国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)

さきがけIoT成果展開シンポジウム2022 IoTが拓く未来

さきがけIoT成果展開シンポジウム2022 IoTが拓く未来

開催趣旨

 JST戦略的創造研究推進事業CREST「人間と情報環境の共生インタラクション基盤技術の創出と展開(共生インタラクション)」研究領域は、ネットワークにつながれた環境全体とのインタラクションの高度化という戦略目標のもと、2017年に5件、2018年に6件、2019年に5件、合計16件の研究課題を採択いたしました。

 このたび、研究開始から4年目を迎えた2019年度採択の5件の研究課題について、その成果の中間報告シンポジウムを開催することといたしました。研究代表者(今井倫太、鈴木健嗣、戸田智基、中澤仁、中村哲)からの研究成果の報告に加えて、関連する分野の研究者にゲストとしてご登壇いただき、対談形式で今後の展望や新たな視点について議論を深めたいと思います。ウェビナー形式で開催しますので、研究者や大学院生等ご専門の方々はもちろん、本分野にご興味のある方々に多数ご参加いただいて、ご意見を頂きたいと思います。皆様のご参加をお待ちしています。

開催概要

日 時
2023年8月10日(木)
開催方法
オンライン(zoomウェビナー)
参加費

無料、事前登録が必要です。

お申し込みはこちら

お問い合わせ先
国立研究開発法人 科学技術振興機構 戦略研究推進部 ICTグループ
e-mail
crest-interaction[at]jst.go.jp
※ [at]を@に置き換えてください。

プログラム

開会挨拶/研究領域紹介

13:00

研究総括 間瀬 健二 名古屋大学 名誉教授

基調講演

13:05

「VRからメタバースへ」

廣瀬 通孝

 東京大学名誉教授

13:45

休憩

対談

14:00

「仮想エージェントによる個人適応された情動社会スキルの訓練」

研究代表者
中村 哲

×

ゲスト
熊崎 博一

中村 哲 写真中村 哲

×

熊崎 博一 写真熊崎 博一

14:35

「文脈と解釈の同時推定に基づく相互理解コンピューテーションの実現」

研究代表者
今井 倫太

×

ゲスト
前野 隆司

今井 倫太 写真今井 倫太

×

前野 隆司 写真前野 隆司

15:10

「限定合理性を超越する共生インタラクション基盤」

研究代表者
中澤 仁

×

ゲスト
田中 浩也

中澤 仁 写真中澤 仁

×

田中 浩也 写真田中 浩也

15:45

休憩

16:00

「音メディアコミュニケーションにおける共創型機能拡張技術の創出」

研究代表者
戸田 智基

×

ゲスト
徳田 恵一

戸田 智基 写真戸田 智基

×

徳田 恵一 写真徳田 恵一

16:35

「ソーシャル・シグナルの共有と拡張による共感的行動の支援」

研究代表者
鈴木 健嗣

×

ゲスト
浅田 稔

鈴木 健嗣 写真鈴木 健嗣

×

浅田 稔 写真浅田 稔

17:10

休憩

17:20

総合討論

登壇者全員

終了挨拶

17:55

研究総括 間瀬 健二

プロフィール

  • 間瀬 健二 写真

    間瀬 健二

    名古屋大学 数理・データ科学教育研究センター特任教授 名誉教授

    1981年名古屋大学大学院工学研究科修士課程修了。博士(工学)。NTT研究所、MITメディアラボ客員研究員、ATRメディア情報科学研究所研究室長等を経て2002年より名古屋大学教授。2022年より名古屋大学数理・データ科学教育研究センター特任教授。名古屋大学名誉教授。専門はマルチモーダルインタラクション、ウェアラブルコンピュータ、IoT、ユビキタスコンピューティング、コミュニケーション支援、表情認識、体験共有、技の伝承、e-コーチング、医療介護支援など、実社会に役に立つ人間支援の知的メディア技術。第24期・第25期日本学術会議連携会員、電子情報通信学会フェロー。人工知能学会1999年度論文賞、同2013年功労賞、2015年ACM ICMI Community Service Award、2019年東海総合通信局長賞など受賞。

