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シンポジウム「社会の安全保障と科学技術」開催報告
2011年12月8日(木) コクヨホール

シンポジウム「社会の安全保障と科学技術」開催報告

JSTは、3月の東日本大震災と原発事故を受けて、安全に関わる問題を横断的に捉え、今後の危機などに備えた国や科学技術の役割、社会と科学技術をつないで危機に備える仕組みなどを探ることを目的に、シンポジウム「社会の安全保障と科学技術」を開催しました。

主催者の中村道治(JST理事長)による開会挨拶のあと、特別講演として、米国科学技術振興協会(AAAS)科学技術安全保障政策センター上級顧問ノーマン・ニューライター氏より、アメリカにおける安全保障の取り組みや体制について講演いただきました。続いて、基調講演として野村総合研究所顧問(元総務大臣/元岩手県知事)増田寛也氏より、東日本大震災での事例を踏まえ、危機時の国や自治体の役割について講演いただきました。

パネルディスカッションでは、古川雅士(JST広報ポータル部/JST-PO)がモデレーターを務め、6名のパネリストより、地震防災、感染症、食糧、情報通信、サイバーセキュリティ、資源(レアアース・レアメタル)のそれぞれの分野における危機への対応状況、科学技術への期待などの紹介がありました。続いて、鳥井弘之(日本経済新聞社社友/JST事業主幹)が日本の危機対応における現状認識と今後に向けた日本社会への提言(案)を紹介しました。その後のディスカッションでは、現場力のある専門家育成、危機に備えた多様な対応の中で専門家同士が情報共有や意見交換をできる場の必要性など、提言をより深める議論が交わされました。
最後に、コメンテーターとして白石隆氏(政策研究大学院大学 学長 /総合科学技術会議 議員)より、提言に具体的な行動指針を示すこと、阿部博之氏(総合科学技術会議 前議員/JST顧問)からは提言を出すだけでなく、政策関係者にきちんと伝える活動の重要性を指摘するコメントをいただきました。

会場となったコクヨホールには約260名の参加があり、社会の安全保障のあり方や国や科学技術の役割などへの関心の高さがうかがえました。

【特別講演】ノーマン・ニューライター氏
ノーマン・ニューライター氏

【基調講演】増田寛也氏増田寛也氏

【パネリスト】

岩田孝仁氏 岩田孝仁氏

倉田毅氏 倉田毅氏

柴田明夫氏 柴田明夫氏

多田浩之氏 多田浩之氏

名和利男氏 名和利男氏

原田幸明氏 原田幸明氏

【コメンテーター】

白石隆氏 白石隆氏

阿部博之氏 阿部博之氏