2025年度 ASPIRE AI・情報分野 日英共同研究提案の募集
(最終更新日:2025年3月4日)
更新記録
2025年3月4日追記:
- 英国側研究者の要件に追記しました。
EPSRC側ウェブサイトでの情報掲載はただいま準備中で近日中の公開を予定しています。たびたびチェックをお願いします。 - 説明会開催曜日の誤記修正(2025年3月27日(火)⇒2025年3月27日(木))
2025年2月25日
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)は、英国研究・イノベーション機構(UKRI)傘下の英国工学・物理科学研究評議会(EPSRC)と協力し、2025年度の先端国際共同研究推進事業(ASPIRE)において下記のとおり日英共同研究提案の募集を行います。
Link to English page公募の目的
日本の「Society 5.0」は、サイバー空間とフィジカル空間の融合による持続可能で強靱な社会への変革を目指しています。一方、英国は、安全で堅牢なAI技術を通じて社会の生産性向上や社会的利益の促進を図っています。このような背景のもと本公募では、日本および英国の研究者を対象に、人工知能(AI)とデータサイエンスの発展に焦点を当てた国際競争力のある日英間の共同研究提案を募集します。このプログラムは、AI・情報分野における日英の研究者による共同研究を通じた国際的な研究者ネットワーク形成や、両国のAI分野を活性化させる若手研究者の育成を促進します。
概要
本公募はJSTとEPSRCによるマッチングファンドで行われ、採択した課題においてJSTは日本側研究者、EPSRCは英国側研究者をそれぞれ支援します。
- 相手国: 英国
- 募集テーマ: Japan-UK joint call for collaborations in Advancing Human-Centered AI
(人間中心のAIを前進させる日英共同研究) - 研究分野: AI・情報
- 研究領域: 次世代AI、ロボティクス、AI for Health、ヒューマンコンピュータインターフェースのいずれか一つを含むこと。
募集テーマやスコープの詳細は、英語ページ及びEPSRC公募ページの“What we are looking for”を確認してください。
ASPIRE AI・情報分野 日英共同研究提案の募集説明会を下記概要のとおり開催します。本公募への共同研究提案を行う日本側研究者に向けた説明となります。
開催日時: 2025年3月27日(木) 12:00~13:00
開催形式: Zoom
使用言語: 日本語
参加登録: https://form2.jst.go.jp/s/0fd44f7e/o
プログラム(予定):
1.オープニング・PD/PO紹介
2.事業概要・公募について
3.評価の観点について
4.質疑応答
支援規模
- 日本側支援額:
- 1課題あたり最大2.8億円(直接経費の30%にあたる間接経費を含む)
- 支援期間:
- 2026年1月~2031年3月(5年3ヶ月) ※予定
- 採択予定数:
- 最大4件
応募資格
日本側研究者の要件
日本国内の研究機関(大学、独立行政法人、公設試験研究機関、公益法人、企業等)に所属し、その機関で研究を実施している研究者、およびその研究者により構成された研究チームが、本公募に応募することができます。
また、本公募への応募を検討している研究者および研究機関は、応募に先立ち「府省共通研究開発管理システム(e-Rad)」への登録が必要です。
重複応募の制限について
ASPIREでは以下のような重複応募の制限を設けています。
a. 本公募含む2025年度ASPIRE公募(2025年度に公募を開始するJSTの単独・共同公募及びAMEDが実施する公募)の中で、研究代表者及び主たる共同研究者として応募できる件数は1件までです。
b. ASPIRE共同公募で支援中の研究代表者又は主たる共同研究者による申請は不可とします。
c. ASPIRE単独公募で支援中の研究代表者による応募は可能ですが、本公募で採択された場合は、既に支援を受けている課題は中止となります。
d. ASPIRE単独公募で支援中の主たる共同研究者による応募は可能ですが、本公募で採択された場合は、既に支援されている課題の主たる共同研究者からは離脱していただきます。なお、離脱した課題については、予算やチーム編成の見直しを含めた再審査を行います。
ASPIREで既に支援中の課題に参画する研究代表者及び主たる共同研究者による応募を検討されている場合は、本公募の問い合わせ先まで予め報告してください。
英国側研究者の要件
UKRIの規程に基づきます。詳細はEPSRC公募ページの“Who can apply”に記載された応募要件およびUKRIのウェブサイトを確認してください。
EPSRC側ウェブサイトでの情報掲載はただいま準備中で近日中の公開を予定しています。たびたびチェックをお願いします。
国際共同研究体制の要件
日本および英国それぞれの大学や研究機関等から1機関以上がコンソーシアムを組み、2機関以上の共同研究体制で応募してください。詳細はEPSRC公募ページの“Who can apply”、および「公募要領別紙(日本側応募者への応募にあたっての注意事項)2.3.3」をご確認ください。
提案・審査スケジュール
研究提案の提出・審査スケジュールは、以下の通りです。研究提案の受付締切り後の日程に関しましては当ウェブサイトにて今後、随時更新いたしますのでご注意ください。
事前連絡*締切 | 2025年5月8日(木) |
---|---|
日本側研究者による研究提案の受付締切** (府省共通研究開発管理システム(e-Rad)による受付期限日) |
2025年5月23日(金)午後2時(日本時間) |
書類審査期間 | 2025年6月~9月 |
面接審査期間*** (書類審査を通過した研究提案の日本側研究代表者のみ) |
2025年10月 |
