JST(理事長 北澤 宏一)は、戦略的国際科学技術協力推進事業「日本-韓国研究交流」において、韓国研究財団(NRF)注)と共同で「基礎医学研究」と「環境問題のためのバイオテクノロジー」における研究交流課題の募集および審査を行い、平成21年度新規課題を決定しました(別紙)。
韓国との協力では、平成20年1月に開催された日韓科学技術協力担当局長級会合などでの政府間合意を踏まえ、文部科学省が「バイオサイエンス」分野を研究交流分野として設定しました。第2回目の公募となる今回は、「バイオサイエンス」分野の領域である「基礎医学研究」と「環境問題のためのバイオテクノロジー」において戦略的国際科学技術協力推進事業を実施することになりました。
今回、JSTとNRFが平成21年7月10日(金)から8月14日(金)までの間、上記領域における新規課題の募集を共同で行ったところ16件の応募がありました。その後、各応募課題について同領域を専門とするJSTの国際科学技術協力推進委員による審査および韓国との協議を実施した結果、両国間で採択に値するとの評価が一致した2件の課題を決定しました。
JSTでは、平成15年度から「戦略的国際科学技術協力推進事業」として、政府間合意などに基づき、文部科学省が特に重要なものとして設定した協力対象国・分野における日本と他国の研究者との間の活発な研究交流を推進しています。これにより、日本の科学技術のさらなる発展に貢献しており、すでにアメリカをはじめ、アジア、大洋州、アフリカ、ヨーロッパにおける21ヵ国・地域との研究交流を支援しています。
事業の詳細については、下記の事業ホームページをご覧ください。
戦略的国際科学技術協力推進事業ホームページURL:https://www.jst.go.jp/inter/index.html
- 注) 韓国研究財団(NRF)
- 2009年6月に、JSTのカウンターパートであった韓国国際科学技術協力財団(KICOS)と韓国科学財団(KOSEF)、韓国学術振興財団(KRF)の3機関が統合して発足した機関。国際協力活動を含むさまざまな研究支援を行っている。
- ホームページURL: http://www.nrf.go.kr/htm/main/main.jsp (韓国語のみ)
<添付資料>
参考:平成21年度「日本-韓国研究交流」新規課題採択に関して
<お問い合わせ先>
独立行政法人 科学技術振興機構 国際科学技術部
〒102-8666 東京都千代田区四番町5番地3
担当:山村 将博(ヤマムラ マサヒロ)、土屋 紗織(ツチヤ サオリ)
Tel:03-5214-7375 Fax:03-5214-7379
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