炎症性腸疾患の新規治療法開発 |
鈴木 健司 |
新潟大学 |
中津 普門 |
新潟大学 |
当初の計画は、概ね遂行された。知財も確保されている。本手法による治療法の早期の確立が望まれる。 |
406 |
環境に優しい生分解性膜分離材料の高機能化 |
田中 孝明 |
新潟大学 |
中津 普門 |
新潟大学 |
当初の計画に対し、研究の核となる生分解性膜分離材料の高機能化への最適化の記述が十分でない。今後、企業と連携をして製品化に必要な条件と課題を明らかにした上で、その解決に向けた取り組み推進が望まれる。 |
407 |
高吸着能力・強磁力を有する新規複合材料の開発と応用 |
川田 邦明 |
新潟薬科大学 |
千原 恵子 |
にいがた産業創造機構 |
ほぼ計画通りの研究が遂行されているが、研究目標は、期待した成果が得られなかった。今後、本技術の確立のための更なるデータの蓄積および特許出願の推進が望まれる。 |
408 |
地産ベリー「ナツハゼ」のアントシアニン成分を活用する機能性食品の開発研究 |
平山 匡男 |
新潟薬科大学 |
真島 操 |
にいがた産業創造機構 |
ほぼ計画通りにナツハゼのアントシアニン成分が血管弛緩作用の活性成分であることを解明し、特許出願も実施済みである。今後、機能性飲食品の開発に向けた具体的な進展が望まれる。 |
409 |
ヒトmiR-122を分解する新たなsgRNA剤の開発 |
梨本 正之 |
新潟薬科大学 |
佐々木 峰子 |
株式会社新潟ティーエルオー |
当初計画を達成し、新規性のある研究成果が得られており、また特許出願の方向性も明確となっている。今後、企業化に向けた発展が期待される。 |
410 |
CoSix/Siによる超高速・広帯域(可視・赤外)光電変換素子の開発と応用 |
安井 孝成 |
長岡技術科学大学 |
福島 忠男 |
長岡技術科学大学 |
当初の計画に対し、素子開発の基礎となるデータは取得されたが、一部の実施項目の結果に関する記述が十分でない。今後、企業化に向け具体的な課題設定による研究の推進が望まれる。 |
411 |
非接触インライン計測へ向けた3次元動画顕微鏡の開発 |
塩田 達俊 |
長岡技術科学大学 |
松浦 康次 |
長岡技術科学大学 |
当初の計画に対し、研究の進展にともない集中すべき項目が明確になり、特許も出願された。今後、早急な企業化に向け、積極的なアクションが望まれる。 |
412 |
電磁場-力学場の相互作用を応用した新型高サイクル熱疲労試験装置の開発 |
岡崎 正和 |
長岡技術科学大学 |
福島 忠男 |
長岡技術科学大学 |
ほぼ計画通りの研究が遂行され、熱疲労試験機の装置を試作し、実験データが蓄積された。企業化に向けた製品像も明確である。今後、実験装置とその周辺から知的財産の確保が望まれる。 |
413 |
混合培養系を用いた難分解性含塩素有機リン酸トリエステル類の完全分解 |
解良 芳夫 |
長岡技術科学大学 |
福島 忠男 |
長岡技術科学大学 |
当初の目標どおり、難分解性の有機リン酸トリエステルを混合培養系で分解、無害化が達成できた。今後、企業化に向けた課題の検討と特許出願の推進が望まれる。 |
414 |
溶液X線散乱法による柔軟な鎖状生体高分子の構造解析システムの開発 |
関 安孝 |
長岡技術科学大学 |
福島 忠男 |
長岡技術科学大学 |
当初の目標を十分に達成していると判断される。今後糖鎖構造解析への応用と確保すべき知的財産権の検討が望まれる。 |
415 |
ゴム系複合材料の電気抵抗新規二面制御法開発と応用 |
五十野 善信 |
長岡技術科学大学 |
福島 忠男 |
長岡技術科学大学 |
当初の計画どおりゴム系複合材料の簡便な電気抵抗制御法が示された。今後、企業化・製品化のための課題整理と研究の推進、および知的財産の確保を行うことが望まれる。 |
416 |
オイルエマルジョンの分離システムの開発 |
小林 高臣 |
長岡技術科学大学 |
福島 忠男 |
長岡技術科学大学 |
研究計画はほぼ実施されており、目標も達成され、特許も出願済みである。今後、実用的見地から企業との一層の連携推進が望まれる。 |
417 |
無線LAN/OFDM用MC-CDMA符号ダイバーシチ通信方式の研究 |
太刀川 信一 |
長岡技術科学大学 |
福島 忠男 |
長岡技術科学大学 |
ほぼ計画通りに行われ、本提案方式の有効性が確認された。今後、より実際に近い利用環境での有効性の検証と企業化へ向けた取組、および特許申請の推進が望まれる。 |
418 |
スーパーハイビジョン用光ディスクトラッキング制御系の開発 |
大石 潔 |
長岡技術科学大学 |
福島 忠男 |
長岡技術科学大学 |
当初の計画どおり、光ディスクの高速記録・再生を実現し、特許も出願予定である。今後、一層企業との連携を深め、企業化の推進が望まれる。 |
419 |
Si(111)面上GaSb系へテロエピタキシーによる低価格化赤外光素子 |
内富 直隆 |
長岡技術科学大学 |
松浦 康次 |
長岡技術科学大学 |
当初の計画がおおむね遂行されており、新たな知見も得られているが、更なるデータの蓄積が望まれ、今後も継続的な研究と企業化への取組、および特許出願の推進が望まれる。 |
420 |
レーザー誘起結晶化ガラスによる光変調素子の創製 |
本間 剛 |
長岡技術科学大学 |
福島 忠男 |
長岡技術科学大学 |
研究は、ほぼ計画に従って実施され、レーザー誘起結晶化ガラスに関する技術を実現し基本機能を確認して、特許出願も行っている。今後、実用的観点からの検討が望まれる。 |
421 |
張出し成形に優れた高強度・高延性マグネシウム板材の開発 |
本間 智之 |
長岡技術科学大学 |
吉野 好男 |
にいがた産業創造機構 |
当初の計画はほぼ遂行されており、高強度機能材料の創製に関して基盤となる成果が得られた。今後、これらの研究成果の企業化への発展と知財化が望まれる。 |
422 |
液晶配向印刷法によるLCD作製技術の確立 |
木村 宗弘 |
長岡技術科学大学 |
松浦 康次 |
長岡技術科学大学 |
ほぼ計画通りの研究が遂行され,期待された成果や新たな知見が得られている。今後,企業と実用化に向けた共同研究を実施する中で,多くの特許・実用新案の申請・取得が期待される。 |
423 |
微生物の機能に基づいた検出技術の開発と脱窒素細菌群への適用 |
荒木 信夫 |
長岡工業高等専門学校 |
目黒 正義 |
にいがた産業創造機構 |
微生物の機能に基づいた検出が実験系において可能となった。今後は夾雑物も大量に含まれる実際の汚泥処理での有効性の検証、および事業化と特許申請の推進が望まれる。 |
424 |
血糖値上昇抑制を目的とした米の湿熱処理加工 |
菅原 正義 |
長岡工業高等専門学校 |
真島 操 |
にいがた産業創造機構 |
米の湿熱処理加工法について、実用化に向けて有効なデータが得られたが、当初目標で達成できていない部分も残り、今後、実用化に向けた研究および特許申請の推進が望まれる。 |
425 |
医療用多孔質チタン合金の開発と応用 |
青柳 成俊 |
長岡工業高等専門学校 |
目黒 正義 |
にいがた産業創造機構 |
当初の計画は概ね達成されているが、医療用多孔質チタン合金の企業化に向け具体的な商品化を目指した企業との共同開発および特許申請の推進が望まれる。 |
426 |
廃石膏ボードと汚泥からなる団粒状建設材料の開発 |
尾上 篤生 |
長岡工業高等専門学校 |
長谷川 雅人 |
にいがた産業創造機構 |
当初の計画どおりに概ね遂行され、廃石膏ボードの有効利用への筋道はつけられた。今後企業化にあたって他の材料との経済的比較検討が望まれる。 |
427 |
米品種純度検定用DNAマーカーの開発 |
田淵 宏朗 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
山田 敏彦 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
計画通り試験を遂行し、目標以上の15品種を対象にしたマーカーの開発を達成した。今後は、企業化に向けた研究の推進が望まれる。 |
No. |
研究課題名 |
研究者 |
コーディネータ |
評価コメント |
氏 名 |
所 属 |
氏 名 |
所 属 |
428 |
塩化ビニール樹脂中の可塑剤の簡易・迅速分析技術の開発 |
佐伯 和光 |
富山県工業技術センター |
谷野 克巳 |
富山県工業技術センター |
高い確率で判別可能な技術を用いた簡易・迅速測定機の実用化は十分期待できる。知的財産権の申請を行い、関係企業・協会等へアプローチし実用化への促進を期待する。 |
429 |
陽極酸化軽金属と熱可塑性樹脂の超音波接合 |
石黒 智明 |
富山県工業技術センター |
谷野 克巳 |
富山県工業技術センター |
申請書に記されていた目標値(樹脂母材強さの50%)を達成できなかったが、今回得られたノウハウを活用出来る関連プロジェクトがあるとのこと。 今後さらに企業化に向けた努力を期待する。 |
430 |
細胞スクリーニング用低コストチップの開発 |
大永 崇 |
富山県工業技術センター |
谷野 克巳 |
富山県工業技術センター |
従来のシリコン製チップに比較して勝るとも劣らないものが出来上がっているので、今後の自動型細胞回収装置の利用へと発展することが期待される。是非とも蛍光強度の高い製品を作成されたい。知的財産権の確保も期待する。 |
431 |
多孔質柱状酸化チタン薄膜によるエレクトロクロミック素子の実用化研究 |
本保 栄治 |
富山県工業技術センター |
谷野 克巳 |
富山県工業技術センター |
耐久性の問題は発見されたものの、当初予定のすべての研究は完了している。耐久性の問題を解決し、用途を限れば、実用化への道の可能性がある。これを克服して特許申請に進まれることを望む。 |
432 |
生物情報を活用した医薬品の製造工程改良と新規物質の生産 |
橋本 正治 |
富山県立大学 |
福井 敏 |
富山県立大学 |
研究計画はすべて予定通り完了しているが、成果は未だ研究レベルである。企業との共同研究に漕ぎ着けるには時間を要すると予想される。知的財産権の申請も念頭に置いてさらに研究を進められることを希望する。 |
433 |
視覚障害者理工系教育支援システムのハードウェア開発 |
高木 昇 |
富山県立大学 |
定村 茂 |
富山県立大学 |
当初の計画は一部を除いて達成されている。今後、実用化に対して残った課題を解決し、特許出願に向けての進展を期待する。 |
434 |
携帯情報端末を用いた高信頼性個人認証装置の開発 |
高野 博史 |
富山県立大学 |
定村 茂 |
富山県立大学 |
当初計画に沿って良い成果が得られている。実用化については未だ問題が残されているが、実証試験等による課題解決によって、次の段階に進まれることを望む。 |
435 |
空書きによる文字入力のための文字認識技術の開発 |
中井 満 |
富山県立大学 |
定村 茂 |
富山県立大学 |
携帯で空中で手を振りながら書いた文字を認識するというアイディアを活かすために、さらに改良を加えて実用化に進むことを期待する。 |
436 |
竹粉とプラスチックを用いた屋外用カラー複合材料の開発 |
田近 克司 |
富山県農林水産総合技術センター |
