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高知 | 徳島 | ||||||||||||||
鹿児島 | |||||||||||||||
沖縄 |
※ | 課題のNo.と都道府県については採択時のプレス発表と同一です |
研究者、コーディネータはH20年10月における情報を掲載しています |
No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
1 | 腸内細菌由来の活性物質を用いた新規消化器癌治療薬の開発と臨床応用 | 藤谷 幹浩 | 旭川医科大学 | 清水 條資 | 科学技術振興機構 | LactobacillusやBacillus subtilis(B. subtilis)などのプロバイオティクスは、消化管癌の発育・進展を抑制することが種々の基礎的研究から示唆されている。しかし、その効果は菌の生着の程度により大きく左右されるため安定しない。我々はB. subtilisの培養上清から、世界で初めて腸管保護作用を持つ菌特異的な活性ペプチドを同定し、さらに、ある種の細菌由来ペプチドには抗腫瘍効果があることを見出した。これらの成果を基に、前臨床試験として、腸内細菌由来物質の抗腫瘍効果を、マウス発癌モデルを用いて明らかにする。 |
2 | 高密度基底状態原子発生源を活用した次世代窒化膜形成装置の実用化研究 | 福田 永 | 室蘭工業大学 | 加賀 壽 | 室蘭工業大学 | ギガヘルツ帯高速通信機器に化合物半導体デバイスが使用されている。この分野は日本が最も得意とし、世界市場を支配している。一方、シリコン市場と比較すると市場規模が小さいため生産効率が悪く、かつ特性を満足できず歩留まりを低下させている。この様な状況下で、本研究は次世代化合物半導体デバイス(HFET, MMIC等)の表面絶縁膜として不可欠なシリコン窒化膜を基板(GaAs, GaN等)上に低温(200℃以下で無損傷・無歪を目標)で堆積できる次世代半導体製造装置の開発を行う。 |
3 | バイオエタノールからの有用石油関連物質生産プロセスのための減圧浸透気化高速脱水用ハニカム状ゼオライトナノ結晶積層膜の開発 | 増田 隆夫 | 北海道大学 | 奈良林 直 | 北海道大学 | バイオエタノールから石油化学有用物質を合成するプロセスの最重要の要素技術は,バイオエタノールの高度脱水用のコンパクトかつ高透過膜の技術である。ゼオライトナノ結晶積層脱水膜の現有技術をハニカムフィルター状ゼオライトナノ結晶積層膜の開発に展開する。合成した膜の耐サーマルショックの評価と,バイオエタノールの高速脱水を実施して,操作条件の最適化とプロセスシミュレーターを活用した経済評価を実施する。 |
4 | BSE血液中GFAP自己抗体検出による生前診断法の開発 | 横田 愽 | 酪農学園大学 | 山田 龍翁 | 酪農学園大学 | 牛海綿状脳症罹患牛50頭分の血清の解析を行った結果、グリア線維性酸性蛋白質(GFAP)に対する自己抗体と特異的ペプチドを発見した。そこで本研究の目的は、プリオン病に於けるGFAP自己抗体やペプチドの血液中への逸脱の機序を明らかにすること。さらに、これらの結果に基づいた生前診断の原理と、具体的測定方法(ELISA法及びHPLC等による機器分析)を構築する事である。 |
No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
5 | キチン系バイオマス資源の酵素分解技術と量産化に関する検討 | 戸谷 一英 | 一関工業高等専門学校 | 佐々木 浩二 | 岩手県南技術研究センター | カニ殻など甲殻を原料として精製されたキチンから製造される天然型グルコサミンは関節痛軽減や美肌効果により食品や化粧品などで急速に市場が拡大しているが、製造工程が煩雑で大量の劇薬を使用する。代表研究者らはメカノケミカル粉砕技術と直接酵素分解法の組合せによりキチン質から本単糖を安価に安全に高収率で製造する“環境負荷低減技術”の実用化を目指している。本課題では、精製キチンを原料とした単糖の量産化検討と、従来不可能であったカニ殻からの直接単糖製造技術の確立を実施する。 |
6 | 血管内膜損傷の診断マーカーとしてのS100A12の有用性の検討 | 人見 次郎 | 岩手医科大学 | 大島 修三 | いわて産業振興センター | 動脈硬化の進行は、血管内膜の傷害により、脳梗塞、心筋梗塞の原因となるアテローム血栓症を引き起こす。アテローム血栓症の予防には、血管内膜の損傷の程度を把握できる診断薬の開発が期待されるが、現在、病変を正確に評価できる診断薬はない。申請者が発見したS100A12(CAAF1)蛋白は血管の内膜の損傷部位に局在を認め、その血中濃度の測定により頚動脈動脈硬化症の患者と健常者を区別することができる。そこで本研究ではS100A12の血管内膜の損傷の診断マーカーとしての価値を評価する。 |