審査結果の通知 | 2025年11月(予定) |
研究開始 | 2026年1月(予定) |
*日本側研究者から事前連絡をお願いします(任意)。詳細は「事前連絡のお願い」をご確認ください。
**英国側の受付締切: 2025年5月22日(木)午後4時(英国時間)
***面接審査は書類審査を通過した研究提案の日本側研究代表者のみを対象に実施します。面接に進まれる方へは、原則として面接審査日の2週間前までに電子メールにてご連絡いたします。なお、面接審査の対象外の場合は連絡いたしません。全ての審査終了後、不採択の通知をお送りさせていただきます。面接審査の対象か否かを含め、審査の途中経過に関するお問い合わせには回答いたしかねますので、予めご了承ください。
応募方法
EPSRC公募要領の“How to apply”、「公募要領別紙(日本側応募者への応募にあたっての注意事項)2.7」を必ず確認してください。
1. 日本側研究者と英国側研究者が協力して国際共同研究提案書を英語で作成し、英国側の電子申請システム(UKRI funding service)から申請を行ってください。(入力、申請は英国側研究代表者のみ可能です)
2. 日本側研究代表者はJST指定申請様式(Japan-UK AI and Information Application Form)に必要事項を記入してください(JST申請書)*。JST申請書はPDFに変換し、英国側研究代表者を通じて UKRI funding serviceから提出してください。
*申請様式に(日本語)と記載がない欄はすべて英語にて記載してください。日本側研究代表者は申請様式最後の2ページにある「法令遵守チェックリスト」、「確認書」の提出が合わせて必要となります。JST申請書のファイル容量は 8 MB 以内を目途としてください。
3. 日本側研究代表者は、1.のコピーを英国側研究代表者から入手し、JST申請書と結合して一つのPDFデータを作成の上、府省共通研究開発管理システム(e-Rad)にアップロードしてください。
日本と英国で受付時間が異なることに留意し、日本側と英国側研究者が両国の締切時間までに研究提案を提出することを必須とします。いずれか一方の機関にしか申請されなかった場合や、JSTとEPSRCに異なる記載内容の研究提案を提出した場合は審査の対象になりませんのでご注意ください。
日本側研究者がe-Radを初めて利用する場合、所定の手続きが必要です。登録手続きに日数(2週間以上)を要する場合がありますので、余裕をもって準備をしてください。締切りまでに申請がなされなかった場合は審査の対象になりません。
必要書類
EPSRC 公募ページ |
Japan-UK joint call for collaborations in Advancing Human-Centered AI |
---|---|
公募要領別紙(日本側応募者への応募にあたっての注意事項) | |
JST申請様式(Japan-UK AI and Information Application Form) | Word |
e-Radマニュアル |
研究セキュリティに係るリスク低減に対する取り組み
UKRI/EPSRCによる取り組み
UKRIは、研究およびイノベーションに係る国際協力が、インテグリティを有し、かつ強固な倫理の枠組みの中で行われるよう注力しています。 Trusted Research and Innovation(TR&I)は、国際的なパートナーシップを可能な限りオープンにするとともに、必要に応じてセキュアにすることで、国際協力で生まれる成果を適正に保護することを目的としたUKRIのプログラムです。TR&Iの指針は、国際協力のための適正評価など、UKRIが研究支援する組織が考慮して頂くことをまとめたものです。
UKRIに研究課題を申請する方々には、提案する研究課題がTR&Iで求めるアプローチや要件に適合するか、また潜在的なリスクを特定し、そのリスクを適切に軽減する策を講じているか、を示すよう求めることがあります。 追加的なサポートが得られる機関の情報を含む、TR&Iに関する詳しいガイダンスと情報はこちらです。
JSTによる取り組み
JSTにおいても本共同公募では、UKRI/EPSRCの要請に基づき、適切な国際協力実施のための適正評価等のチェックをする予定です。詳細は「公募要領別紙(日本側応募者への応募にあたっての注意事項)4.3」をご確認ください。
注意事項
- 日本側研究代表者は、応募時までに研究倫理に関する教育プログラムを修了している必要があります。研究倫理教育プログラムの受講については公募要領別紙をご参照ください。受講修了していることが確認できない場合は、要件不備として提案を不受理といたしますのでご注意ください。
- 研究機関が国又は地方公共団体である場合(省の施設等機関含む。国立大学法人等の法人格を有する機関は非該当)、当該研究機関が委託研究契約を締結するに当たっては、研究機関の責任において委託研究契約開始までに必要となる予算措置等の手続きを確実に実施しなければなりません。申請前に所属機関の確認のうえ、事前にJSTまでご連絡ください。
事前連絡のお願い
全体の応募件数を把握するため、検討中の提案に関する情報を、日本側研究代表者から下記のアンケートフォームを通じてJSTへご連絡ください。
- アンケートフォーム:https://form2.jst.go.jp/s/japan_uk_ai
- 締め切り:2025年5月8日(木)
※アンケートフォーム入力内容:
- 日本側研究代表者氏名、所属、役職、メールアドレス
- 英国側研究代表者氏名、所属、役職
- 応募タイトル(仮)
公募に関するお問い合わせ
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)
国際部 先端国際共同研究推進室
日英公募担当E-mail
aspire-uk(at)jst.go.jp ※(at) を @ にしてください。