茅原 正毅 |
日本住宅木材技術センター |
金型内での均一フォーミングと低コスト化の研究開発及び、特許取得が企業化にむけて必要と思われる。 |
437 |
食品および医薬品製造ラインにおける異物除去装置の開発 |
石田 弘樹 |
富山商船高等専門学校 |
定村 茂 |
富山県立大学 |
人毛とポリエチレンは捕集除去できるとのことであり、更なる検討でブレークスルーすることが期待される。企業と組んで製品化へアプローチされることが望まれる。 |
438 |
糖尿病性腎・網膜症予防薬の簡易スクリーニング法の開発 |
加藤 一郎 |
富山大学 |
佐貫 大三郎 |
富山大学 |
本研究手法が「スクリーニング法の開発」という研究テーマに合致しているかどうかは別にして、企業との共同研究、MTA契約が検討され、企業化計画や知財権確保の試みがなされていることは注目に値する。 |
439 |
音響・画像・映像分野での飛躍的発展を目指した符号化・ソフトウエアの開発 |
広林 茂樹 |
富山大学 |
岩瀬 洋一 |
富山大学 |
ソフトウエア開発はすべて予定通りになされ、成果も報告されている。特許も取得し、実用化に向けての各種助成金の申請が行なわれていることは評価できる。今後、様々な展示会等への出展や企業へのPRがなされ、着実に実用化されることを期待している。 |
440 |
遺伝子検査の高速化を目指した液滴集積配置方式による遺伝子増幅装置の開発 |
黒澤 信幸 |
富山大学 |
岩瀬 洋一 |
富山大学 |
低コスト、高速処理の実現をめざした液滴集積配置方式であが、温度コントロールが不十分で改善の必要性が示唆された。試作装置はまだ実用レベルに至らないが、試料台をさらに改善することにより、実用化への道が開かれることを期待する。 |
441 |
落雷による被害の判定方法の確立と有効なアース設置法の技術開発 |
酒井 英男 |
富山大学 |
岩瀬 洋一 |
富山大学 |
精力的な研究活動により、次のステップへの期待が感じられる。論文やデータベースの積み上げ、知財も一定の成果をアウトプットしていることは評価できる。今後、落雷対策上で重要技術であるので、企業化へのアプローチを期待する。 |
442 |
プラズマフォーカス装置による低コスト・高品質のDLCパルス製膜技術の開発 |
升方 勝己 |
富山大学 |
岩瀬 洋一 |
富山大学 |
本研究成果の有用性や新規性に関して検討を加えて、知的財産権の確保や従来法によるDLCと異なる用途開発を行うことを期待する。 |
443 |
形態・整合性制御による高温強度に優れる新規軽量材料の開発 |
松田 健二 |
富山大学 |
永井 嘉隆 |
富山大学 |
当初の計画通りの作業によって、申請以上の成果を得ている。論文、知財成果のアウトプットも着実に出ている。次のステップでの実用化への期待がある。 |
444 |
広帯域・高ダイナミックレンジが可能な高性能デジタル超音波センサの開発 |
前澤 宏一 |
富山大学 |
岩瀬 洋一 |
富山大学 |
要素技術に関してかなりの成果が出ていることは評価できる。実用化へのハードルはまだ高いが、それに備えての知的財産の検討を期待する。 |
445 |
酸素酸化を利用した軽油の超深度脱硫プロセス実用化への技術開発 |
村田 聡 |
富山大学 |
岩瀬 洋一 |
富山大学 |
計画の試験項目を全て実施しているが、今後検討すべき課題も多く残されている。知的財産権の確保やコーディネーターのフォローアップなどにも、今後一層の努力を期待したい。 |
446 |
非鉄金属薄板の塗布コーティング向け磁気浮上・搬送システムの開発 |
大路 貴久 |
富山大学 |
岩瀬 洋一 |
富山大学 |
当初の目標が達成されていないが、その原因分析はできており、今後の実用化への努力が期待される。 |
447 |
押出加工が可能な超伝導軽量ハイブリッド線材の開発 |
池野 進 |
富山大学 |
永井 嘉隆 |
富山大学 |
本試験研究によって、超伝導MgB2の開発に成功した点は特記すべき事である。実用化に向けて、今後の要素開発の積み上げを期待する。準備中の知財も早期のアウトプットが望まれる。 |
448 |
神経系遺伝子発現に影響を与えるU型ピレスロイドの修飾と脳機能改善効果 |
津田 正明 |
富山大学 |
佐貫 大三郎 |
富山大学 |
デルタメトリン類似化合物の合成に成功し、神経細胞の分枝・分化現象が見出されたことは注目される。新規脳機能改善薬を開発するためには、動物を用いた脳機能改善効果の実験等が必要とされ、今後の実用化に向けた努力が期待される。 |
449 |
GPS携帯電話による多言語対応型避難誘導システムの開発 |
唐 政 |
富山大学 |
永井 嘉隆 |
富山大学 |
アイディアは面白く、実用化されると有用な技術である。今後、早期の特許出願及び実用化に向けての進展を期待する。 |
450 |
糖尿病性合併症治療薬開発を指向した新規三環系化合物の合成と活性評価 |
豊岡 尚樹 |
富山大学 |
佐貫 大三郎 |
富山大学 |
抗糖尿病新規三環系化合物の構造活性相関で、既知薬エパルレスタットに比べやや弱いものの活性を示す化合物をいくつか発見していることは注目される。当初予定されていたin vivo実験は実施されていない。 |
451 |
ウィルス感染予防に用いる徐放性芳香精油製剤等の開発 |
落合 宏 |
富山大学 |
佐貫 大三郎 |
富山大学 |
工夫された実験がなされているが、実用的なデータまでには至っていないようだ。開放的な室内で有効性をもつには、更に解決すべき問題が残されている。さらなる検討が望まれる。 |
No. |
研究課題名 |
研究者 |
コーディネータ |
評価コメント |
氏 名 |
所 属 |
氏 名 |
所 属 |
452 |
間質性腎炎の診断マーカーの探索と臨床応用 |
友杉 直久 |
金沢医科大学 |
増田 浩子 |
金沢医科大学 |
発見された尿中バイオマーカーは線維化を促進させる因子ではなかったので、簡易型検査キット開発に繋がっていない。新たにEMT誘導因子の分泌を見出し、病態解明、医薬品開発への可能性が出てきたことは注目される。 |
453 |
撮影画像法に基づく亀裂検出を包含した構造物ヘルスモニターシステムの開発 |
畝田 道雄 |
金沢工業大学 |
南 宏之 |
金沢工業大学 |
デジタル画像相関法におけるソフトウエアーとして、より実用化にむけ進展していると評価される。企業の特定のニーズに特化して実用化することを望む。 |
454 |
簡易唾液採取用具の開発とストレス評価への応用 |
長澤 晋吾 |
金沢工業大学 |
南 宏之 |
金沢工業大学 |
試験研究自体は、予定通り遂行されているが、ストレスマーカーが低値を示した原因や測定値の妥当性など、問題点が残されている。試験の完成度を高めることを期待する。 |
455 |
局所接触型マイクロ波加熱法を用いた噴霧生成機構の開発と応用 |
榎本 啓士 |
金沢大学 |
分部 博 |
金沢大学 |
研究発表も行なわれ、国際学会への参加の予定も記載されており、研究レベルでの十分な成果が上がっているものと判断される。さらに精度ある検証を行い、知的財産を確保して実用化へ進むことを期待する。 |
456 |
安全性を最重視した遠隔無線通信ネットワークロボットの試作開発 |
滑川 徹 |
金沢大学 |
奥野 信男 |
金沢大学 |
当初の目標はほぼ達成できている。研究成果は、国際・国内学会学術論文4編を発表しているが、知的財産権の確立を期待したい。同時に、実用化、企業化に向けて一層の努力を望みたい。 |
457 |
高い展延性を有する金属蒸着フィルムの開発と応用 |
岩森 暁 |
金沢大学 |
分部 博 |
金沢大学 |
安価な金属の組み合わせで、従来品を代替できる可能性を見出したことは大きな成果である。早急に商品化テストを進め、問題点の抽出を計られたい。 |
458 |
世界最高レベルの耐久性を持つ有機薄膜太陽電池の開発 |
高橋 光信 |
金沢大学 |
五十嵐 泰蔵 |
有限会社金沢大学ティ・エル・オー |
有機薄膜太陽電池のエネルギー変換効率は当初の目標以上を達成していることは評価できる。今後、知的財産権の出願や実用化に向けて、一層の努力を期待する。 |
459 |
次世代安全運転支援システム開発を目指した新規運転ストレス評価法の検討 |
山越 健弘 |
金沢大学 |
長江 英夫 |
金沢大学 |
運転中のストレスを評価する新しい研究手法を導入し、計画通り実施されている。実用化が待たれるテーマであるが、今後の課題として運転しない場合の対照実験を組み込むとともに、申請時の計画書に書かれていたストレスホルモンの計測など客観的な手法との組み合わせ実験が望まれる。 |
460 |
生体内磁気ビーズ計測の低侵襲極細針形磁気センサの測定限界の研究 |
山田 外史 |
金沢大学 |
平野 武嗣 |
金沢大学 |
本研究は温熱治療用の計測技術として生体実験可能な状態に達したと考えられる。本技術の他分野への積極的応用推進、および特許創出を期待する。 |
461 |
画像処理機能を搭載する高速・高解像度イメージセンサの実証システムの開発 |
秋田 純一 |
金沢大学 |
中村 尚人 |
有限会社金沢大学ティ・エル・オー |
オプティカルフローの高速VisionChip開発の技術的意義は大きい。適切な応用システムを提案することにより、企業化を積極的に進めていただきたい。それによる応用特許の創出も期待する。 |
462 |
組換えHGFによる骨折・関節傷害の再生修復技術の開発 |
松本 邦夫 |
金沢大学 |
渡辺 良成 |
金沢大学 |
HGFの肝以外の組織への効果が明らかになるに連れ、様々な組織損傷の治療への応用が考えられている。その中で骨、軟骨障害の治療への応用は高齢化社会に直面している現在の日本のニーズに深く合致しており、今後の発展が期待できる。今後の計画が具体的に示されており、評価される。 |
463 |
音声による難聴者との携帯型コミュニケーション支援システムの開発 |
船田 哲男 |
金沢大学 |
分部 博 |
金沢大学 |
社会的ニーズに応えたアイディアのあるテーマであり、当初の計画はほぼ達成されている。今後、研究者の定年退官に応じて、他の研究者が継続して実用化されることが望まれる。 |
464 |
非常時に活躍する「電子アーミーナイフ」(ε-ARK)の携帯電話等での実装と検証 |
大野 浩之 |
金沢大学 |
平野 武嗣 |
金沢大学 |
研究はほぼ予定通り進められ、完了している。地域の安全、安心のための重要インフラとして期待されるので、本成果をもとに他の助成事業を活用して、さらに推進していくことを期待する。 |
465 |
未活用バイオマスからの硫酸塩還元微生物による酢酸高速生成法の開発 |
池本 良子 |
金沢大学 |
奥野 信男 |
金沢大学 |
硫酸塩の循環利用について十分なデータがなく、酢酸あるいはメタンの製造コストがはっきり示されていない。今後、基礎的データを蓄積し、特許申請や企業化を視野に入れた研究推進を期待する。 |
466 |
誘導熱プラズマによる新・高速表面窒化処理 |
田中 康規 |
金沢大学 |
平野 武嗣 |
金沢大学 |
当初の計画はほぼ達成されている。今後、実用化に向けての課題を解決し、次のステップへの進展を期待する。 |
467 |