  • 廣瀬 通孝 写真

    廣瀬 通孝

    東京大学 名誉教授

    1954年神奈川県生まれ。1982年、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。工学博士。東京大学大学院情報理工学系研究科教授、バーチャルリアリティ教育研究センター機構長などを歴任。2020年より東京大学先端研サービスVRプロジェクトリーダー、東京大学名誉教授。専門はシステム工学、ヒューマン・インタフェース、バーチャル・リアリティ。主な著書に「バーチャル・リアリティ」(産業図書)、「空間型コンピュータ」、「ヒトと機械のあいだ」(岩波書店)など多数。

  • 中村 哲 写真

    中村 哲

    奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 教授

    1981年京都工芸繊維大学卒業。シャープ株式会社研究所、奈良先端科学技術大学院大学、国際電気基礎技術研究所(ATR)、情報通信研究機構を経て、2011年より奈良先端科学技術大学院大学教授。京都大学博士(工学)。音声翻訳、音声対話などの音声言語情報処理、自然言語処理の研究に従事。総務大臣表彰、文部科学大臣表彰、他学会受賞多数。情報処理学会フェロー、IEEEフェロー、ISCAフェロー。

  • 熊崎 博一 写真

    熊崎 博一

    長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科 教授

    平成16年3月慶應義塾大学医学部卒業。医学博士。平成18年4月慶應義塾大学医学部精神神経科学教室入局。国立成育医療研究センター子どものこころの診療部等を経て平成28年4月より金沢大学子どものこころの発達研究センター特任准教授。同12月より日本小児医学振興財団助成及び科研費国際共同研究の助成を受けて、米国ヴァンダービルト大学小児科部門に留学。平成31年4月より国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所児童・予防精神医学研究部 児童・青年期精神保健研究室 室長。令和4年4月より長崎大学大学院医歯薬学総合研究科未来メンタルヘルス学分野教授 兼 長崎大学病院地域連携児童思春期精神医学診療部部長。令和後5年度より長崎大学精神神経科教授。専門は最新のテクノロジーを用いた精神障害者支援。

  • 今井 倫太 写真

    今井 倫太

    慶應義塾大学 理工学部 教授

    1992年慶應義塾大学理工学部電気工学科卒業。1994年同大学大学院計算機科学専攻修士課程修了。同年、NTTヒューマンインタフェース研究所。1997年ATR知能映像通信研究所。2002年慶應大学大学院理工学研究科後期博士課程修了。博士(工学)。2009年-2010年シカゴ大学客員研究員。現在、慶應大学理工学部情報工学科教授およびATRインタラクション科学研究所 客員研究員。2017年ドコモモバイルサイエンス賞社会科学部門優秀賞受賞。人型ロボットや自律エージェントと人とのインタラクションの研究に従事。

  • 前野 隆司 写真

    前野 隆司

    慶應義塾大学 大学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授

    1984年東京工業大学卒業、1986年同大学修士課程修了。キヤノン株式会社、カリフォルニア大学バークレー校訪問研究員、ハーバード大学訪問教授などを経て現職。ウェルビーイング学会会長。博士(工学)。専門は、ウェルビーイング、イノベーション。著書に、『ウェルビーイング』(2022年)、『幸せな職場の経営学』(2019年)、『幸せのメカニズム』(2014年)、『脳はなぜ「心」を作ったのか』(筑摩書房,2004年)など多数。

  • 中澤 仁 写真

    中澤 仁

    慶應義塾大学 環境情報学部 教授

    博士 (政策・メディア)。1975年生。1998年慶應義塾大学総合政策学部卒業。2001年同大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。2003年同研究科博士課程修了。分散ミドルウェアシステム、システムソフトウェア、ユビキタスコンピューティング、センサネットワーク等の研究に従事.近年では街を対象とした実証的研究からその根底にある基礎研究にアプローチしている。

