領域アドバイザー

関根 千佳
株式会社ユーディット 会長兼シニアフェロー
同志社大学政策学部・大学院 総合政策科学研究科 教授
ほっとコラム「年をとることの幸せ」(2012年4月4日掲載)
専門・関心分野
ユニバーサルデザイン、ジェロントロジー、ITとUDによる地域活性化
プロフィール
九州大学法学部卒。1993年に在籍していた日本IBMでトップに直訴し、高齢者・障害者のIT利用を促進する支援センターを設立。1998年に独立して(株)ユーディットを設立以来、多くの企業や自治体に対し、多様なユーザーによるIT機器やWebサイトの評価・改善提案を行う。2012年より現職。内閣府・総務省・経済産業省・国土交通省・文部科学省などの審議会等委員。美作大学客員教授。東京女子大・新潟医療福祉大等の非常勤講師。近著に「ユニバーサルデザインのちから」(生産性出版)「スマートエイジング入門」(NTT出版:共著)など。
領域マネジメントへの意気込み
これまでややもすると日本では弱者扱いされてきたシニア層をエンパワメントし、その発言力をICTなどの利用で増すことで、経験を社会に還元し、知恵をコミュニティで活かすことのできる社会を目指したい。顔の見える関係を大切にし、地域に深く根差した取り組みの中から、日本全体、そして今後高齢化の進む世界に対しても、建設的な解決策がこの領域の中で育まれることを期待し、支援していきたい。
またこれまでの科学技術予算は、どちらかというとシーズ志向で、ユーザーの視点やニーズに立脚したものが少なかったが、この領域ではあくまでシニアにとってその研究が有益か、という視点で推進したいと考えている。