7 | 有機EL駆動用高性能高耐久性有機薄膜トランジスタの試作開発 | 小川 智 | 岩手大学 | 近藤 孝 | 岩手大学 | シラン系自己組織化単分子膜(SAMs)を絶縁膜と有機半導体との界面に化学修飾し、その上に垂直に組織化された分子平面の垂直軸方向に伝導チャンネルが形成されるプリンタブル有機半導体をその構造制御により配置、または薄膜単結晶が作製可能であれば単結晶有機半導体分子として配置し、有機ELの表示素子に有機薄膜トランジスタを搭載した、これまでに実用化されていない表示モデルを試作開発する。 |
No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
8 | 石灰添加・磁気分離法による電気炉ダストからの亜鉛回収技術 | 長坂 徹也 | 東北大学 | 井元 尚充 | 東北大学 | 本試験では、主に電炉で生成される含亜鉛製鋼ダストを空気中で石灰と反応させ、ダスト中亜鉛の主成分であるZnFe2O4をZnOとCa2Fe2O5に相分離せしめた後に強磁場を作用させ、炭素熱還元によることなくダストからZnO を回収する技術を開発することを目的とする。具体的には、加熱ミリング装置によるダストとCaO の反応方式の開発、磁気分離装置の設計、随伴ハロゲン類の除去法の検討を行なう。 |
No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
9 | 新規抗ストレス剤による鶏肉保存品質向上技術の実用化研究 | 濱野 美夫 | 秋田県立大学 | 渡邊 雅生 | 秋田県立大学 | 本研究の目的は、新規に開発した抗ストレス剤を実用的段階に発展させるための効果を見出すことにある。この抗ストレス剤は肉用鶏の飼養段階から鶏肉品質の鮮度悪化を防ぐことができ、生肉のみならず加工処理した肉でも持続的にその効果を発揮する。しかし、その実用化と商品化への展開には実際の飼養条件下での実証研究がさらに必要である。そこで、本研究では実地試験を通じて抗ストレス剤の実用性を検討し、その商品化に向けた評価を行う。 |
10 | DNAインターカレーター及びDNAラベル化を指向する新規検出試薬の研究開発 | 濱田 文男 | 秋田大学 | 森川 茂弘 | 秋田大学 | 1本鎖及び2本鎖DNAの判別が困難な新規DNA解析用診断試薬の開発を目的とし、下に示す2つの手法により達成するものである。 1)水溶性大環状オリゴ糖であるシクロデキストリン(CYD)と蛍光有機化合物(X)を1本鎖DNAと相互作用の無い適度な長さのリンカーを介して結合した新規DNA検出試薬の合成。 2)DNA上にCYDと包接し易い化合物(例:アダマンタン類等)をラベル化、蛍光性CYD(CYD−X)との包接によるDNAの認識手法の開発。 |
No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
11 | 食品残留農薬の迅速スクリーニング分析用試料抽出法の開発 | 池畑 隆 | 茨城大学 | 高木 宣輔 | 茨城大学 | 食料の60%以上を輸入する我が国において、食の安全の確保は切実な問題である。筆者らは、食品の残留農薬を高感度で迅速に測定できる新分析法を提案し、2007年度シーズ発掘試験において、試料導入系の開発と標準農薬を用いた分析試験を実施した結果、30ppbの検出感度を達成した。本研究では第2ステップとして、実用化のために必要な1ppb以下の検出感度の達成と、食品から迅速に農薬試料を抽出する試料抽出法の開発を目的とする。 |
No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
12 | 微生物の病原性抑制効果を有するシクロデキストリン誘導体の応用研究 | 伊藤 智志 | 宇都宮大学 | 山村 正明 | 宇都宮大学 | シクロデキストリン(CD)は代表的な包接化合物として様々な用途に用いられている。本課題では、CDのトラップ対象として微生物間情報伝達機構(クオラムセンシング)のシグナル物質であるアシルホモセリンラクトン(AHL)に着目した。病原菌の多くはAHLを介して病原性発現を誘導することから、AHLを系から除去することで効果的に病原性を抑制できる。本課題では、AHLを選択的にトラップする新規CD誘導体を合成し、病原菌の病原性抑制技術への応用を行う。 |
No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
13 | ナノ金属粒子を用いた機能性繊維の開発とその応用 | 近藤 康人 | 群馬県繊維工業試験場 | 上石 洋一 | 群馬県 | 本研究では、高い消臭効果及び抗菌効果が認められたナノ金属触媒におけるアレルゲンの分解・除去を試みる。同時に、種々のナノ金属触媒を綿の下着やワイシャツなどへ実際に担持させ、消臭、抗菌効果及びアレルゲン分解性を評価する。さらに、これまでに開発してきた各種ナノ金属触媒の天然繊維への担持技術により、家庭での洗濯時に簡単にこれら触媒を既存の繊維製品に担持させる方法の確立を試みる。 |
