開催趣旨

今回の東日本大震災と原子力発電所の事故は、安全・安心のためのこれまでの対策がいざというときに機能しうるものかどうか、考えさせられる事態となりました。また、近年では事故や災害、感染症拡大、食の安全の失墜、資源・エネルギーのひっ迫など社会の安全を揺るがす多くの問題が起きています。これまでにとられてきた対策が本当に危機時に機能できるものであるか、科学技術への投資は社会の安全に応えるものになっているのか、改めて考え直す必要がでてきています。

本シンポジウムでは、「社会の安全保障と科学技術」をテーマに、安全に関わる問題を横断的に捉え、今後の国家的危機などに備えた国の役割や、科学技術が寄与すべき課題、社会と科学技術をつないで危機に備える仕組みなどを探り、発信していくことを目的としています。


開催概要

会 期
2011年12月8日(木) 13:00~17:30
定 員
305名
開催名称
JSTシンポジウム「社会の安全保障と科学技術」
参加費
無料(事前登録制)
会 場
コクヨホール
〒108-8710 東京都港区港南1-8-35
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主 催
独立行政法人科学技術振興機構(JST)

※シンポジウムは終了いたしました。
多数のご来場ありがとうございました。

プログラム

※敬称略

13:00~13:10開会挨拶
13:10~13:50 特別講演 同通

写真:ノーマン・ニューライター氏

「アメリカにおける社会の安全保障と科学技術」

ノーマン・ニューライター / Norman P. Neureiter
全米科学技術振興協会(AAAS)科学技術安全保障政策センター(CSTSP)上級顧問

13:50~14:30 基調講演

写真:増田 寛也氏

「社会の安全保障と国・自治体の役割 ~東日本大震災の経験を踏まえて~」

増田 寛也
野村総合研究所顧問、元総務大臣、元岩手県知事

14:30~14:45休憩
14:45~17:25 パネルディスカッション

「様々な危機から社会の安全を実現するために」

都市防災、感染症、食糧、情報通信、サイバーセキュリティ、資源(レアアース・レアメタル)の専門家から各分野の危機や取り組みの事例をご紹介いただき、社会の安全のために何が求められるのか、などの観点からディスカッションを行います。

【パネリスト】
写真:岩田 孝仁氏

岩田 孝仁
静岡県危機管理部 危機報道監

PDF 講演資料(PDF:810KB)

写真:倉田 毅氏

倉田 毅
国際医療福祉大学 教授

写真:柴田 明夫氏

柴田 明夫
株式会社資源・食糧問題研究所 代表

PDF 講演資料(PDF:7.8MB)

写真:多田 浩之氏

多田 浩之
みずほ情報総研株式会社 シニアマネージャー

写真:名和 利男氏

名和 利男
株式会社サイバーディフェンス研究所 上席分析官

PDF 講演資料(PDF:3.6MB)

写真:原田 幸明氏

原田 幸明
物質・材料研究機構 元素戦略統括グループ長

【コメンテーター】
写真:阿部 博之氏

阿部 博之
総合科学技術会議 前議員/JST顧問

写真:白石 隆氏

白石 隆
政策研究大学院大学 学長/総合科学技術会議 議員

【モデレーター】
古川 雅士(JST広報ポータル部/JST-PO)
17:25~17:30閉会挨拶