男性型更年期障害の新規診断技術の確立 |
東 達也 |
金沢大学 |
奥野 信男 |
金沢大学 |
当初の目標が達成され、さらにサプリメントの評価の可能性など、新しい知見が得られたことには評価される。 |
468 |
立位位置知覚能に焦点を当てた高齢者向け後方バランス訓練機器の開発 |
藤原 勝夫 |
金沢大学 |
長江 英夫 |
金沢大学 |
本研究では、立位,膝立ち位や座位での後方姿勢外乱装置を開発し、高齢者や若年者の後方バランス訓練効果を脳波、筋電図および足圧中心(CFP)などで科学的な評価を行うなど、着実に実験が実施されており、次のステップが期待される。 |
469 |
ノイズ電流源分布推定・可視化システム |
八木谷 聡 |
金沢大学 |
中村 尚人 |
有限会社金沢大学ティ・エル・オー |
商品設計として優れている。解決すべき課題も明確になってきており、早期の製品化を期待する。 |
470 |
原子分解能を有する液中三次元イメージング技術の確立 |
福間 剛士 |
金沢大学 |
奥野 信男 |
金沢大学 |
実用上から重要な研究であるとともに、学術的にも優れた成果をあげていることは高く評価できる。関連企業との連携により、早く商品化されることを期待する。 |
471 |
魚類ウロコを用いたがん細胞の骨転移能簡便スクリーニング法の開発 |
鷲山 幸信 |
金沢大学 |
長江 英夫 |
金沢大学 |
ウロコとがん細胞の最適培養温度の相違により本実験に至っておらず、目標に掲げた骨転移簡易スクリーニング法が確立されていない。実現のためには、更なる基礎実験を重ねることが望まれる。 |
472 |
油汚染環境を修復する微生物製剤の開発 |
井上 智実 |
石川県工業試験場 |
塚林 和雄 |
石川県産業創出支援機構 |
油による海の汚染を経験した石川県ならではの研究である。今後の課題として、重油分解速度をどのように高めるか、環境内温度で分解効率を高めることが挙げられる。また、輸入製剤との効果の比較評価や価格競争に耐えられるかどうかが、今後の実用化にあたって検討課題として残されている。 |
473 |
簡易臨床検査法としての活性酸素消去発光分析の実用化 |
吉城 由美子 |
石川県立大学 |
辻 ェ司 |
石川県立大学 |
本研究では、顕微鏡およびマイクロイメージングが導入されたために、活性酸素の発生と発光の関係が視覚的に比較可能となり、多くの研究成果が得られている。今後の実用化が期待される。 |
474 |
新しい表現豊かな音声合成方式 |
赤木 正人 |
北陸先端科学技術大学院大学 |
山本 外茂男 |
北陸先端科学技術大学院大学 |
優れたアイディアの研究であり、当初の計画はほぼ達成されている。今後、早期の特許出願及び実用化に向けての進展を期待する。 |
475 |
新しい電極構造を用いたn型有機トランジスタの開発 |
藤原 明比古 |
北陸先端科学技術大学院大学 |
山本 外茂男 |
北陸先端科学技術大学院大学 |
有機FETの電極構造改良により、目標値は達成されている。残る課題「空気中の安定動作」に関して継続研究を行い、早期に実用化することを期待する。 |
476 |
未開拓電磁波領域を用いた細胞膜秩序ドメイン構造の制御技術開発 |
濱田 勉 |
北陸先端科学技術大学院大学 |
山本 外茂男 |
北陸先端科学技術大学院大学 |
当初目標は達成されているが、具体的な応用製品の姿が示されていない。電磁波照射による技術的優位性を特徴づける特許出願を期待する。 |
No. |
研究課題名 |
研究者 |
コーディネータ |
評価コメント |
氏 名 |
所 属 |
氏 名 |
所 属 |
477 |
地上での超低レベル放射線測定を可能とする新遮蔽材の探索と反同時計数法の最適化 |
小野 真宏 |
若狭湾エネルギー研究センター |
祝 一裕 |
若狭湾エネルギー研究センター |
宇宙線由来のミュオンによるBGを反同時計測で落とすという申請者のアイディアは評価できる。しかしながら、PSとGeの最適な配置と高価な高純度Wによる遮蔽でBGを5 cpm程度に減らすことができるかは明らかではないと思われる。 |
478 |
新規酵素による健康機能性食品の製造技術開発 |
木元 久 |
福井県立大学 |
谷内 博 |
北陸経済連合会 |
キチンの効率的な完全酵素分解は世界中で試みられている研究であるが、画期的な成果が得られたものと考えられる。ただし、分解産物が本当に単糖としてのN-アセチルグルコサミンのみなのか、あるいは部分分解物であるキチンオリゴ糖を含むものであるのかは、明確にしておく必要があると思われる。 |
479 |
工場排水中の微量重金属検出−回収ハイブリッド技術の開発 |
松井 栄樹 |
福井工業高等専門学校 |
上坂 治 |
ふくい産業支援センター |
まだ実用化の見通しが立つところまで到達できていないが、さらに研究を継続し研究目標の達成に努力されることを期待する。 |
480 |
テラバイト級ホログラム・データ・ディスク用焦点誤差検出装置の開発 |
藤田 輝雄 |
福井工業大学 |
上坂 治 |
ふくい産業支援センター |
専門性の強い研究テーマと思われる。試験装置の作製に手間取り、実施計画は達成できなかったようである。具体的に企業化するにはかなり時間がかかりそうだ。 |
481 |
地中熱利用融雪システムの最適設計条件 |
永井 二郎 |
福井大学 |
蓑輪 泰造 |
福井大学 |
現在設置可動中のシステムにおいて、熱解析システムの精度向上を充分に検討することが先決ではないか。精度の高い気象データは入手できるが、各地の、様々な土壌の熱物性データをどこから取得するのか明確にする必要がある。 |
482 |
熱滅菌型空気清浄化装置の実用化に向けた実証実験 |
岩崎 博道 |
福井大学 |
蓑輪 泰造 |
福井大学 |
病源菌の除去には効ありとしても、装置運転による排気ガス、装置設置場所での気体の流れ、音、温度上昇など周囲環境との調和にも配慮が要求されると思われる。解決すべき2〜3の課題を残すものの、有効性を確認できたものと判断する。 |
483 |
がん特異的酢酸代謝を標的とした新規がん治療法の開発 |
吉井 幸恵 |
福井大学 |
巽 信夫 |
福井大学 |
新しい癌の診断・治療技術であり、企業化の期待が持てる。ただし、製薬企業との共同開発には安全性の確保が必須であり、他制度への展開を含めて、動物実験による安全性評価を実施してもらいたい。 |
484 |
時変感情・個性を有する患者ロボットと看護医療評価システムの研究 |
見浪 護 |
福井大学 |
吉田 芳元 |
福井大学 |
本研究はパラメディカル学生の実習にとって技術向上と安全面の確保からもぜひ進めたい内容である。試作機に対する実習アンケートをとり有効性や改善点が明確になったので、さらなる研究の継続によって実用性を高めてほしい。このような成果の蓄積をベースにすれば企業化への具体的指針がより明確になる。また特許に関しても十分な期待を持つことができる。 |
485 |
リカレントニューラルネットを用いた日本文連続音声入力システムの開発 |
荒木 睦大 |
福井大学 |
巽 信夫 |
福井大学 |
報告書の内容に具体性がかけるため、本研究でどのような成果が達成できたかの評価は困難である。現在の音声認識の技術のレベルに及ばない成果であると思われる。 |
486 |
チタン繊維による人工肋骨の再生 |
佐々木 正人 |
福井大学 |
吉田 芳元 |
福井大学 |
実験計画通りに実施され、期待する成果が得られ、解決を要する技術的課題が明らかになったといえる。医療機器・材料の企業化には多大な経費と時間を要する。そのために、関連企業とのアライアンスおよび、それに必要な特許取得が必要となり、それらの検討をコーディネータに期待する。 |
487 |
イオンビームによって変異処理した冬虫夏草菌による抗腫瘍性物質「コルジセピン」大量生産法の開発 |
榊原 三樹男 |
福井大学 |
吉田 芳元 |
福井大学 |
生産株の選抜で、優れた成果が得られている。コルジセピンの大量生産法は、ほぼ確立しているので、関連企業との共同研究やアライアンスは可能と思われる。ぜひ、実用化へ結び付けてほしい。 |
488 |
ポリアリレートナノ繊維マットの量産化に向けた溶融静電紡糸法の開発 |
小形 信男 |
福井大学 |
吉田 芳元 |
福井大学 |
繊維の細線化およびナノファイバー化について当所計画の目標は達成できなかったが、着実に検討は進められ課題も抽出されているので、今後のブレークスルーが期待できる。企業化と特許出願については前向きな姿勢が評価できるので、できるだけ速やかにお願いしたい。 |
489 |
常時微動の三成分展開アレイ観測に基づく基礎地盤調査法の開発と応用 |
小嶋 啓介 |
福井大学 |
吉田 芳元 |
福井大学 |
総合的に判断して、研究内容はすぐれており、有用な研究成果を上げているが、企業化の向けては、もう少し時間をかけて研究することが必要であると考えられる。 |
490 |
高強度を有する新規ポリマーアクチュエータ複合電極の開発と応用 |
庄司 英一 |
福井大学 |
吉田 芳元 |
福井大学 |
アクチュエータ作製については、当初計画を達成しており評価できる。物性結果(報告書では変位量±1.2mm)は、目標値である屈曲度5mmを達成していない。今後、使用条件での機械的特性、その耐久性、運動特性などをアクチュエータ作成のプロセスも考慮して検討して欲しい。これからも展開の期待のできるテーマと思われる企業とのコンタクトもして、早い時期での実用化検討を期待する。 |
491 |
同一化学構造を持つ質量差1の安定同位体標識化合物9種の作製と利用法 |
松川 茂 |
福井大学 |
吉田 芳元 |
福井大学 |
新規アミン分析法の確立を追求した本シーズ発掘試験は、その有用性が検証され、実用化の期待を高めたことで成功したと言える。その有用性を担保する説得力のある基礎データの積み重ね(学術論文の作成等)が実用化の成否を決める。将来の可能性がある課題であるので、着実に成果をつみ重ねてほしい。 |
492 |
活性窒素種のラジカル反応を利用した放射線防護剤の開発 |
松本 英樹 |
福井大学 |
祝 一裕 |
若狭湾エネルギー研究センター |
該医薬品メーカーが興味(開発コスト/ベネフィットの検討開始)を示すまでの、説得力ある基礎データの取得が出来れば今後の進展が図れる。放射線防護作用を示す薬剤を見出した点で、一定の結果は得られたと言える。 |
493 |
並列画像合成装置(並列画像合成アルゴリズム)の開発 |
森 眞一郎 |
福井大学 |
巽 信夫 |
福井大学 |
DLPを用いたマルチスクリーンは例えばパナソニックなどが実現しており、「安価」という以外の価値があるかどうか明確にすることが必要である。実用を目指した研究開発であるので、企業との共同研究をすることがよいと思われる。 |
494 |
ケブラーの溶解およびその溶液を利用した新規有機材料の開発 |
池田 功夫 |
福井大学 |
吉田 芳元 |
福井大学 |
特殊溶剤を用いたアラミド繊維のケブラーの化学的誘導化で、シーズ発掘として十分な成果と今後に繋がる結果と方向性が示され、大いに発展が期待できる。強度との関連性を考慮しながら発展させられたい。企業との関係を早急に構築し、実用化研究を進めることを期待する。 |
495 |
