1 ) |
モデル化の概要および成果 |
本モデル化は、本来のクローラが持つ不整地走行、泥濘地走行等の有利性を顕著に発揮できる脱着・操舵が可能な大型作業車両用クローラユニットを開発した。
具体的には、車軸荷重7tに耐えうるクローラユニットを4基(1車分)製作した後、実際にホイール式クレーン(車軸荷重7t)へ装着し、実車装着試験にて車両側からの視点による評価を行った。
その結果、本クローラユニットを実用化レベルで評価することができ、製品化等に向けての目処が立った。
今後は引き続き実車装着試験を追加実施することにより、更なる実用化に向けた試験・評価を行う予定である。
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2 ) |
事後評価 |
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モデル化目標の達成度
モデル化計画値を上回る性能を達成できた。今後は実用化に向けた商品化を期待する。 |
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知的財産権等の発生
現在まで発生なし、今後の取得の可能性あり。 |
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企業化開発の可能性
実車装着試験を行った結果、製品化に向けての目処が立ったと見られる。実機モデルでのクローラユニットの取りつけ、取り外し、耐久試験、コスト比較を経て、販売への展開が今後の課題である。 |
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新産業、新事業創出の期待度
既存の大型作業車両へのニーズに加え、広域災害発生時の緊急車両、救助用小型車両への装着用クローラユニットとしての潜在需要が見込まれる。 |
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3 ) |
評価のまとめ |
建設会社、土地開発会社、自治体等の除雪車等へのリース適用等、コスト低減を図っていくと良い。クローラユニットだけを運搬し、現場で切り替え脱着が可能になれば、固定専用車が不要になる。土木車両の多機能化に加え、工事費、初期費用・維持費用の削減等により用途開発の期待が持てる。 |