No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
14 | 次世代高速通信用超高性能弾性表面波デバイスを実現する基盤技術の開発 | 橋本 研也 | 千葉大学 | 平 隆臣 | 千葉大学 | 通信機器に弾性表面波素子が多用され、Cu電極/15oYX-LiNbO3基板構造がその性能を格段に向上するものと期待されている。本研究では、その構造を元に、温度特性改善と共に一層の小型化・損失低減を可能とする新素子構造を実現し、実用化を見据えた工学的基盤技術を構築することを目的とする。まず、理論解析により最適素子構造を決定する。これと並行して素子構造の作成プロセスを実現する。そして、最適素子構造を利用した超高性能素子を実現し、その有効性を実証する。 |
No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
15 | 皮下埋め込み型骨導補聴器の性能および安全性評価と実用化への取り組み | 小池 卓二 | 電気通信大学 | 比企 春夫 | 電気通信大学 | 従来の骨導補聴器の問題点を解決し、簡単な埋め込み手技で、良好な音質と快適な補聴環境を提供する皮下埋め込み型骨導補聴器の開発・評価を目的とする。体外ユニットで集音プロセッシング後、コイルにて磁場を作り、皮下側頭骨に埋め込んだ振動子を振動させ、骨伝導にて聴覚を獲得する新補聴システムである。伝音および混合難聴患者のみならず、老人性難聴への応用も可能なデバイス開発を目標とする。 |
16 | 高精度・高分解能な手ブレ計測・補正評価システムの開発 | 西 一樹 | 電気通信大学 | 比企 春夫 | 電気通信大学 | カメラ撮影時に生じる手ブレについて、動画テストパターンに対する撮影画像を解析することで手ブレの様子を3次元的に測定でき、これにより手ブレ補正装置の性能評価が簡単かつ精密に行える技術を開発している。本課題では、手ブレ検出精度の向上・測定許容範囲の大幅な拡大を図ることで、カメラ・レンズメーカーにとって実用的な手ブレの定量化手法および補正装置に対する評価手段を提供する。 |
17 | スマート構造技術に基づく大容量磁気ディスク装置の実用化研究 | 梶原 逸朗 | 東京工業大学 | 中村 寛 | 東京工業大学 | 磁気ディスク装置(HDD)の大容量化を実現させるため、本研究では磁気ヘッドをスマート構造化して広帯域にわたる振動を抑制し、その位置決め精度を向上させる.デバイスおよび媒体に関わる技術がHDDの高密度化に貢献しているが、最終段階での記録密度を決めるのは、ヘッドの駆動制御技術である。そこで、最適化技術を駆使してMEMS構築を見据えたスマート磁気ヘッドを開発し、次世代の大容量化につながる制振性能を達成させる。 |
No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
18 | 2本のナノファイバーの直径、屈折率、軸間距離及び軸と光線方向の挟む角度の測定装置の開発 | 但馬 文昭 | 横浜国立大学 | 片桐 望 | 横浜国立大学 | 新素子・材料等としてのナノスケールの極細い2本の平行なファイバーを傷めることなく、それらの直径と屈折率及びファイバーの中心軸間距離(L)、及びその軸方向と測定のために当てるレーザー光線の方向との挟む角度(φ)を測定する装置を開発をする。目標としては、2本のナノスケールレベルの太さのファイバーの直径、屈折率は±4%程度以下、Lは±5nm程度以下、φは20%程度以下の精度で決定することを目指す。 |
No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
19 | C57BL/6系統ES細胞を用いた遺伝子改変マウスの高速作成法の開発 | 崎村 建司 | 新潟大学 | 中津 普門 | 新潟大学 | 遺伝子改変マウスは、生命科学研究に無くてはならないリソースであるが、その作成には特殊な技術と時間さらに多大な費用を要する問題点があった。本研究の目的は、短時間でかつ安価に近交系遺伝子改変マウスの作成をするために、研究代表者が樹立したC57BL/6系統ES細胞株RENKAを用いて、組み換えベクターの作成の迅速化と相同組み換え頻度を上昇させる方法を開発することである。本成果は、これまで困難であったC57BL/6系統遺伝子組み換えマウスを容易かつ安価に作出する道を拓く。 |
20 | ナノマトリックス構造形成による天然ゴムの高機能化 | 河原 成元 | 長岡技術科学大学 | 福島 忠男 | 長岡技術科学大学 | 本研究では、耐熱性、耐油性、耐候性に優れかつ弾性と粘性という二律背反の性質を相乗的に両立するソフトマテリアルを創製することを目的とする。具体的には、ナノマトリックス構造(厚さ数nm〜数十nmの高分子のマトリックスに平均直径1μm程度の天然ゴムが分散したナノ相分離構造)を有する天然ゴムについて、ナノマトリックス構造と力学物性との関係を明らかにし、マトリックスである少量ポリマーの機能と分散質である多量エラストマーの優れた粘弾性とを兼ね備えることにより、形状安定性に優れる粘弾性材料を創製する。 |