マニピュレータ高速経路計画アルゴリズムの3次元実装 |
田村 信介 |
福井大学 |
巽 信夫 |
福井大学 |
マニュピレータの精度5cm(目標)は達成されたのか不明であるが,協調動作を可能にするマニュピュレータ数を3〜5(目標は2〜3)としたことなど,目標達成は評価できる。この技術が進展すれば企業にとって魅力あるものとなる。企業と組んでの実用化に向けて研究者とコーディネータと協力してがんばっていただきたい。 |
496 |
路面雪氷状態モデルによる地熱利用無散水システムの設計ソフトウェア開発 |
藤本 明宏 |
福井大学 |
吉田 芳元 |
福井大学 |
現実に即した非定常解析モデルを基礎とする地熱利用無散水融雪システムの最適設計ツールの開発ができた。計算結果と観測結果を比較し、かなりよい一致が見られた。今後は実用化に向けての企業との具体的連携が必要である。 |
497 |
ホルマリンとフェノールを繰返し同時除去可能な微生物製剤 |
内田 博之 |
福井大学 |
吉田 芳元 |
福井大学 |
元の菌体の性質は確かに特徴的で、面白いと思われる。ぜひ基礎研究を進めて実用化に近づけてほしい。実用化のためには、今後の新しい有効な変異体の獲得にかかっている部分が大きい。有効な変異体の作成を期待したい。 |
498 |
電池材料用ナノ分散炭素微粒子材料の表面フッ素修飾技術の確立 |
米沢 晋 |
福井大学 |
奥野 信男 |
福井大学 |
当初計画の研究項目は実施されており、今後、電池関連企業との共同研究が期待される。グラフェンシートを用いたハイレート特性の改善は(目標達成)とされているが、実用化に向けては、価格低減についてさらに検討が望まれる。フッ素化修飾で、カーボンの分散性向上は電池製造プロセス上の重要な知見とも思われる。 |
499 |
食品や環境中の有害微生物検出を目的とした高感度DNAバイオセンサの構築 |
末 信一朗 |
福井大学 |
蓑輪 泰造 |
福井大学 |
このように複雑な系を用いなくても、もっと簡便にレジオネラ菌を検出するシステムはあるのではないだろうか。実用に供するための電極のスペックなど製品化に至るまでのスコープを整理されてはいかがかと思われる。 |
500 |
血中11-ケトテストステロン量に基づいたPCOS診断法の開発 |
矢澤 隆志 |
福井大学 |
齊藤 敏機 |
福井大学 |
基礎研究のレベルは高く、研究は順調に進捗している。なかでも、ヒト由来KGN細胞にAR遺伝子を導入してアンドロゲンバイオアッセイ系を作成した成果は評価できる。診断法の確立、実用化に向けては、例数の増加が必須であり、広い地域範囲での協力が不可欠であろうと思われる。 |
No. |
研究課題名 |
研究者 |
コーディネータ |
評価コメント |
氏 名 |
所 属 |
氏 名 |
所 属 |
515 |
ポリイミド/CNT複合体の微細加工技術と電極・電子部品応用 |
伊東 栄次 |
信州大学 |
藤井 國久 |
信州大学 |
一部の未達項目や課題があるもののこれらを克服する対策案が明確になっているので期待は持てる。特許出願が既になされている点は評価できる。今後、実用化に向け一層の努力を期待する。 |
516 |
触媒担体に用いる中空微粒子の開発 |
岡田 友彦 |
信州大学 |
坪井 開 |
長野県テクノ財団 |
当初の試験項目を大凡予定通り達成したものの、いまだ基礎的研究の側面も多く、他制度への展開には少し時間を要するように見受けられる。シーズとして中空微粒子の精密合成と触媒担持技術の着実な進歩が感じられる。 |
517 |
織物外観予測のための輝度分布測定装置および評価法の開発 |
金井 博幸 |
信州大学 |
清水 信孟 |
長野県テクノ財団 |
企業化に向けての足がかりが見えているが、本装置の有用性を明らかにする必要がある。学会発表や論文投稿が計画されているが、知的財産権の出願が予定されていない。知財部門と連携の上、特許戦略の構築と特許出願が強く望まれる。 |
518 |
顎骨萎縮患者用人工歯根の開発 |
栗田 浩 |
信州大学 |
倉科 喜一 |
信州大学 |
動物実験の殆どが失敗したため予定されていたデータが得られていない。解決すべき技術的課題は明らかになったがその解決法の目途が無く、企業化の可能性が見出せない。実験動物の感染予防管理計画等の再検討が必要である。 |
519 |
感覚疲労検査方法と検査装置の開発 |
降旗 建治 |
信州大学 |
田草川 信雄 |
信州大学 |
本年度当初計画のうち感覚刺激提示プログラム開発と小型検査装置の試作は達成できた。しかしながら多数のデータに基づく基準値の構築が出来ていない。研究成果の特許出願と「携帯可能な小型監査装置」の完成を期待する。 |
520 |
機動性、位置制御性が容易な屈曲形水中推進機構の開発 |
小林 俊一 |
信州大学 |
清水 信孟 |
長野県テクノ財団 |
技術的には非常に興味深いが、基礎研究の領域を出ていない。実験段階に留まり具体的な応用、実用化を図る段階にはない。今後の企業化について見通しや方向性を明確にする必要がある。 |
521 |
自動車運転映像を用いた認知行動評価装置の開発 |
小林 正義 |
信州大学 |
倉科 喜一 |
信州大学 |
高齢者講習の受講者を被験者として評価実施が不可能だった点に課題が残る。本研究は、日本の超高齢社会に向けて、高齢者の外出手段である自動車の安全運転に大きく寄与する研究と思われ、社会的に期待は大きい。 |
522 |
耐塩性・耐熱性を有する新規セルラーゼ製剤の開発 |
水野 正浩 |
信州大学 |
田草川 信雄 |
信州大学 |
研究計画は概ね計画通り推進できた。企業化の可能性が見いだせた段階と思われるが、今後の計画が示され、実用化に向けた取り組みが進行している点は評価できる。特許化や論文、食品分野での応用など、今後の展開が期待される。 |
523 |
広い直線範囲と低温ドリフト特性を持つ渦電流変位センサの開発 |
水野 勉 |
信州大学 |
藤井 國久 |
信州大学 |
当初の目標値は達成している。また共同研究も開始しているので実用化が期待できる。しかしながら特許出願が未達であり、早急な特許調査と追加実験、それらに基づく出願戦略の構築を行い出願に結び付けて欲しい。 |
524 |
膜ろ過による廃液中の有機溶媒の分離・回収装置の開発 |
清野 竜太郎 |
信州大学 |
田草川 信雄 |
信州大学 |
透過性は低いが分離性は高い実用可能な結果が得られた事は目標に対して達成できたものと考える。 地域企業との共同研究が期待でき、企業化も期待できるので、知的財産の確保が必要である。 |
525 |
レーザ光を用いた実時間表面形態計測法の開発 |
石澤 広明 |
信州大学 |
清水 信孟 |
長野県テクノ財団 |
試験項目をほぼ予定通り終了し、企業化の可能性を見出した。本計測法により材料表面欠陥の高速検出が可能であることが判明した。多様な応用が期待できる点は評価できる。本研究成果を基に知的財産権の確保に努めて欲しい。 |
526 |
空気ばね定数を操作量としたアクティブ除振装置の開発 |
千田 有一 |
信州大学 |
藤井 國久 |
信州大学 |
当初の計画の試験はほぼ全て実施されたが、今後の展開に関してはかなり希望的である。知的財産権については、特許侵害発見が容易でないとの理由で消極的になっているが、知恵を出してこの問題をクリヤーして特許出願することを期待する。 |
527 |
微細構造制御したリン酸カルシウム結晶のバイオおよび吸着材料応用 |
大石 修治 |
信州大学 |
田草川 信雄 |
信州大学 |
「知的財産権確保の期待」について優れている。当初計画に対し特性評価やバイオ応用研究が遅れてデータ取得はできなかったが新たな知見が得られ、特許出願ができたことで企業化に向けた可能性は高いと考える。 |
528 |
歯科用快削性セラミックスの開発 |
樽田 誠一 |
信州大学 |
田草川 信雄 |
信州大学 |
実験は計画通り実施したが、目標は達成できていない。当初の目標設定が適切でなかったと考える。特許出願できる知見が得られなかったことも遺憾である。今後、共同研究先との共同研究に期待する。 |
529 |
粉末成形法を利用した新しいコーティング法の開発 |
中山 昇 |
信州大学 |
藤井 國久 |
信州大学 |
Al合金にグラファイトクラスターダイヤモンドを分散させたコーティング層の形成が可能となったが、この技術をどのような製品に適用できるかは未知である。今後、製品像を意識して研究を進めることが望まれる。 |
530 |
超解像を用いる高精度な超高速動き計測装置の開発 |
田中 清 |
信州大学 |
藤井 國久 |
信州大学 |
画像圧縮の分野は民間企業も含め競争の激しい分野である。開発した技術の権利化については早急に実施して欲しい。また、地元企業との共同研究の構想があるようだが、ぜひ実現し地域イノベーションに結び付けて欲しい。 |
531 |
IgAーアルブミン複合体量の測定法の開発 |
藤田 清貴 |
信州大学 |
倉科 喜一 |
信州大学 |
当初の目標をほぼ達成しており、企業との具体的な研究にも取り組んでいる。特許出願も完了していることから、実用化の可能性は高い。多検体処理には難点があること等技術的課題も明確となった。今後の展開に期待する。 |
532 |
ステロール含有脂質ナノミセルの開発と褥瘡治療への応用 |
板野 直樹 |
信州大学 |
篠塚 由紀 |
株式会社 信州TLO |
ナノミセルの基本成分を予定から変更することによって、当初の研究計画が遂行できている。企業化には、薬事認可に必要な試験など長期間の時間が必要であるが、本件技術は、新規な褥創治療薬として普及すると期待できる。 |
533 |
圧電セラミック単板の複合振動モードを用いた超音波モータの開発 |
番場 教子 |
信州大学 |
坪井 開 |
長野県テクノ財団 |
最終目標である超音波モータが完成していないため成果として不十分であるが、その前段までの基礎的研究は所期の目的を達していると認められる。企業化に向け解決すべき課題も明確になっており、これからの成果が望まれる。 |
534 |
シャワークリーニングによる環境汚染物質除去システムの開発 |
姫野 修廣 |
信州大学 |
清水 信孟 |
長野県テクノ財団 |
粉塵、悪臭をシャワークリーニングによって浄化するもので、数値的には未達であるが、課題に対して順調に取り組んでいる。しかしながら、基本的な特許出願の機会を講演会発表により逸している事は遺憾である。 |
535 |
簡易耳型計測システムの開発と応用 |
堀場 洋輔 |
信州大学 |
坪井 開 |
長野県テクノ財団 |
計画はほぼ予定通り終了した。企業との共同研究が具体的化している点、および知的財産権確保の検討も行われている点で、企業化の可能性が見出せる。今後は推定精度向上に向けて改良・検証実験の成果蓄積が望まれる。 |
536 |
高磁束密度・高保持力を有する新規ナノ磁石材料の開発と応用 |
劉 小晰 |
信州大学 |
藤井 國久 |
信州大学 |
本研究成果に基づく特許出願が行われていない。この分野は企業の研究開発も含め競争の激しい分野であるので、知的財産の確保は必須であると考える。知的財産戦略を含め実用化に向けた一層の努力を期待する。 |
537 |
Siウェハやガラスなどの易損基板の非接触ハンドリング装置の開発 |
