連携拠点機関
財団法人
北海道科学技術総合
振興センター
代表科学技術
コーディネータ

丸山 敏彦
科学技術
コーディネータ

斎藤 善一
マップ

大学等の研究成果を掘り起こし、国公立大学の地域共同研究センターをはじめとする研究機関の研究者と連携をとりながら、地域における新事業・起業化ニーズの先取りに向けて、大学・公設試等の若手研究者の創造的技術シーズ開発への取り組みと併せて、地域企業における技術シーズの発掘、大学等との共同による育成、権利化を図り、地域ニーズに対応する事業性の高い技術シーズとして育成する活動を進めました。


シーズ・ニーズ探索
地域ニーズに対する大学等の有望な研究成果の発掘・育成及びその実用化への結び付けを効果的に促すため、技術領域毎に委嘱したアドバイザー等の協力のもと、道内主要地区における「地域研究ネットワーク会議」及び地域結集型共同研究事業の成果を活用した「実用化研究会」等、また育成試験を中心とした成果を広く紹介する場として「新技術フォーラム」等を開催しました。
育成試験

食・福祉、情報、環境・リサイクル、住環境の分野を中心に34課題の試験を実施しました。国諸事業への橋渡し14件、特許出願の国内23件/国際1件、また製品・商品化9件、起業化6件により、ある程度の売上額(9億1100万円/年:平成16年1月現在)に結び付きました。今後は、エネルギー、食、環境分野を中心として蓄積した要素技術群を活用し、PFI等による地域振興プロジェクトへの対応を進める予定です。

高級魚介類用人工餌料加工試作装置
(薄層状成形・凝固部)(巻き取り部)
高級魚介類用人工餌料加工試作装置
磯焼け対策の一環として、野草(イタドリ)微粉末・未利用海藻類(アイヌワカメ等アルギン酸ゲル)を原料とするウニ・アワビ等の人工餌料加工技術を検討しました。試作餌料によるウニの成育試験で、生鮮コンブと同等の摂餌特性等を確認、ウニ・アワビの人工苗種生産に向けたシステムの開発を進めています。
バイオガスの精製処理技術
バイオガスの精製処理技術
有機廃棄物の高品質メタン生産システムの要素技術として、カルシウム系廃棄物(ホタテ貝殻等)を脱炭酸・脱硫処理剤とした、旋回噴流式高速攪拌処理法による新規プロセスの開発を進めています。本要素技術は同様に石炭(含高硫黄分)・バイオマス複合固形燃料からの、水性ガス(H2+CO)洗浄(特許出願中)にも適用可能です。