JST(理事長 北澤 宏一)は、中高生の科学部活動振興事業において、平成23年度の新規採択機関として88件を採択しました(別紙1)。
科学部活動は授業とは別に「考えることを学ぶ機会」として重要ですが、現状、中学校では3割程度、高校では7割程度の設置にとどまり、活動の低調さが指摘されていることから、今後、科学部の設置を促すとともに、その活動を活性化することが必要です。
このためJSTでは、中学校、高等学校などの科学部が行う活動を支援して、理科や数学を得意とする生徒がその資質などを十分に発揮し、ほかの生徒と切磋琢磨する機会を設けることと、科学部の活動に各種学協会や大学・研究機関などが参画し、科学部に所属する生徒・教員と研究者がネットワークを構築することを通じて、理数系に優れた資質や能力を有する生徒を見いだす機会を設けることを目的として、本事業を実施しています。
支援期間は原則として3年間、支援金額(上限)は1年あたり中学校30万円、高等学校50万円です。
本年度は、平成23年1月28日(金)から3月14日(月)の期間に募集を行い、126件の応募がありました。募集締切後、外部有識者で構成される委員会(別紙2)にて選考を行い、採択機関を決定しました。
なお、事業の詳細については下記のホームページをご覧ください。
ホームページURL:http://rikai.jst.go.jp/kagakubu/