磯部 浩已 |
長岡技術科学大学 |
坪井 開 |
長野県テクノ財団 |
当初の目標であるプロトタイプ機による搬送性能の確認は行われたが、停止性能などの検討が必要である。今後、実用化に向けさらに検証するととも、知財の確保が望まれる。 |
538 |
光ファイバを用いた建築構造物の高分解能ヘルスモニタリングシステム |
佐野 安一 |
長野工業高等専門学校 |
坪井 開 |
長野県テクノ財団 |
試験項目をほぼ予定通り終了し、企業化の可能性が見出せており、知的財産権確保の検討も行われている。今後の展開については具体性に欠けるが、目的を絞り込んだ研究を行い実用化を目指している点が評価できる。 |
539 |
CoFeB磁性薄膜を用いたGHz帯薄膜伝送線路整合器の低損失化 |
中山 英俊 |
長野工業高等専門学校 |
坪井 開 |
長野県テクノ財団 |
デバイス形状調製により特性改善を図り、未完成であるが実験レベルでは一定の成果をあげることができた。しかし今回の成果では知的所有権に結びつくものが何も存在せず、このままでは企業化の見込みは厳しい。 |
No. |
研究課題名 |
研究者 |
コーディネータ |
評価コメント |
氏 名 |
所 属 |
氏 名 |
所 属 |
540 |
高効率・省エネルギーを目的としたマイクロ波を利用したマイクロ波加熱用発熱壁の開発 |
安達 直己 |
岐阜県セラミックス研究所 |
水野 正敏 |
岐阜県セラミックス研究所 |
マイクロ波によって焼成体を中と外から加熱する効果は大きいが、実用化に向けた課題は残る。手動にてマイクロ波出力を調整したり、致命的な欠陥であるクラックの発生が多々みられるようであり、繰り返し使用に耐える発熱壁に改善が望まれる。 |
541 |
異物代謝酵素・抗酸化酵素の発現を誘導するファイトケミカルの探索 |
伊藤 雅史 |
岐阜県国際バイオ研究所 |
前田 喜朗 |
科学技術振興機構 |
当初の研究目的が全て達成され、具体的な成果が得られ、特許出願により知的財産権が確保されている。しかしながら、今後の医薬品としての実用化は酸化ストレス抑制作用の動物実験や人体への安全性の確認など数多くの課題克服が望まれる。 |
542 |
キノコ由来菌体外酵素の高効率生産系の開発 |
上辻 久敏 |
岐阜県森林研究所 |
箕浦 秀樹 |
岐阜県研究開発財団 |
本研究は基礎的な内容に留まっており、実用化に向けて解決すべき課題が多い。菌類の選抜と培養条件が確立されたので、今後、酵素の実体が分子レベルで解明される方向に進展されることが期待される。 |
543 |
カイコ形質転換細胞による淡水魚ワクチンの生産 |
河村 敏 |
岐阜県生物工学研究所 |
前田 喜朗 |
科学技術振興機構 |
膜タンパクを当初計画通りに精製することは難しく、達成度は十分ではない。もっとも、時間のかかる内容ではあるが、今後、ワクチン製造技術の開発が重点的に行われ、研究が順調に進めば、大きな企業化も視野に入ってくるテーマである。 |
544 |
天敵糸状菌によるコナガの新規微生物農薬の開発 |
神谷 克巳 |
岐阜県生物工学研究所 |
前田 喜朗 |
科学技術振興機構 |
本研究が発展し企業化されれば、野菜を栽培している農家だけでなく、消費者にとっても朗報となろう。種々の分離株の取得に成功しているので、今後は、それらの株を用いて、殺虫性能について、感染過程の分子レベルでの理解を含めて、生物学的過程におけるターゲット分子を明確にしていくことが望まれる。 |
545 |
ペプチド系医薬品のプロドラッグ化法の開発 |
安藤 香織 |
岐阜大学 |
荒賀 年美 |
岐阜大学 |
当初計画に対しある程度の成果が得られたと思われる。申請者の高い考察力に基づく粘り強い実験により、アミノ酸のプロドラッグ化を達成した点を評価する。知的財産権の確保について早急な検討が期待される。 |
546 |
可動フィンを持たない風向制御装置の開発 |
菊地 聡 |
岐阜大学 |
荒賀 年美 |
岐阜大学 |
当初計画をある程度達成しているが、作製した試験装置では、計画通りの安定な振動流および定常流を発生させることができず、定量的な計測ができていない。計画書に示された研究目標を完全に達成するためには、試験装置の大幅な手直しや変更が必要である。 |
547 |
均一配向性・高秩序性をもつ導電性カラムナー液晶組成物の開発 |
坂尻 浩一 |
岐阜大学 |
荒賀 年美 |
岐阜大学 |
ほぼ当初計画に沿って、円盤状分子を水素結合で補強するという、新しい液晶合成法の可能性が検証できたことは評価できる。しかし、目標であった均一配向性の確認まで至らなかったのは残念である。また、想定外の現象について、現象の中身や意義付けの追求が望まれる。 |
548 |
医薬品をさらに効率的に開発するための消化管疾患モデル動物の作成 |
松山 勇人 |
岐阜大学 |
米華 真一郎 |
岐阜大学 |
小牛のウイルス性腸炎に有効な治療薬の開発は重要である。目標達成度としては十分ではないが、大腸疾患モデル動物の作出に成功したことは高く評価できる。実用化及び知的財産権の取得については、今後の課題克服が望まれる。 |
549 |
再造林放棄地での牛放牧を利用した森林再生技術の開発 |
石田 仁 |
岐阜大学 |
米華 真一郎 |
岐阜大学 |
国土の治山治水事業に大きく貢献するテーマである。データがやや不十分となった点が残念であるが、牛の栄養摂取量、ササの栄養学的な問題を含め、検討項目が明確になった点は評価される。今後の企業との共同研究計画については、どの部分で協力するのか具体的なビジョンを示すことが望まれる。 |
550 |
第二級アルドール類の低コスト・低環境負荷型光学分割法の開発 |
船曳 一正 |
岐阜大学 |
荒賀 年美 |
岐阜大学 |
重要な薬品の合成中間体の光学分割法について、初歩的な知見は得られたが、目標達成には相当の研究が必要であり、企業化や知的財産権の取得には多くの課題克服が必要である。 |
551 |
ケラチンおよびケラチンハイブリッドによる皮膚創傷剤の開発 |
棚橋 光彦 |
岐阜大学 |
小田 博久 |
岐阜大学 |
予定していたデータが概ね取得でき、特許も取得しており、次のステップに足がかりが出来ている。ケラチンの利用には先行商品もあり、有意な用途開拓が必要なため、より広く先行の知的財産権に関する調査が望まれる。 |
552 |
青果物の脂質過酸化レベルに基づいた鮮度値の開発 |
中野 浩平 |
岐阜大学 |
安井 秀夫 |
岐阜大学 |
本研究は、鮮度の把握と確保の方法について、流通JAS法の適用化に向けて、多いに期待できる成果である。しかしながら、現場での実用化には技術的な課題の克服が必要である。 |
553 |
組織培養によるワサビ優良苗高速生産技術の開発 |
田中 逸夫 |
岐阜大学 |
箕浦 秀樹 |
岐阜県研究開発財団 |
当初の試験項目が予定通りに進められたが、成果・内容についてより詳細な報告が必要である。今後の展開について、特に、企業との共同研究計画については、どの部分で協力するのか具体的なビジョンを示すことが望まれる。 |
554 |
免疫・アレルギー疾患治療薬を目指した新規ヒトインターロイキン-18 制御法の開発 |
木村 豪 |
岐阜大学 |
丸井 肇 |
岐阜大学 |
視点は面白く、当初の予定通り実験が実施された。しかしながら、予測していた結果とは異なったデータが得られるなど、今後の課題克服が望まれる。 |
555 |
新規ながん診断を可能にするがん幹細胞指向性バイオイメージングプローブの創製 |
永澤 秀子 |
岐阜薬科大学 |
羽田野 泰彦 |
名古屋産業科学研究所 |
予定していたデータが概ね取得でき、特許の出願も終えており、次のステップに足がかりが出来ている。一部未達成の計画があるが、その実施に向けての計画は明瞭であり、新聞記事に掲載等の高い注目度の中、京都大学との共同研究の成果が待たれる。 |
556 |
脳内シグナル伝達を活性化するピーナッツ渋皮成分の同定と抗うつ健康食品への応用 |
古川 昭栄 |
岐阜薬科大学 |
箕浦 秀樹 |
岐阜県研究開発財団 |
当初の計画に対し、着実に成果を出せており好感が持てる。特にproanthocyanidin A1を同定できたことは特筆すべき点であり、今後の展開が期待できる。しかしながらproanthocyanidin A1の効果や、実験に関する信頼性について、より詳細な説明が望まれる。 |
557 |
原子効率の高い触媒的ベンゾオキサゾール合成法の開発 |
上田 聡 |
岐阜薬科大学 |
前田 喜朗 |
科学技術振興機構 |
研究実施計画は計画通り遂行され、ある程度の成果は得られた。しかしながら、数値目標の達成状況や本研究による知的財産権の状況について、明確に示すことが望まれる。 |
558 |
脂質メタボロミクスによるがん化学療法バイオマーカーの探索と検証 |
中村 光浩 |
岐阜薬科大学 |
前田 喜朗 |
科学技術振興機構 |
面白い視点であり、評価に値する成果といえる。一部未達成の計画(臨床評価)があるが、予定していた主要なデータが概ね取得できており、次のステップに足がかりが出来ている。評価の高い生化学系国際誌にその成果が報告されている点は高く評価できる。 |
559 |
小型高性能モーター開発のための金属粉末マイクロ波磁気加熱の研究 |
田中 基彦 |
自然科学研究機構 |
佐藤 元泰 |
自然科学研究機構 |
高い目標を掲げた重要なテーマである。実用化への姿勢や、理論解析により、強磁性物質だけが選択的に過熱されることを証明できたことなど、大いに評価できる。しかしながら、その裏付け実験の成果が待たれる。 |
560 |
ナノレベル複合組織の高温安定化セラミックス触媒を用いる排ガス無害化技術 |
小澤 正邦 |
名古屋工業大学 |
岩間 紀男 |
名古屋工業大学 |
一部に目標を上回る結果を得ているが、他の白金使用の触媒に対する優位性をより明確に示すことが望まれる。他制度で採択されている研究内容と関連させ、実用化が期待される。 |
No. |
研究課題名 |
研究者 |
コーディネータ |
評価コメント |
氏 名 |
所 属 |
氏 名 |
所 属 |
576 |
半導体故障解析のための三次元ドーパントプロファイリング法の開発 |
山本 和生 |
ファインセラミックスセンター |
山本 義明 |
ファインセラミックスセンター |
本技術は企業化への課題が残るが、半導体の不良箇所などの検討に必要な技術であり、高い分解能で三次元立体構造が復元できたことは大きな進歩である。 |
577 |
金銀Pdに代わる廉価で機械的性質に優れた歯科鋳造用N含有Co-Cr合金の開発 |
福井 壽男 |
愛知学院大学 |
安田 匡一郎 |
中部科学技術センター |
Co−Cr−N合金の鋳造後に高濃度のNの残留と伸び特性の向上を見出し、予定以上の機械的延性と引張強度を得ており、今後、商品化へ向けて期待が持てる。また、金属学的にも面白い現象を見出しており、研究面での発展が期待できる。 |
578 |
金属処理繊維を用いたシート状海水電池の開発 |
安田 篤司 |
愛知県産業技術研究所 |
齊藤 秀夫 |
愛知県産業技術研究所 |
当初の目標達成には至っていないが、今後、企業との共同研究を通じて電池特性の改善・向上を大いに期待したい。実用化のプロセスが明確とはいえないので、その明確化が望まれる。 |
