JSTトッププレス一覧科学技術振興機構報 第251号 > 語句説明

語句説明

1) 生命システム情報統合データベースKEGG(Kyoto Encyclopedia of Genes and Genomes)
生物のゲノム情報、生体内の反応情報および反応生成物の化合物情報などを統合したデータベース。詳しい情報は、http://www.genome.jp/kegg/まで。
2) 日本DNAデータバンクDDBJ(DNA Data Bank of Japan)
DDBJ は欧州の EBI/EMBL および米国の NCBI/GenBank との密接な連携のもと「DDBJ/EMBL/GenBank 国際塩基配列データベース」を構築している三大国際 塩基配列データバンクのひとつ。詳しい情報は、http://www.ddbj.nig.ac.jp/ まで。
3) オントロジー
ここでは、機能を表す用語や遺伝子の名前を収めた辞書のこと。
4) シグナル伝達パスウェイデータベースINOH(Integrating Network Objects with Hierarchies)
生体内における情報伝達の反応経路を文献情報から抽出し収めたデータベース。詳しい情報は、http://www.inoh.org/ まで。
5) 蛋白質立体構造データベースPDB(Protein Data Bank)
PDBは米国のラトガース大学および欧州のEBIと日本の大阪大学が共同で維持管理している蛋白質の立体構造データベース。詳しい情報は、http://www.wwpdb.org/まで。
6) NMR
Nuclear Magnetic Resonanceの略で「核磁気共鳴」のこと。これを原理とする核磁気共鳴分光法は、有機化学の領域において分子構造の同定に用いられる。
7) メタボロームMSスペクトル
「メタボローム」とは新陳代謝における代謝物質全体をあらわす。「MSスペクトル」とは、化合物の質量を決定する際に用いられる質量分析法の結果として得られる、横軸に質量、縦軸に検出強度をとった実験結果のデータ。
8) マルチモーダル
multimodal:多様な、という意味。DNAのような配列情報から表現型のような形態情報まで多様なタイプの問い合わせ情報を組み合わせて精度の高い検索結果を提供しようとするシステム。