No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
21 | 動態ディジタルレントゲンによる呼吸・循環機能新規診断システムの開発 | 真田 茂 | 金沢大学 | 長江 英夫 | 金沢大学 | 1.ディジタルX線動画像を対象として肺内換気と血流状態を解析する画像診断システムを試作する。その為の症例別アルゴリズムを、多数の正常例や病的症例を用いて解析評価する。 2.本研究で開発される呼吸・循環機能画像診断システムは、初期検査における診断情報を質・量ともに著しく向上させるとともに、救急救命患者や手術後患者の生命情報(呼吸機能や循環機能)が取得可能で、保健医療の低コスト化と国民の疾病予防・早期治療・健康維持に大きく貢献する。 |
No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
22 | 持続可能な地域総合防除のための鳥獣害対策支援GISの開発 | 辻野 和彦 | 福井工業高等専門学校 | 上坂 治 | ふくい産業支援センター | 近年、中山間地域を中心にイノシシ、クマ、サル、カラス等の野生鳥獣類による農作物被害が深刻な問題となっている。そこで、本課題では福井県鯖江市における持続可能な被害軽減策立案に資する支援情報の提供、ならびに住民の鳥獣害対策に関する意識啓発を目的として鳥獣害対策支援のための地理情報システム(GIS)を提案する。本研究期間においては、里地里山の環境変化を監視しながら獣害対策支援GISの実用化を探る。 |
No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
23 | 超臨界流体を利用したSi融合三次元集積回路形成要素技術開発 | 近藤 英一 | 山梨大学 | 菅原 幸雄 | 山梨大学 | これまでの真空主体のプロセスに替えて超臨界流体を利用し、Si 基板上に分散しているメモリー、ロジック、MEMS/RF コンポーネント、センサ類を融合し、Si 集積回路の超小型多機能化を実現するための要素技術開発に関するものである。超高アスペクトのチップ貫通配線作製技術を完成を狙って高度化を図るとともに、高アスペクト構造内被覆絶縁膜、キャパシタや圧電MEMS 向けの酸化物堆積技術の可能性を検討する。 |
24 | 次世代の水晶振動子を用いた超高周波・高精度発振器の研究開発 | 中川 恭彦 | 山梨大学 | 還田 隆 | 山梨大学 | 波長に比べて同程度または薄い水晶板中を伝搬するラム波に注目し、通常の使用温度範囲において、周波数変化量を2ppm以下に抑える為の温度安定な新カットを探索し、これらを基にギガヘルツ帯動作の超高周波水晶発信機の研究開発を行い、従来の方式によるバルク波振動子や弾性表面波共振子では実現が困難な高い周波数で動作し、極端に温度安定性の高い発振子を確立する。 |
No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
25 | 半導体パッケージ用高分子基板の光触媒結晶薄膜による表面改質 | 手嶋 勝弥 | 信州大学 | 田草川 信雄 | 信州大学 | 本技術は、環境調和型プロセスの一種であるフラックス法による光触媒結晶薄膜の作製、薄膜の高分子基板表面改質への応用と薄膜の大面積化の確立に関する。現在,半導体パッケージ分野で用いられるデスミア処理(強酸・強アルカリなどの溶液による金属配線前処理)を光触媒結晶薄膜による表面改質手法で置き換え、環境負荷の大幅削減を目指す。高出力光源使用時の結晶薄膜の表面改質特性の把握、ならびに、脱溶液プロセスを実現するため、現行と同程度の①処理能力②光洗浄③粗面化および④銅配線の密着性を達成することを目標とする。 |
No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
26 | 3次元顕微メスバウア分光装置の開発 | 吉田 豊 | 静岡理工科大学 | 大隅 安次 | 浜松地域テクノポリス推進機構 | マイクロキャピラリーレンズを用いた2 次元位置敏感型メスバウア分光装置(“顕微メスバウア分光装置”)とマイクロチャンネルプレート(MCP)を利用した“深さ敏感型内部転換電子メスバウア分光装置”を組み合わせ、表面から約200nm まで数10nm ごとの深さの関数で鉄原子の3 次元分布を直接観察できる装置(“3 次元顕微メスバウア分光装置”)開発する。 |
No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
