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別紙

平成21年度「日本−韓国研究交流」
新規課題 一覧

研究交流課題 日本側
研究代表者
所属・役職 研究交流課題概要
韓国側
研究代表者
マイクロ流体システムを利用した肝臓癌血管新生モデルの開発 須藤 亮 慶應義塾大学
理工学部
専任講師
 本研究交流は、マイクロ流体システムを利用した肝癌血管新生モデルを開発し、肝臓癌組織における血管新生プロセスを観察・解析することを目的とする。
 具体的には、マイクロ流体システムの設計と微細加工技術において卓越する韓国側チームが作成したマイクロ流体システムを、組織工学、細胞生物学、癌細胞学、生体工学の専門家によって構成される日本側チームが肝臓血管新生モデルに応用し、デバイスの応用・評価を行う。
 両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、血管新生プロセスをリアルタイムで観察することが可能となることや、組織工学で大きな課題となっている三次元組織への血管導入に関する知見を得られることが期待される。
セオック・チャン 高麗大学校
機械工学科
助教
インスリン分泌を制御する新たなエネルギー代謝調節ペプチド探索における日韓共同研究 中里 雅光 宮崎大学
医学部
教授
 本研究交流は、展開医療が行われている胃由来の摂食亢進ペプチドであるグレリンや、インスリン分泌促進作用を有するグルカゴン様ペプチド-1に続く新たなエネルギー代謝調節ペプチドの探索研究の実施を目的とする。
 具体的には、日本側はラット腸管抽出物と内分泌系培養細胞を用いた新規ペプチドの同定とその定量系の開発を行い、韓国側では新規ペプチドのインスリン分泌、膵星状細胞活性化や膵ラ氏島線維化への影響を検討する。
 両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、展開医療のシーズとなる消化管由来の新規生理活性ペプチドの同定や、東アジア地区から世界へ発信できる創薬のシーズ研究基盤の整備がなされることが期待される。
クン・ホ・ヨン 韓国カソリック大学
内分泌学科
教授