JST(理事長 沖村憲樹)では、バイオインフォマティクス推進事業における平成18年度から開始する研究開発課題を、5件選定いたしました。
バイオインフォマティクスとは、実際の生物研究から発生した情報源(データベース、実験、文献)に由来するデータを解析し、新たな生物科学的発見に結びつく知識を発見するための方法および技術を研究する学問領域のことです。JSTは平成13年度にバイオインフォマティクス推進センターを設置し、統括(勝木元也 自然科学研究機構 基礎生物学研究所 所長)の指導のもと、バイオインフォマティクスの研究開発を支援し、またこれに携わる人材の育成活動を推進することで、情報生物科学(バイオインフォマティクス)の発展及びそれを基盤とした21世紀の新しい生物科学の創造を目指しています。
研究開発課題の募集は、ライフサイエンス分野における大量、複雑化するデータを対象とし、知識を発見する新しい数学的な理論および情報科学の要素技術の開発及び効果的な理解と発想を促すような表現技術など生物情報データベースを活用する情報科学技術を対象に、平成18年8月1日から9月12日まで行いました。合計で73件の応募があり、統括がバイオインフォマティクス委員会の協力を得て課題の選考を進めてきました。
(お問い合わせ先)
独立行政法人科学技術振興機構情報事業本部 研究基盤情報部 バイオインフォマティクス課
安田絵美、黒田雅子 TEL:03-5214-8491 FAX:03-5214-8470