  • 田中 浩也 写真

    田中 浩也

    慶應義塾大学 環境情報学部 教授

    博士 (工学)。1975年生。1998年京都大学総合人間学部卒業。2000年同大学大学院人間環境学研究科修士課程修了。2003年東京大学工学系研究科博士課程修了。デザイン工学、3D/4Dプリンティング、環境メタマテリアル等の研究に従事。近年ではモノづくり、コトづくり、仕組みづくりを連動させた「循環型都市計画」の新たなアプローチを実践的に研究している。

  • 戸田 智基 写真

    戸田 智基

    名古屋大学 情報基盤センター 教授

    1999年名古屋大学・工学部卒業。2003年奈良先端科学技術大学院大学・情報・博士課程了。同年、日本学術振興会特別研究員-PD。奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科助手、助教、准教授を経て、2015年より名古屋大学情報基盤センター教授。博士(工学)。音メディア情報処理の研究に従事。IEEE SPS Young Author Best Paper Award、文部科学大臣表彰若手科学者賞等受賞。

  • 徳田 恵一 写真

    徳田 恵一

    名古屋工業大学 大学院工学研究科 教授

    東京工業大学大学院総合理工学研究科博士後期課程修了。工学博士。現在、名古屋工業大学大学院工学研究科教授。2001〜2002年カーネギーメロン大学言語技術研究所客員研究員。2014~2015年Google (London) 客員研究員。機械学習に基づいた統計的アプローチによる音声合成方式の研究開発に従事。IEEE Fellow。ISCA Fellow。紫綬褒章他受賞。

  • 鈴木 健嗣 写真

    鈴木 健嗣

    筑波大学 システム情報系 教授

    1997年早大理工物理卒、同大理工学部助手、筑波大学講師、准教授を経て、2016年筑波大学システム情報系教授。現在に至る。博士(工学)。1997年伊・ジェノヴァ大学、2009年仏・カレッジ・ド・フランス客員研究員。筑波大学サイバニクス研究センター長、附属病院未来医工学融合研究センター副センター長。2022年より学長補佐。2021年つくば市顧問,スーパーシティ全体統括担当。2019年より米国IEEE Robotics and Automation部門理事。人工知能、サイバニクス、ロボティクス、発達支援工学の研究に従事。

  • 浅田 稔 写真

    浅田 稔

    大阪国際工科専門職大学 副学長、大阪大学 先導的学際研究機構 特任教授、中部大学創発学術院 客員教授、情報通信研究機構 (NICT)脳情報通信融合研究センター(CiNet) PI

    1977年阪大基礎工卒、1982同大基礎工学研究科博士課程修了(工学博士)、1995年同大工学部教授、1997年同大工学研究科知能機能創成工学教授、2019年より同大先導的学祭機構共生知能システム研究センター特任教授(継続中)、2021年4月より現職。
    国際会議での最優秀論文賞(IROS1992)、2001年文部科学大臣賞、2018年第5回立石賞特別賞などを受賞。認知発達ロボティクスの第一人者で、JST ERATO 浅田共創知能システムプロジェクト総括(2005-2011)、科学研究費補助金特別推進研究「神経ダイナミクスから社会的相互作用に至る過程の理解と構築による構成的発達科学」代表(2012-2017)を通じ、身体性を通じた環境との相互作用による人間の認知発達過程の理解を計算機シミュレーションや実ロボットの実験を通じて、明らかにするとともに、次世代知能ロボットの設計原理構築を目指してきた。近著に「浅田稔のAI研究道」(2020、近代科学社)がある。

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登録締切 2023年8月10日(木)

関連ウェブサイト

※本CREST研究領域は、文部科学省の人工知能/ビッグデータ/IoT/サイバーセキュリティ統合プロジェクト(AIPプロジェクト)の実施機関であるAIPネットワークラボの構成領域です