27 | 人体形状に適合した編地の3次元モデリングおよび変形予測手法の研究 | 太田 幸一 | 愛知県産業技術研究所 | 齊藤 秀夫 | 愛知県産業技術研究所 | 3次元計測した身体等の装着部位に適合し、身体に対する適切な圧力・伸縮性分布を持つニット製品をコンピュータ支援により設計する手法を開発する。身体の装着部位の形状に適合した編地の3次元モデルを作成し、別途作成した身体の装着部位3次元モデルデータに対してマルチフィジックスシミュレーション技術を使用し、編地と身体装着部位との間に発生する圧力などの力学的相互作用の予測計算を行う。 |
28 | 線虫バイオセンサーによる、長寿・健康増進効果をもつ有益物質の探索と評価法 | 三輪 錠司 | 中部大学 | 永井 義明 | 中部大学 | グルタチオンS-トランスフェラーゼ(GST)などの解毒酵素が様々な外因性・内因性ストレスによる細胞や組織の損傷を防御すること、すなわち毒から生物を守ることに着目し、様々な融合遺伝子を組み込んだ線虫バイオセンサーを利用した長寿・健康増進に寄与する有益物質のハイスループットな探索・評価法を確立する。本課題の達成により病気の予防や長寿に役立つ新しい機能性食品や成分を効率的に発見することが期待できる。 |
29 | 親子内視鏡によるヒト糸球体微小循環診断ソフトの開発 | 山本 徳則 | 名古屋大学 | 石山 慎一 | 名古屋大学 | 糸球体は毛細血管と尿細管で2つのユニで構成されている。その毛細血管は濾過機能に直接関与し、その血流を解析することは直接機能評価に結びつく。また尿細管周囲の毛細血管は腎臓の機能血管で腎臓虚血に直接関与する。この研究は腎臓でまたは生体で重要な、その糸球体毛細血管血流と尿細管周囲の血流を解析可能な独自のプログラムを作成することを目的とする。 |
30 | 超高耐久性導電DLCコーティングの開発 | 大竹 尚登 | 名古屋大学 | 金子 靖 | 名古屋大学 | DLC膜は,機械・工具の表面処理皮膜として加速度的に応用展開しているが,現状ではフレッティング損傷により超耐摩耗材として用いることが出来ない。そこで本研究は,これまで醸成してきた「セグメント構造DLC膜」を発展させ,碁盤の目構造を有するDLC膜を形成した上で,①新成膜方法により溝深さを従来の5〜10倍とする ②溝部に導電性粒子含有高分子を導入する ③DLC自身を積層構造化させることにより,超高耐摩耗性を有するDLC膜を開発するものである。 |
No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
31 | ステイン法によるガラスのフルカラー着色技術の研究 | 角野 広平 | 京都工芸繊維大学 | 行場 吉成 | 京都工芸繊維大学 | ガラスの着色技術であるステイン法とインクジェットなどの印刷技術を組み合わせることによって、非常に簡便に、ガラス表面内に数十ミクロンオーダの3原色画素を形成し、ガラスのフルカラー着色・描画技術を開発することを目標としている。本課題では、特に、インクジェットによりガラス基板表面内にドット状に高精細な3原色画素を形成するための基礎技術を確立する。 |
32 | 高濃度Mo表面層を有する高温鋼圧延用工具の開発 | 秋山 雅義 | 京都工芸繊維大学 | 笹田 滋 | 科学技術振興機構 | 平成19年度シーズ発掘試験課題「鋼表層へのMo粉末プラズマ溶接による高耐食性表面の創製」で溶接割れ抑制条件が明確となったことを踏まえ、その技術を高温鋼加工用工具に対して適用し、同工具の長寿命化に挑戦する。具体的には、鋼管圧延等の管熱間加工に用いられる工具にこの技術を展開しながら、Mo以外の元素として、高温での潤滑作用を発現すると言われているNb等を加えて、従来工具の表層部にプラズマ溶接を行い、従来の寿命を凌駕する工具を開発する。 |
33 | 3次元セミアクティブ免震制振台の開発 | 松久 寛 | 京都大学 | 笹田 滋 | 科学技術振興機構 | MR(Magneto-Reologiacal Fluid)ダンパを用いたセミアクティブ制御機構を組み込み制振機能を持った地震に強くかつ自身の動きによる振動を制振できる3次元免震台免震台を開発する.ハードウェアとしては,平行リンクを使用した水平維持機構付き3次元免震台を用いる.セミアクティブ制御では,支持機構のばね定数および減衰係数を時々刻々最適に変化させることによって,地面の振動を遮断する免震機構と対象物にかかる力による振動を抑え,過渡振動を早く減衰させる. |
34 | 新規siRNA高感度定量法を用いたがん治療におけるsiRNA投与法の最適化 | 前川 平 | 京都大学 | 樋口 修司 | 京都大学 | 我々はsiRNA をがん治療に応用するため、腫瘍増殖部位の特性を考慮したsiRNA の投与方法と効率よい新規DDSの開発、およびその治療効果と安全性の確認に主眼を置き研究を進めてきた。今回は今までに確立したマウスモデル、および治療効果を認めたDDSとsiRNA を用い、HPLCを用いたsiRNA 高感度定量法により正常組織、およびがん組織中のsiRNA 量を測定する。平行して治療効果も検討し、siRNA の血行動態を解析し、適切なsiRNA 投与量、投与方法を探索する。 |