579 |
原料米の酒質推定プログラムの構築 |
伊藤 彰敏 |
愛知県産業技術研究所 |
近藤 正夫 |
愛知県産業技術研究所 |
当初計画(単品米)に加え、ブレンド米を加えたことで甘辛においては特段の進捗、成果が認められた。目的にあった稲作の奨励や新規米の開発も進められると考えることから、数を増やし普遍的な酒質推定モデルの構築が望まれるが、更なるデータの蓄積が必要である。 |
580 |
無機/有機ハイブリッド型プロトン導電性膜の開発 |
鈴木 正史 |
愛知県産業技術研究所 |
齊藤 秀夫 |
愛知県産業技術研究所 |
燃料電池用プロトン導電性膜の開発を、多量(80mol%)のリン酸基を持つポリスチレン共重合体とイミダゾゾール含有ポリマー(PBI)とを混合した薄膜で検討し、当初目標とした物性値(耐熱性、プロトン導電性)が達成された点は高く評価出来る。しかしながら、課題に対して、さらなる検討が望まれる。 |
581 |
オゾンマイクロバブルによる綿繊維の新規漂白技術の開発 |
小林 孝行 |
愛知県産業技術研究所 |
齊藤 秀夫 |
愛知県産業技術研究所 |
気泡のサイズが処理効果に大きく影響を及ぼすことを成果として明らかした。もっとも現状の成果は研究レベルであり、今後、県内地元染色業者と実用化に向けた共同研究の進展が期待される。また、知的財産は現状では取得されていないので、その確保が望まれる。 |
582 |
不織布状活性炭への分解・除去機能付与技術に関する研究 |
島上 祐樹 |
愛知県産業技術研究所 |
齊藤 秀夫 |
愛知県産業技術研究所 |
研究計画に記載された事項は遂行されているが、当初の目標達成には至らなかった。特許出願や将来の課題克服に向けて、さらなる研究が求められる。 |
583 |
ポリ乳酸と熱可塑性エラストマーのナノ相溶化材料の開発 |
福田 徳生 |
愛知県産業技術研究所 |
齊藤 秀夫 |
愛知県産業技術研究所 |
設定した目標値の物性を備えた複合材料を開発できており、企業化の可能性を見出した。今後、実用化するためには、まだ克服しなければならない課題が多いが、関心をもつ企業体との共同開発体勢を整えることが望まれる。 |
584 |
自己組織化機能を有するタイルカーペットの開発 |
堀場 隆広 |
愛知県産業技術研究所 |
齊藤 秀夫 |
愛知県産業技術研究所 |
予定していたデータが取得でき、次のステップに進む足がかりができたと言える。知的財産権確保については、早急に調査を行い、検討が望まれる。 |
585 |
半導体レーザの自己結合効果を用いた高精度微小振動センサシステムの開発 |
山田 諄 |
愛知工業大学 |
安田 匡一郎 |
中部科学技術センター |
当初の計画通り成果が得られており、課題も明らかになって、次のステップに進む足がかりができた。研究計画は試作測定器の性能評価であり、達成度は十分である。しかしながら、実用化・企業化を考え、センサの適用法を境界条件とした研究の展開が必要とされる。 |
586 |
薬物放出能を有するコアシェル型有機/無機複合ナノ粒子の開発 |
永田 夫久江 |
産業技術総合研究所 |
渡村 信治 |
産業技術総合研究所 |
当初の目標について誠実に成果を挙げており、達成度は満足のいくものである。医師との連携について検討中の段階であるが、開発材料の企業化の可能性は見出している。ナノ粒子の作成法や長期間除放機能等について、知的財産権の検討が望まれる。 |
587 |
ねじり押出し法を利用した高延性難燃性マグネシウム合金の創製 |
千野 靖正 |
産業技術総合研究所 |
渡村 信治 |
産業技術総合研究所 |
難燃性マグネシウム合金の延性を向上させる加工法の研究であり、成果は十分評価できる。しかしながら本加工法は、実験室規模で試料は小さいので加工時の発熱はコントロールできるが、実用化する際には加工速度と発熱量の低減を考慮しなければならない。成果報告書にも記載されているが、この点が今後の課題となる。 |
588 |
セラミックナノファイバーの大量合成技術を応用する新規キャパシタの開発 |
濱本 孝一 |
産業技術総合研究所 |
渡村 信治 |
産業技術総合研究所 |
当初の研究目標は達成できなかったが、独立してファイバー構造を形成する複合体を得ることが可能となった。また、2種類の組成のファイバーが接触して複合化した構造体を得ることも可能となり、今後の研究の進展が期待される。 |
589 |
間歇水冷による太陽電池の発電効率向上に関する実用化開発 |
佐藤 義久 |
大同工業大学 |
安田 匡一郎 |
中部科学技術センター |
本研究のアイディアは良く、当初の計画を達成し、既に成果の特許出願がされている。太陽光発電のコスト面の課題はあるが、更なる研究により企業化の可能性が期待される。 |
590 |
抗菌・超撥水材料の開発と応用 |
山内 五郎 |
大同工業大学 |
礒川 憲二 |
大同工業大学 |
当初の目標を達成し、新たな特許出願が見込める。企業化に向けて課題が残るものの、新しい手法の手がかりを得ており、今後の発展性が期待される。 |
591 |
機械構造用鋼の革新的連続焼きなましプロセスの開発 |
土田 豊 |
大同工業大学 |
中野 昭彦 |
三重県産業支援センター |
研究目的の達成には更なる研究が望まれるが、当初の研究計画だけではなく、それを拡張した実験も行われ、企業化の可能性が示された。軟質化を今一歩進めて実用化に近づくことが期待される。 |
592 |
ヒトと類似した白髪発症機構を持つ新しい動物モデルの開発 |
加藤 昌志 |
中部大学 |
永井 義明 |
中部大学 |
当初の計画に沿って研究を実施し、特段の進歩等が見られる。企業との共同研究、申請者自身による臨床研究は企業化を目指した動きと評価できる。知的知財権の確保に向けて満足すべきレベルであり、今後の出願も期待される。 |
593 |
動脈硬化診断キットの開発 |
山下 均 |
中部大学 |
木本 博 |
中部大学 |
目標とした性質を持つモノクローナル抗体が得られていないため、計画は未達成であるが、いくつかのクローンは得られており、測定系の完成の可能性はある。今後の研究の方向性は示されているが、研究期間内に取得できたデータが不十分であり、今後のデータ蓄積が望まれる。 |
594 |
化学反応場を利用したヒト血清脂質の高感度迅速分析システムの開発 |
石田 康行 |
中部大学 |
古田 昭男 |
中部大学 |
例示されているクロマトグラムで天然脂肪中の化学成分のピークが明瞭に観測できることから、目標はほぼ達成されたものと判断できる。また、優れた方法であるので、企業化は有望と思われるが、企業化への積極的な取り組みが望まれる。 |
595 |
食品機能の評価におけるバイオマーカーの利用とその評価装置開発に関する研究 |
津田 孝範 |
中部大学 |
岡島 敏夫 |
中部大学 |
研究実施計画の達成度は、一部の試験項目においてデータ未取得ではあるものの、今後の試験継続が期待できる。 |
596 |
石炭燃焼から発生するサブミクロンオーダーの粒子状浮遊物質低減剤の開発 |
二宮 善彦 |
中部大学 |
古田 昭男 |
中部大学 |
石炭灰中のCaOとMgO含有量の低い石炭に対して、木酢液から作成した有機酸カルシュウム添加剤によってPM1の低減と同時脱硫の可能性を示す成果を挙げた。今後は中国での利用に向けて、石炭燃焼装置への混入の方法や回収装置の開発を望みたい。 |
597 |
表面ナノ結晶粒化に基づく新規窒化処理技術の開発 |
戸高 義一 |
豊橋技術科学大学 |
松井 一雄 |
豊橋技術科学大学 |
当初の試験項目を予定通り終了し、企業化に向けて研究の達成度についても十分、評価できる。今後は、知的財産権の確保に向けて、努力を期待したい。 |
598 |
多機能ナノ加工・計測システムのためのダイヤモンドAFMプローブの開発 |
柴田 隆行 |
豊橋技術科学大学 |
冨田 充 |
豊橋技術科学大学 |
再現性のあるAFMプローブ作製に向けて、関連要素の試作および評価、検討が研究計画に従い遂行されており、目標達成の目処は立っている。今後は、プロトタイププローブの完成に向けて、特許出願等と併せての努力を期待したい。 |
599 |
光感応性無機−有機ハイブリッドの合成と記録材料への応用 |
松田 厚範 |
豊橋技術科学大学 |
遠藤 一明 |
株式会社豊橋キャンパスイノベーション |
当初計画をほぼ達成し、紫外光だけでなく405nmの青色光に感光する膜の開発やホログラム記録にも成功するという特筆すべき成果も得られた。今後は、感度向上等の実用化に向けた課題について、研究継続を期待したい。 |
600 |
実用的な三次元形状モデル検索システムの開発 |
青野 雅樹 |
豊橋技術科学大学 |
野中 尋史 |
株式会社豊橋キャンパスイノベーション |
当初計画よりも更に研究が進捗しており、目標以上の研究の成果が挙がっていると評価できる。今後は、企業化へ向けて、特許出願等の努力を期待したい。 |
601 |
要因抽出技術を用いた実用的パテントマップ自動作成システムの開発 |
増山 繁 |
豊橋技術科学大学 |
上松 正和 |
株式会社豊橋キャンパスイノベーション |
当初計画通りの実験が行われ、目標以上の成果が得られている。企業化・知的財産権確保も既に行われている。今後は確実に事業化まで発展していくよう期待したい。 |
602 |
大気圧メゾプラズマを用いた切削残油除去・接着力向上システムの開発 |
滝川 浩史 |
豊橋技術科学大学 |
村田 勝英 |
豊橋技術科学大学 |
大気圧メゾプラズマトーチを試作して切削油を除去する実験について目標どおりの成果が得られた。今後は、加工物の形状による制約、加工機による制約などの実用化に向けての課題解決に向けて、企業との連携、知的財産権取得等の努力が望まれる。 |
603 |
超高密度リライタブル磁気ホログラムメモリの開発 |
林 攀梅 |
豊橋技術科学大学 |
冨田 充 |
豊橋技術科学大学 |
良質な記録再生ホログラムの作成について、当初想定の予定特性が得られなかった。今後は、製膜技術だけでなく基盤材料の選定に向けた取り組みも期待したい。 |
604 |
テルビウム添加ファイバによる高効率グリーンレーザー発振の実現 |
大石 泰丈 |
豊田工業大学 |
山下 勝次 |
豊田工業大学 |
レーザー発振の効率解析等の試験項目を予定通り遂行できた。今後は、グリーンレーザーの工業的価値を念頭に、寿命解析(安定性・信頼性解析)を行い、実用化の見通しと知的財産権確保に関する具体的な検討を望みたい。 |
605 |
アスベスト建築廃棄物低温無害化処理装置の開発 |
橋本 忍 |
名古屋工業大学 |
岩間 紀男 |
名古屋工業大学 |
将来の一段化無害処理装置への可能性が見出されており、特許出願も期待できる。今後は企業化に向けて、従来法との差別化の観点から、低温度処理と真空操作を総合的に考慮した経済的優位性を証明していくことが望まれる。 |
606 |
“クリック”反応を活用した重付加による耐熱・耐水性ポリエステルの開発 |
高須 昭則 |
名古屋工業大学 |
岩間 紀男 |
名古屋工業大学 |
クリック反応によりポリエステル合成の可能性を実証した点は高く評価できる。今後は、耐熱性・耐水性ポリエステルの開発について、用途を明瞭にすることで、克服すべき課題と到達点を把握し、開発を進めることを期待したい。 |
