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科学技術振興機構報 第905号

平成24年8月27日

東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)
Tel:03-5214-8404(広報課)
URL http://www.jst.go.jp

「復興促進プログラム(マッチング促進)/(A−STEP)」
に関わる新規課題の採択について

JST(理事長 中村 道治)は、本年度より開始した事業「復興促進プログラム(マッチング促進)」(以下、マッチング促進)および「復興促進プログラム(A−STEP)」(以下、復興A−STEP)に関わる新規課題の採択を決定し(別紙1および別紙2)、東日本大震災による被災地の復興に向け、具体的な支援を本格的に開始します。

JSTは、被災地が震災から復旧するだけではなく、科学技術を利用して大きく発展することを後押しするため、本年4月にJST復興促進センターを立ち上げ(盛岡・仙台・郡山の3箇所に事務所を設置)、被災地の企業と大学などのマッチングや、企業ニーズの掘り起しなどの活動を推進してきました。

マッチング促進は、直接被災地企業や大学などを回って企業ニーズを発掘し、大学などの技術シーズと結びつける「マッチングプランナー」が成果の実用化に向けて取り組むものです。

一方、復興A−STEPは、被災地が抱える復興に向けた課題を踏まえ、これらに対応でき得る大学などの研究開発を広く公募し、被災地の復興に資する技術シーズの育成強化をはかるとともに、成果の実用化可能性の検証などを行うものです。

今回採択を決定した課題は、4月から6月の間に応募を受け付けた課題のうち、評価委員会を経て選定した合計401件(マッチング促進:56件/復興A−STEP:345件)です。

被災地域の産業基盤や被災状況はさまざまであることから、地域によって特徴的なニーズが存在しており、本プログラムにおける採択課題にもそのようなニーズが的確に反映されています。

例えば、岩手県の被害の大きかった沿岸地域の企業においては、牡蠣の養殖やアワビの種苗生産に関連するものなど、三陸の豊富な水産資源を利用し実用化するための研究開発を行います。また、もとより製造業が活発な宮城県や福島県などでは、東北大学や産業技術総合研究所などが蓄積した最先端の技術シーズを活用しようとする試みが多くなされており、今回の採択課題の中にも、新しい合金材料による高耐食刃物や振動発電デバイス、微量元素を解析する質量分析装置の開発などの取組みが見られます。

被災した企業には、これまで産学共同研究になじみのなかった中小企業なども多くありますが、被災地のさまざまなニーズも踏まえつつ「マッチングプランナー」が現場で研究計画策定からきめ細かくアドバイスを行い強力にバックアップすることにより、スムーズに研究開発が進展し、早期実用化が実現することが期待されます。

なお、JST復興促進センターでは、引き続きマッチング促進の課題申請を随時受け付けており、今後も適時申請課題の審査を行い、実施課題を選定していく予定です。詳細は、以下のホームページをご参照ください。

ホームページURL:http://www.jst.go.jp/fukkou/

<添付資料>

別紙1:「復興促進プログラム(マッチング促進)」第1回採択課題 一覧

別紙2:「復興促進プログラム(A−STEP)」平成24年度採択課題 一覧

別紙3:「復興促進プログラム(マッチング促進)/(A−STEP)」について

<お問い合わせ先>

科学技術振興機構 JST復興促進センター
〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町四丁目6番1号 仙台第一生命タワービルディング20階
大竹 利也(オオタケ トシヤ)、松澤 義朗(マツザワ ヨシロウ)
Tel:022-395-5712 Fax:022-395-5830
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