35 | 脂肪細胞由来セロトニン制御による肥満・心血管疾患合併症に対する治療戦略の開発 | 尾野 亘 | 京都大学 | 樋口 修司 | 京都大学 | 我が国において「メタボリックシンドローム」が高頻度に存在するとして注目を集めている。また、優れた抗肥満薬開発に対する社会的要請はきわめて高い。我々は、セロトニン産生の律速酵素であるtryptophan hydroxylase1(TPH1)が脂肪細胞分化に必須であることを、in vitro、in vivo の実験において見いだした。脂肪細胞由来のセロトニンが脂肪細胞自身の分化を制御するという知見は世界で初めてのものである。我々は既にセロトニン受容体拮抗薬による臨床研究を開始したが、さらに多施設の検討を通じて新規の抗肥満薬としての臨床データを集積し、その優位性、安全性につき検討する。 |
36 | バイオディーゼル油製造用グリーンサスティナブル触媒の開発 | 日高 重助 | 同志社大学 | 永田 和彦 | 同志社大学 | 国内で豊富に産出する「石灰石」を、温室効果ガスの削減に有効な軽油代替燃料である「バイオディーゼル油」の環境調和型製法に使用可能な固体触媒へと仕上げることができた。本研究では、2時間でバイオディーゼル燃料成分生成率96.5%となる高効率な反応操作の長期間繰り返しを目指し、耐久性の優れた実用触媒を開発する。 |
No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
37 | 多孔質アノード酸化膜を利用した脱臭触媒材の開発 | 藤野 隆由 | 近畿大学 | 松本 守 | 近畿大学 | 19年度の研究成果では、触媒材を約15 nmの多孔質孔中に固定化することで、紫外光照射下に高い光触媒能を有する皮膜の作製に成功し、強い脱臭作用を発現することが分かった。20年度は、この脱臭触媒能をより一層向上させるために、表面積の増加と可視光応答化を目指す。表面積については、特開2007-204831の膜厚制御を応用することで解決できたが、新たに、孔径制御と可視光応答化に向けて、酸化チタンへのドーピングによる高活性脱臭触媒材の開発を目指す。 |
38 | 安定動作n型半導体を指向した新規共役オリゴマーの開発と応用 | 安蘇 芳雄 | 大阪大学 | 清水 裕一 | 大阪大学 | 新規な分子設計に基づき、オリゴマー鎖長の調節によって電子物性の制御が可能なヘテロ芳香環を基本ユニットとして、有効にLUMOレベルを低下させ得る化学修飾と共役平面性保持の両立による共役オリゴマー化合物を創製し、n型半導体として有機薄膜エレクトロニクス素子への応用を行う。十分に安定なアニオン種の生成と薄膜状態での緊密なπスタッキングの発現に重きを置いた物質開発と塗布による成膜が可能な材料開発により、安定動作n型半導体を目指す。 |
39 | 伝統織物手法を用いたウェアラブル回路構成法の検討 | 黒田 知宏 | 大阪大学 | 河島 俊一郎 | 科学技術振興機構 | 近年様々なウェアラブル情報システムの提案・構築が行われているが、機器間の配線や無線通信用電源装置の重量などのために必ずしも容易に装用できるようにはなっていない。ウェアラブル機器実用化のためには、布上に実現された電気配線上に個別機器を設置することで、衣類と一体化した機器とする必要がある。本研究では導電性・非導電性の繊維と伝統織物の技法を適用して布自身に自由に回路を織り込める技術の確立を目指す。 |
40 | 最短光接続による高密度スタッカブルROADMモジュールの開発 | 勝山 豊 | 大阪府立大学 | 田中 政行 | 大阪府立大学 | 申請者は波長多重光IPネットワーク技術を研究してきた。本申請では、現状の問題点を抜本的に解決する光ファイバ被覆自動リムーバシステムを構築し、高密度なROADM (Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer)モジュールを実現する。手法はレーザにより光ファイバの被覆を自動焼却し、光部品を高密度実装可能とするもので、現状は高密度・自動化を指向した技術は皆無であり、目標とする高密度なモジュールは実現されていない。 |
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41 | 珪藻殻形成因子シラフィンの高機能化と多様な珪酸源による、新規ケイ酸質材料作成法の開発 | 松田 祐介 | 関西学院大学 | 辻 公志 | 科学技術振興機構 | 本研究は、様々な機能素材として利用可能な新規ケイ酸質材料作成法の開発を目指すものである。珪藻殻形成ペプチドSilaffinを用い、これを自己組織化型シリカ固体形成因子として利用することにより、従来のゾル−ゲル法に代わる、高付加価値のケイ酸質材料を創出する。そのために、様々な珪酸原料を用い、また、遺伝子工学的手法を用いて、Silaffinに結合選択性や構造鋳型性を付与することにより、制御された特定構造を有するケイ酸質材料作製のための要素技術を確立する。 |