607 |
中温プロトン伝導性ハイブリッド材料の開発 |
春日 敏宏 |
名古屋工業大学 |
岩間 紀男 |
名古屋工業大学 |
当初計画を達成し、中温域での高いプロトン伝導性と熱安定性を示すセラミックス・有機ハイブリッド材とその膜化に特筆すべき成果を得た。今後は、特許出願の成果を用いて、企業との共同研究等を期待したい。 |
608 |
高効率色素増感太陽電池を目指した新規増感色素の開発 |
小野 克彦 |
名古屋工業大学 |
岩間 紀男 |
名古屋工業大学 |
吸収帯が1μmを越す色素の開発には成功したが、光電変換効率は当初研究目標に対し未達に終わった。今後は、研究の方向性を明確にし、企業化に向けた計画を再検討するよう望みたい。 |
609 |
動脈硬化度の精密測定装置開発のための試験研究 |
松本 健郎 |
名古屋工業大学 |
岩間 紀男 |
名古屋工業大学 |
ベイリス効果による血管運動は加齢と反比例の相関を示す、という特筆すべき成果を挙げた。精度の高い血管運動能が測定でき、動脈硬化度のデータ集積が可能となることが期待できる.今後は、更なるデータ収集による知的財産権の確保と、他制度への展開を期待する。 |
610 |
ナノカーボンを利用した高容量Liイオン二次電池負極の開発 |
川崎 晋司 |
名古屋工業大学 |
岩間 紀男 |
名古屋工業大学 |
メソポーラスカーボンの目標は達成した。今後は企業化に向けた課題とその可能性について、再度の検討を望みたい。 |
611 |
蓄電池を持つ高効率・高密度電力変換器の開発 |
竹下 隆晴 |
名古屋工業大学 |
岩間 紀男 |
名古屋工業大学 |
当初計画に対し、設計手法・シミュレーション・実験の面から確実に検討・検証されており、達成度は高い。今後は、製品に応用した際の課題の明確化と、研究中に得られた新しい知見に関する新権利の確保を望みたい。 |
612 |
高病原性鳥インフルエンザ薬類縁体の効率的新規合成法の開発 |
中村 修一 |
名古屋工業大学 |
岩間 紀男 |
名古屋工業大学 |
当初目標の超臨界流体中での反応は未達成に終わったが、金属触媒を使用せず回収再利用可能な不斉触媒による開環反応を実現した点は評価できる。今後は、企業化に向けた目標と研究の方向性の再検討を望みたい。 |
613 |
金属イオン誘導によるタンパク質高発現系とのセンサーへの応用 |
田中 俊樹 |
名古屋工業大学 |
岩間 紀男 |
名古屋工業大学 |
当初の試験項目で問題が発生したことによりデータが取得できなかった。取得したデータが不十分であり、今後の方向性を定めるためにも、企業化に向けた研究計画の再検討を望みたい。 |
614 |
準剛体回転流による精密微粉分級における分級機形状の最適化 |
土田 陽一 |
名古屋工業大学 |
岩間 紀男 |
名古屋工業大学 |
実験による検証は課題として残っているが、数値解析では有効な設計指針をが得られており、シミュレーションと実験の両面からの検討により、当初の研究目標の大部分の達成は見込める。今後は、知的財産権の確保等を期待したい。 |
615 |
迅速・簡便な新規環境モニタリングシステムの開発 |
樋口 真弘 |
名古屋工業大学 |
岩間 紀男 |
名古屋工業大学 |
ベシクル膜中での物質認識機能と信号変換機能を併せ持つペプチド集合体の形成に関して、一部成果を挙げた。今後は実用化へ向けて、高濃度域の誤検出低減に留まらず、課題の明確化と計画の地道な遂行を期待したい。 |
616 |
広帯域発光蛍光体の開発と白色照明素子への応用 |
福田 功一郎 |
名古屋工業大学 |
岩間 紀男 |
名古屋工業大学 |
目標輝度は未達成の結果だが、カソードルミネッサンス(CL)評価で高輝度を見出している点は評価される。今後は、EL応用に向けて励起の問題解決が重要であり、課題の明確化、計画の再検討を望みたい。 |
617 |
高度ペプチド分析のための高性能分離システムの開発 |
北川 慎也 |
名古屋工業大学 |
岩間 紀男 |
名古屋工業大学 |
高度ペプチド分析技術について、当初目標が達成できなかった。今後は、企業化に向けて同技術の工業価値を念頭に、課題とその可能性の再検討を望みたい。 |
618 |
機器実働時に発生する局所応力・ひずみ測定システムの開発 |
三宅 卓志 |
名古屋市工業研究所 |
淺尾 文博 |
名古屋市工業研究所 |
当初計画に対し、ほぼ計画通りの成果が得られた。特色あるひずみ測定システム技術について、その精度を高め、今後は企業化に向けた活動、知的財産権確保等により、他制度への展開を期待したい。 |
619 |
新規プローブ試薬によるオルガネラ酸化ストレス比較測定キットの開発 |
宮田 直樹 |
名古屋市立大学 |
羽田 裕 |
株式会社共立総合研究所 |
当初の計画に対し大きな進捗、成果が得られた。今後は、細胞核の参加ストレスが細胞膜やミトコンドリアとは異なることに関する新たな知見を基に、研究の展開を期待したい。 |
620 |
新規関節リウマチモデル動物を用いた抗リウマチ薬の有効性に関する実用化実験 |
金澤 智 |
名古屋市立大学 |
羽田 裕 |
株式会社共立総合研究所 |
当初の計画通り終了し、今後の企業化に向けた計画が極めて具体的に示され、実際に行動に移している点は高く評価できる。今後は、特許取得や同技術の新たな利用法についても検討される予定で、新たな成果も期待したい。 |
621 |
単一カーボンナノチューブと金属の良導電性接合技術の開発と応用 |
安坂 幸師 |
名古屋大学 |
金子 靖 |
名古屋大学 |
ナノ物質で起こる現象のダイナミックスをその場観察してナノ構造変化と物性変化の関係を明らかにするシステム構築をTEM法で実現したことは一定の評価ができる。しかしながら、企業化には更なる基礎研究の蓄積が不可欠である。 |
622 |
UAAナンセンス変異におけるリードスルー効率の評価系の構築 |
稲田 利文 |
名古屋大学 |
井門 孝治 |
名古屋大学 |
学術的成果は高く評価される。今後は、実用化に向けて検討を十分に行い、方向性を定めることを求めたい。 |
623 |
ハイドロゲル表面への光応答基の導入と吸着特性の光制御 |
永野 修作 |
名古屋大学 |
押谷 克己 |
名古屋大学 |
当初計画の内容を越えた、優れた成果が認められた。多くの要素技術を含んだ研究内容であり、表面処理技術としての展開は有望と評価できる。今後は、知的財産権の戦略を着実に実行するよう期待したい。 |
624 |
ペプチドを単位としたECM模倣ステント被覆マテリアルの開発 |
加藤 竜司 |
名古屋大学 |
押谷 克己 |
名古屋大学 |
高い当初目標に対しても格段に進捗し、優れた成果が得られた。特に金属材料表面への加工技術の確立などに特記すべき成果が得られている。今後は、実用化に向けて、共同研究企業と知的財産権確保等への努力を期待したい。 |
625 |
土壌中有害元素オンサイトレーザー濃度計測システムの開発 |
吉川 典彦 |
名古屋大学 |
安田 匡一郎 |
中部科学技術センター |
3元素混合有害物質に対して、初めて検出可能であることを実証した点で、従来からの進歩は評価できる。しかし、当初計画した対象とする元素は8種類であり、達成度は高いとはいえない。特許性の高い内容であり、特許出願の検討が望まれる。 |
626 |
シュベルトマナイトによる有害アニオンの低エミッション磁気回収法の開発 |
興戸 正純 |
名古屋大学 |
金子 靖 |
名古屋大学 |
実用性が高く、しかも独創的なシーズ技術開発と思われる。この手法の一部については、特許出願済みであり、企業との共同研究も開始されており、今後の発展が期待される。 |
627 |
長生き酵母遺伝子の解析と微生物発酵生産性向上への応用 |
饗場 浩文 |
名古屋大学 |
伊藤 靖浩 |
名古屋大学 |
基礎的な研究項目は終了したが、企業化の検討を行う試験項目が達成できなかった。今後は、実用化に向けた検討と知的財産権の確保について、具体的な取り組みを求めたい。 |
628 |
高度浄水処理のためのハイブリッド型膜分離法の開発 |
向井 康人 |
名古屋大学 |
金子 靖 |
名古屋大学 |
取得したデータをもとに他制度への発展的な展開が期待でき、計画通り成果を取得できたと思われる。しかしながら、具体的なデータに欠けており、より詳細に示すことが求められる。 |
629 |
乳癌に対する腫瘍特異的温熱免疫治療法の開発 |
今井 常夫 |
名古屋大学 |
上井 大輔 |
名古屋大学 |
臨床試験が行えなっかったため、当初の計画は施行されておらず残念な結果である。しかしながら、MCLの安全性評価を行ったことは重要なステップと考えられる。 |
630 |
電子デバイス内電場分布直接測定法の開発 |
佐々木 勝寛 |
名古屋大学 |
金子 靖 |
名古屋大学 |
当初計画の試験項目が予定通り行われ、取得したデータをもとに、他制度へ発展的に展開している。従来法に比べて二桁良い空間分解能が得られたことは、高く評価できる。企業化についても前向きな取り組みが感じられ、実現が期待される。 |
631 |
低分子RNAを利用したRNA農薬による植物寄生性線虫防除法の開発 |
佐藤 豊 |
名古屋大学 |
野口 正樹 |
NPO法人東海地域生物系先端技術研究会 |
イネシンガレセンチュウのRNA干渉による駆除を目的としているが、当初の計画が達成できず、取得したデータが完結していない。今後の研究により、目標達成のための課題克服が望まれる。 |
632 |
無溶媒条件下でのDMAP触媒によるエステル類の高速大量合成法の開発 |
坂倉 彰 |
名古屋大学 |
金子 靖 |
名古屋大学 |
当初の計画通り実行され、カルボン酸エステル合成法および無水物合成法について新しい知見を得ている。企業との共同研究が開始見込みである点も評価され、今後の発展が期待される。 |
633 |
発光性色素/粘土ハイブリッド固体材料を用いた芳香族分子センサーの開発 |
笹井 亮 |
名古屋大学 |
押谷 克己 |
名古屋大学 |
当初の計画通り試験項目を終了した。企業化に向けては企業との連携を目指した、具体的な活動が今後の課題である。また、知的財産権確保についても、材料との関係付けを強めるなどの検討を望みたい。 |
634 |
バイオマスを原料とする化学製品中間体製造−果糖からのHMF合成 |
薩摩 篤 |
名古屋大学 |
金子 靖 |
名古屋大学 |
当初の研究目標を全て達成し、企業との共同研究の可能性が大変高く、素晴らしい研究成果である。知的財産についても、十分な検討が行われており、今後の発展が期待される。 |
635 |
気道内肺機能測定を可能にするカテーテル実装型流量センサの開発 |
式田 光宏 |
名古屋大学 |
安田 匡一郎 |
中部科学技術センター |
予定していた試験項目を実施し、実用化に向けた公募事業等へ発展する足がかりが得られた。報告書には具体的なデータが不十分で、より詳細なデータに基づく説明が望まれる。企業化は、センサの改良、動物実験などの課題が山積しており、今後の課題と考える。 |
636 |
脳内転写活性をイメージングする方法の開発 |
小野 健治 |
名古屋大学 |
吉田 勝 |
