事業情報
先端国際共同研究推進事業の概要
ASPIRE(アスパイア)とは
- 世界のトップ科学者層とのネットワーク構築
- 未来を決める国際的なトップ研究コミュニティへの参画
- 将来持続的に世界で活躍できる人材の育成
これらを可能にする支援事業です。
先端国際共同研究推進事業(ASPIRE:Adopting Sustainable Partnerships for Innovative Research Ecosystem)は、我が国の科学技術力の維持・向上を図るため、政策上重要な科学技術分野において、国際共同研究を通じて我が国と科学技術先進国・地域のトップ研究者同士を結び付け、我が国の研究コミュニティにおいて国際頭脳循環を加速することを目指します。
本事業により、我が国と科学技術先進国・地域との間で、最先端の研究開発につながるネットワークを構築しつつ、次世代のトップ研究者を育成し、その流れを能動的に作り出すための仕組みを構築します。
先端国際共同研究推進事業の実施形態
JSTは、本事業の実施にあたり、文部科学省から対象とする国・地域、分野・研究領域の指定を受けます。またJSTは、研究課題の公募、選考、支援等といった事業の運営のため、事業全般への助言、および課題の選定、推進及び評価等に係る業務を統括する運営統括(PD)、ASPIREの対象分野ごとに課題の選定、推進及び評価等で中心的な役割を担う研究主幹(PO)、研究主幹を補佐し専門的事項についての助言等を行うアドバイザー(AD)といった専門家から協力をいただきます。
運営統括(PD)紹介 研究主幹(PO)紹介国際共同研究の公募実施
JSTは、次の形態で研究課題の公募を行います。それぞれの形態のメリットを活かし、本事業の目的達成に向けて、効果的に国際共同研究を推進し、国際頭脳循環を促進する研究課題を募集します。
単独公募 | 共同公募 | ||
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TopのためのASPIRE | 次世代のためのASPIRE | ||
応募対象とする 研究代表者※ |
国際的にトップ水準の研究を行う研究者 | 今後国際的な研究実績を積み、将来日本のトップ研究者になることが期待される研究者 | 国際的にトップ水準の研究を行い、相手側研究者と共同提案ができる研究者 |
分野 | AI・情報、バイオ、エネルギー、マテリアル、量子、半導体、通信の7分野 | ||
対象国・地域 | オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、チェコ、デンマーク、EU、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、韓国、スペイン、スウェーデン、スイス、英国、米国 | ||
支援規模 | 最大3.8億円(直接経費の30%にあたる間接経費を含む場合、最大5億円) | 最大6,900万円(直接経費の30%にあたる間接経費を含む場合、最大9,000万円) | 相手側資金配分機関との協議による(間接経費を含む場合、最大5億円) |
支援期間 | 5年間 | 3年間 | 3年間~5年間 |
※ 項目「各公募形態での応募対象者」もご参照ください。
単独公募と共同公募の違い
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単独公募とは
JSTが単独で、日本側研究者による相手側研究者との国際共同研究課題を公募する形態です。応募された課題提案を選考し、採択した課題において、JSTが日本側研究者を支援します。課題提案の条件として、国際共同研究を実施する相手側研究者は、相手側資金配分機関(以下、相手側FA)等から何らかの支援を受けている、または今後支援される必要があります。なお、単独公募で採択された課題において、相手側FA等から相手側研究者への、追加的な支援が約束されているものではありません。
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共同公募とは
相手側FA等と共同で国際共同研究課題を公募する形態です。公募テーマは、本事業の対象となる分野・研究領域から相手側FA等と調整して設定します。日本側研究者と相手側研究者の国際共同研究の提案を募集し、相手側FA等と提案を共同で選考し、課題を採択します。採択した課題において、JSTは日本側研究者、相手側FA等は相手側研究者をそれぞれ支援します。
各公募形態での応募対象者
本事業では、国際共同研究を支援する中で、日本の研究者によるトップ研究サークルへの参画を促進し、継続的に世界で活躍していくための取り組みを支援します。提案していただく国際共同研究では、次の応募対象者がリードする形で、研究そのものの活動だけでなく、本事業の目的に資する研究交流、人材育成の活動の実施も必ず計画していただきます。
単独公募の「TopのためのASPIRE」および共同公募の応募対象とする研究代表者:
すでにその分野のトップ研究者として国内・外で卓越した研究実績があり、他の委託研究費などで潤沢な研究資金を得ており、本事業の目的に合致する国際共同研究をリードしていく研究者です。
単独公募の「次世代のためのASPIRE」の応募対象とする研究代表者:
すでに研究自体に必要な資金と独立した研究環境を得ており、将来のトップ研究者として活躍が期待される研究者です。