42 | 高信頼性金属半導体ナノ複合材料の開発 | 八重 真治 | 兵庫県立大学 | 瀧澤 精一 | 兵庫県立大学 | シリコン表面にめっきを行うことで、従来にはない高い密着性を持つ金属薄膜をMEMSなどに用いられる複雑な形状の母材に均一に成膜する、高信頼性金属半導体ナノ複合材料を開発する。平成19年度シーズ発掘試験11−118「新規ウェットプロセスによる高密度垂直磁気記録媒体の製造」の成果を踏まえて、製造法を確立する。 |
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43 | 病原性細菌の分析・診断ツールの開発 | 山崎 良平 | 鳥取大学 | 山岸 大輔 | 鳥取大学 | 本研究では、細菌性髄膜炎の起因菌のうち髄膜炎菌に着目し、この細菌の同定、分析、および感染診断ツールの開発を目的とする。 髄膜炎菌の産生する糖鎖チップを使用して、1) 細菌糖鎖に結合する抗体の検出と抗体価の比較、2)糖鎖アレーを構築し、この構築したアレーによる同定、分析のためのターゲット糖鎖の選定、3)最後に診断に利用可能な糖鎖チップの開発を目指す。 |
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44 | 精密機械加工を用いた骨手術と関連技術との融合 | 森 隆治 | 島根大学 | 中村 守彦 | 島根大学 | 骨を精密加工して手術に用いる技術に4つの技術、旋盤とフライス盤の併用、CAD/CAM(画像による加工)、プラズマ(骨表面処理)、画像解析(CTから3D強度評価)を融合する。困難な手術が可能になり手術計画と患者説明に役立つことが期待できる。融合技術で手術適応が広がり患者理解が深まれば、治療法普及とともに事業化が加速する。動物実験で有効性を確認し、臨床試験実施の準備を行う。 |
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45 | 汎用性と環境調和性に優れた次世代型光学分割剤の最適化 | 依馬 正 | 岡山大学 | 梶谷 浩一 | 岡山大学 | 汎用性と環境調和性に優れた次世代型光学分割カラムの開発を目指す。高速液体クロマトグラフィー(HPLC)の展開溶媒として超臨界または亜臨界二酸化炭素を用いることができるカラムをすでに試作済みである。今回、置換基やリンカーの種類を変えて大環状化合物の構造を最適化するとともに、合成法の改良とスケールアップ試験を行う。実施例を追加し特許の強化も行う。 |
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46 | 板材成形シミュレーションの高精度化のための材料パラメータ同定システム | 吉田 総仁 | 広島大学 | 松井 亨景 | 広島大学 | 板材プレス成形・スプリングバック(成形後の弾性回復)の高精度のシミュレーションのためには材料の弾塑性挙動を正確にモデル化しなくてはならない。本研究では、板材の「引張り試験+繰返し塑性材料データベース+簡便プレス成形モデル実験」を使って、最適化理論による逆解析で材料パラメータを自動的に同定する実用的でユーザフレンドリーなシステム(実験装置+ソフト)の開発を行う。 |
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47 | 偏光面スクランブルフィルタを用いたセキュアディスプレイの開発 | 山本 裕紹 | 徳島大学 | 辻本 和敬 | 株式会社テクノネットワーク四国 | 光の偏光制御技術は液晶ディスプレイの進展とともに急速な進展を見せている。本研究では、液晶ディスプレイと偏光制御用の光学フィルム技術を利用して液晶ディスプレイのセキュリティー技術を開発する。本研究の目的は、三次元空間で液晶ディスプレイの視野角を限定することである。偏光面を画素ごとにランダムに設定する偏光素子を設計、製作する。製作した偏光面スクランブルフィルタを用いて映像信号の暗号化と復号の観察位置を三次元空間で限定する表示を実現する。 |
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48 | 新しい真珠養殖技術開発を目指した分子不稔化の効率化技術の確立 | 三浦 猛 | 愛媛大学 | 入野 和朗 | 愛媛大学 | アコヤガイを不稔化することが出来れば、真珠養殖の効率が飛躍的に良くなる。本研究では、分子生物学の手法を用い、アコヤガイを不稔化する技術を開発する。昨年度の本事業では、アコヤガイの生殖細胞でのみ発現する遺伝子のRNA干渉を行い、アコヤガイの配偶子形成を抑制することに成功した。本年度は、RNA干渉の効率を高め本技術の実用化を実現するために、高効率の不稔化を引き起こすターゲット遺伝子の検討、RNA導入法の改良、短期間で不稔化を引き起こす新規技術の開発を行う。 |