名古屋産業科学研究所 |
当初計画に対し、特段の進捗がみられた。今後の計画も極めて具体的に示され、実際に実行されている。今後は、特許取得について戦略を実行に移し、企業化への活動をより期待したい。 |
637 |
難分解性金属廃液の促進分解/金属回収同時処理法の開発 |
松田 仁樹 |
名古屋大学 |
安田 匡一郎 |
中部科学技術センター |
当初の目標はほぼ達成されているが、研究計画で示した「最適反応条件を明らか」にしているとはいえない。企業化に向けては、規模に関する検討がなされておらず、更なる検証が必要である。 |
638 |
三次元形状高速プラズマ処理法の開発 |
上坂 裕之 |
名古屋大学 |
長谷川 健 |
名古屋産業科学研究所 |
計画において、原理の検証は達成されたが、他は一部の達成となっており、企業化までは、さらなる研究を必要とする。知的財産権はその後の課題となっているが、早急な特許の出願が望まれる。 |
639 |
新規タンパク血中濃度測定による精神疾患早期診断キットの開発 |
新田 淳美 |
名古屋大学 |
久野 茂正 |
名古屋産業科学研究所 |
予定していた計画の多くの部分のデータが取得でき、次のステップへ進む足がかりが出来ている。申請書では両蛋白質に対する抗体を有するとなっているが、報告書では、Piccoloに対する特異性の高い抗体は得られなかったとなっている。しかし、Shatiに対する良好な測定系は完成しているようであるので、今後の解析への期待は持てる。今後は、実用化検討の前の基礎検討を求めたい。 |
640 |
遺伝子機能阻害による新規生物農薬の開発と応用 |
新美 輝幸 |
名古屋大学 |
久野 茂正 |
名古屋産業科学研究所 |
研究計画に記載された予定が達成できておらず、機能改変個体の作出ができていない。この種の研究は時間がかかるのでやむを得ない面もあるが、実用化の展望がまだ見えず、今後の検討を求めたい。 |
641 |
プローブカーと車両感知器の統合によるリアルタイム道路環境モニタリングシステムの開発 |
森川 高行 |
名古屋大学 |
押谷 克己 |
名古屋大学 |
一定精度で道路環境負荷モニタリングを行うためのシステム開発に向けた分析はほぼ適切に実施されていると評価できる。その成果である「詳細にCO2排出量を計測する手法」は,将来的に企業化の可能性が高く,今後は知的財産権確保の可能性に向けて努力を望みたい。 |
642 |
修飾ポリ酸触媒による高効率セルロース糖化反応 |
清水 研一 |
名古屋大学 |
金子 靖 |
名古屋大学 |
当初の計画事項は遂行されたが、目指した目標全てを達成することはできなかった。しかしながら、一応の成果と、今後の研究方向のヒントが得られており、今後の研究に期待したい。 |
643 |
自己イオン対型オニウム塩の設計に基づく新規非金属分子触媒の創製と応用 |
大井 貴史 |
名古屋大学 |
金子 靖 |
名古屋大学 |
アンモニウム塩をベースとし、その構造制御により新しい触媒機能を創出するという狙いが実現された点は高く評価する。一方、「決定的な反応性・選択性」を目的とする基礎研究として有用性が高いことを、企業向けにアピールすることが望まれる。 |
644 |
ピリドキサールリン酸を用いた皮膚老化防止剤の開発 |
丹羽 利充 |
名古屋大学 |
久野 茂正 |
名古屋産業科学研究所 |
当初予定していたデータが取得でき成果は出ており、次のステップへ進む足がかりは出来たと言える。しかしながら、事業化や知的財産の創成という観点では課題が残る。 |
645 |
無欠陥歪み超格子半導体による小型ハイパワースピン偏極電子源 |
竹田 美和 |
名古屋大学 |
押谷 克己 |
名古屋大学 |
予定していたデータを取得でき、今後の計画が極めて明確に示され、実行されている。今後は、新しい電子源への応用のニーズを踏まえて、企業との共同研究による企業化を期待したい。 |
646 |
環境制御型電子顕微鏡下でのナノロボット操作による単一細胞硬さ計測システム |
中島 正博 |
名古屋大学 |
押谷 克己 |
名古屋大学 |
ほぼすべての目標を達成しており、特にイースト菌に対して細胞を含水状態で観測に成功したことは評価できる。今後は、堅さの測定結果に対する評価等を始めとして、企業との共同研究について具体的な検討を望みたい。 |
647 |
半導体結晶成長評価のための新らしい回折計の開発 |
田渕 雅夫 |
名古屋大学 |
押谷 克己 |
名古屋大学 |
当初計画に対し着実な成果を挙げた。 研究に対する着眼点も良質であり、製品化も期待できることから、今後は知的財産権に対する検討を望みたい。 |
648 |
超高速パルスレーザ光による新規果実非破壊計測システムの開発 |
土川 覚 |
名古屋大学 |
久野 茂正 |
名古屋産業科学研究所 |
研究計画に掲げた目標はある程度達成されたが、特許申請や実用化の展望が見えない。特許申請や実用化についてより明確に示すことが求められる。 |
649 |
固気二相流に対する三次元グリッドフリー数値解法の開発 |
内山 知実 |
名古屋大学 |
押谷 克己 |
名古屋大学 |
高速化と高精度化は未着手ではあるが、新しい三次元数値解析法の開発という当初計画は達成している。今後は企業化に向けた具体的応用展開について、検討を望みたい。 |
650 |
高生理活性第三級アルコールの実用的合成法の開発 |
波多野 学 |
名古屋大学 |
金子 靖 |
名古屋大学 |
当初の予定を達成できていないが、企業化の可能性は見出せている。知的財産権の確保について、検討が望まれる。 |
651 |
負電圧印加による電子パッケージ材の金型への付着抑制 |
梅原 徳次 |
名古屋大学 |
堀 伸一 |
名古屋産業科学研究所 |
負荷電圧と材料によっては付着力低減に有効となる可能性を有することを確認したが、当初の計画を達成しておらず、企業化、特許申請には結びついていない。現象的な、負バイアス印加による絶縁体同士の付着力低減の実験結果があるが、そのメカニズムを解明して、今後の研究展開が望まれる。 |
652 |
花き分子育種のための花弁特異的発現誘導プロモーターの開発 |
白武 勝裕 |
名古屋大学 |
野口 正樹 |
NPO法人東海地域生物系先端技術研究会 |
当初計画よりも多くの検討を行い、有効性を示す種を2種特定できたことは高く評価できる。また、実験条件の問題点も明らかになり、今後有効性を示す事例が増える可能性もあり、今後の知的財産権の確保についても適切に対応を期待したい。 |
653 |
ナノ厚さ薄膜の高分解能可視化法 |
福澤 健二 |
名古屋大学 |
押谷 克己 |
名古屋大学 |
汎用光学顕微鏡への本技術の導入に関する試験項目が未達成である者の、概ね研究の構想、目論見、成果が一致して進捗しており、順調な進捗と評価できる。今後は、企業化の可能性検証に向けて、特許に関する検討を望みたい。 |
654 |
高比表面積アルミナをべースとした乾式フッ素回収技術 |
平林 大介 |
名古屋大学 |
安田 匡一郎 |
中部科学技術センター |
当初の試験項目で問題が発生し、計画通りに進まなかった。研究目的を安価な余剰材の有効利用に変更したため、新規固定剤に対する試行実験に終わっている。今後の利用可能性を探った段階であり、今後の経済性、企業化への検討が求められる。 |
655 |
面発光LEDパネルを用いた可視光データ放送装置の開発 |
片山 正昭 |
名古屋大学 |
山田 義憲 |
名古屋産業科学研究所 |
研究提案者の可視光通信に関する学問的貢献度は大きいが、そのシーズの企業化にやや立ち遅れが見られ研究成果も少ない。照明光雑音の測定は、公共空間を含む多様な環境で実施することが望ましい。また、慶応大学など多くの研究機関で実施されているので、これらの研究状況との比較が望まれる。 |
656 |
新規なメタボリックシンドロームモデルラットを用いた、ビタミンCのインスリン作用改善効果の発掘 |
堀尾 文彦 |
名古屋大学 |
森 典華 |
名古屋大学 |
実施計画の内容を越えた、優れた成果が認められた。企業化のためには、医者との連携が不可欠であり、コーディネータの努力に期待したい。人の肥満対策に本研究の成果が応用できれば、非常にインパクトが大きいので、知的財産権の確保と外部発表の関係等の充分な検討が必要である。 |
657 |
炭素系硬質薄膜のFTIRその場分析手法を用いた表面酸化に伴う摩耗評価試験方法の新規開発 |
野老山 貴行 |
名古屋大学 |
堀 伸一 |
名古屋産業科学研究所 |
対象とする系の複雑さに対し、着眼している試験項目で足りるのか検討が望まれる。また、得られた成果に関して、今後のデータ蓄積が望まれる。 |
658 |
核多角体病ウイルス耐性カイコの作出 |
柳沼 利信 |
名古屋大学 |
武野 彰 |
名古屋大学 |
概ね当初の試験項目が着実に実施されている。継続的に研究を進めることで、目的が達成される可能性が高い。今後は、特許申請に関する具体的なビジョンを示すことが望まれる。 |
659 |
磁性微粒子標識法による革新的細胞移植法の開発 |
李 鍾國 |
名古屋大学 |
押谷 克己 |
名古屋大学 |
in vivoでの移植条件の検討はまだ初期的段階にある、と評価せざるを得ない。実用化検討の実験に入るまでには時間を要することから、今後の着実な研究開発を望みたい。 |
660 |
恒温DNA増幅法の開発 |
梁 興国 |
名古屋大学 |
近藤 良治 |
名古屋大学 |
取得したデータをもとに他制度へ発展的に展開している。また、知的財産権の確保についても十分な検討が行われている。基礎的な研究段階である検討事項が実施され確認できた段階で、さらにどのように実用化を図るか、企業化への対応などの検討を期待する。 |
661 |
ドライバの高次意図理解による予防安全技術革新 |
鈴木 達也 |
名古屋大学 |
押谷 克己 |
名古屋大学 |
研究成果を国際会議で発表し、客観的な場で高い評価を受けている。実用化に向けても、実際の製品レベルのセンサの性能やハードウエアの制約について課題検討の準備が進んでいる。今後は、周辺技術に関する知的財産権の保護と、類似技術のベンチマークとの差別化を期待したい。 |
662 |
分離閉じ込め構造中に埋め込んだ分散量子ドット広帯域光源の開発 |
渕 真悟 |
名古屋大学 |
押谷 克己 |
名古屋大学 |
当初計画に対し、長いコヒーレンス長を実測するなど特段の成果が得られている。今後の多制度への応募、産学連携等について、具体的な展望を有している点も評価できる。今後は、OCT関係企業のニーズを踏まえた企業化の展開を期待したい。 |
663 |
金属・酸化物二層複合水素貯蔵材料の貯蔵・放出特性試験 |
森田 健治 |
名城大学 |
松吉 恭裕 |
名城大学 |
実施計画の内容を越えた、優れた成果が認められた。水素貯蔵システムの開発には、意欲のある企業との連携が不可欠であり、今後が期待される。 |
664 |
直感的な触行動に基づいたモジュール型触覚インターフェースの開発 |
向井 利春 |
理化学研究所 |
泉名 英樹 |
理化学研究所 |
成果が具体的に、かつ、分かりやすくまとめられており研究の進展が認められる。予定されているロボットの製作が成功し、デモなどができれば、協業先の企業などへのアピール力は高いと考えられる。 |