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49 | DMFC燃料電池用バルブレスマイクロポンプの高性能化 | 宮崎 康次 | 九州工業大学 | 田中 洋征 | 九州工業大学 | 開発してきたバルブレスマイクロポンプの吐出し圧力を向上させ,DMFC燃料電池にメタノールを供給するポンプへの適用を目指す.本ポンプは単純形状であるため,ポンプ性能予測が容易である.吐出し圧力向上の設計を通して,実用化の壁である自給機能についても同時解決を目指す.燃料電池に適用するため,アクチュエーターの改善を含めた省電力化や,燃料電池の携帯化に向けたマイクロポンプのさらなるマイクロ化にも挑む. |
50 | ハンドヘルド型血行測定システムの開発と実証評価 | 藤居 仁 | 九州工業大学 | 針江 俊策 | 飯塚研究開発機構 | レーザースペックルフローグラフィーをベース技術として高機能シングルチップマイコン等を新たに導入することによりデバイスの一体化を図り、小型かつ簡便に皮膚表層の血行を測定できるハンドヘルド型血行測定システムを開発する。これにより、運動効果判定用としての商品化が可能になると共に、介護現場において寝たきり高齢者の下肢血行不良や褥瘡の予防、末梢循環機能の診断などに役立つ携行可能な皮膚表層血行測定器の実用化につながる。 |
51 | 末梢血流障害の改善に向けた新型マイクロカテーテルによる低侵襲性遺伝子治療法の開発 | 寺本 憲功 | 九州大学 | 山本 英樹 | 九州大学 | 本申請研究は我々がこれまで行ってきた研究成果をさらに発展させ、ナノテクノロジーの医工学的原理を応用した低侵襲性遺伝子導入法にて血管腔内の病変部および狭窄部等の限局的な部位にのみ導入外来遺伝子を近距離で投与することが出来る“ダブル バルーン マイクロカテーテル”を用い、下肢の末梢血流障害の改善を目的とした“超”安心かつ安全な低侵襲性治療システムの早期確立とその臨床応用を目指す内容である。 |
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52 | 天然物精油/粘土鉱物複合材料を用いた衛生害虫忌避製品の開発 | 武内 浩一 | 長崎県窯業技術センター | 藤本 和貴 | 長崎県工業技術センター | ドライプロセスにより天然物精油成分を粘土鉱物と複合化した機能性材料における防ダニ活性に着目し、フィールドにおける評価において、概ね6 カ月間のダニ忌避効果を確認した。今後、業務用資材として実用化を目指すに当たり、素材の安定性の確保、製造原価の低減が必要であり、そのために複合材料の構造状態の推定と防ダニ活性との関係解明、それに基づく複合材料の改良と実用的な形態付与、さらに安全性評価などに取り組む。 |
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53 | 真空紫外光によるポリイミド樹脂の表面改質技術の開発 | 横谷 篤至 | 宮崎大学 | 石川 正樹 | 宮崎大学 | 真空紫外光の高フォトンエネルギーを利用したポリイミド樹脂の表面改質技術の開発を行なう。平成18年度シーズ発掘試験「真空紫外光によるポリイミド樹脂の表面改質技術の開発」で得られた成果を基に企業との共同研究を展開する。作製条件等諸条件が既知のポリイミド樹脂の供給を受けることで、従来存在した作製試料の品質のばらつきを抑えた新しい安定的な真空紫外光照射によるポリイミド樹脂の表面改質技術の開発を目指す。 |
54 | 光電界電離を用いる超短パルス高強度真空紫外レーザーの開発 | 窪寺 昌一 | 宮崎大学 | 石川 正樹 | 宮崎大学 | 本研究では、これまでに実用的なレーザー光源が存在していない真空紫外域において、光電界電離法を用いることにより実用的な卓上型の真空紫外増幅器を高性能化し、波長変換により生成したパルス幅サブピコ秒の超短パルスシード光をこの増幅器で増幅することにより、卓上型の超短パルス高強度真空紫外レーザーを実現することを目的としている。 |
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55 | トルクセンシングかつ高速回転可能な3自由度能動回転球関節の開発 | 余 永 | 鹿児島大学 | 中武 貞文 | 鹿児島大学 | 本課題は、代表研究者が平成18年度シーズ発掘試験に採択され試作・開発したシンプルな構造をもつ3自由度能動回転球関節技術に基づき、代表研究者が先行して考案した回転トルクセンシング技術を適切に組み合わせ、高速回転可能な3自由度能動回転球関節技術を新規に開発することを目的とする。まず、能動回転球関節を試作し、次いで、関節の高速回転可能な制御方法を確立し、高精度の高速回転性能とトルクセンシングの特性確認試験と評価を行い、本関節機構技術の有効性を検証する。 |