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別紙

戦略的国際科学技術協力推進事業
「日本−ブラジル研究交流」平成25年度新規課題 一覧

課題名 日本側
研究代表者
所属・役職 課題概要
ブラジル側
研究代表者
骨融合インプラントのチタン材料表面の生体機能化 塙 隆夫 東京医科歯科大学
生体材料工学研究所
教授
本研究は、骨組織融合次世代生体多機能チタン基表面の創出、特に骨芽細胞を強固に接着し同時に微生物付着を最小限に抑え生体機能選択性を付与できる表面改質技術の開発を目的とする。 具体的には、日本側は表面改質技術の開発と評価を行い、ブラジル側は摩擦腐食評価および細胞・細菌接着評価を行う。 両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、インプラントの多機能表面の将来の製造を可能にし、両国間の交流を促進する効果が期待される。
ルイス・ロカ サンパウロ州立
パウリスタ大学
科学科バウル校
教授
アマゾンフルーツのナノサプリ開発:老化と健康に及ぼす栄養ゲノミクスおよび栄養遺伝学的影響 相垣 敏郎 首都大学東京
大学院理工学研究科
教授
本研究は、アマゾン原産果実の機能性を分子、細胞、個体レベルで解明し、生活習慣病の予防や健康寿命の延長に有効なナノサプリメントの開発を目的とする。 具体的には、日本側はin vivo実験系モデルとしてショウジョウバエを用い、発生、行動、寿命、抗毒性機能を評価し、遺伝学、ゲノム科学、メタボロミクスの手法により、機能性の分子基盤を解明する研究を行う。ブラジル側はin vitro実験系を用いて、抗腫瘍活性、抗菌活性、抗脂肪生成、抗毒性機能を評価する研究、およびヒト生体における動脈硬化の危険指標への影響を評価する研究を行う。 両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、アマゾン原産果実の機能性に関する科学的基盤を解明するとともに、安全で有用なナノサプリメントの開発が期待される。
イヴァナ・クルツ サンタマリア連邦大学
健康科学センター
教授
肥満・糖尿病モデル動物におけるプロポリス由来機能性化合物の有効性検証 禹 済泰 中部大学
応用生物学部
応用生物化学科
教授
プロポリスはミツバチによって植物の成分と唾液などを混ぜてつくられる樹脂状の物質で、古くから健康食品素材として用いられている。本研究は、ブラジル産グリーンプロポリスから肥満・糖尿病の予防・改善ナノ機能性食品素材を開発するための科学的な根拠を得ることを目的とする。 具体的には、ブラジル側は、プロポリスから多様な機能性成分を分離するとともにキトサンを用いてナノ微粒子複合体を作成し、日本側は得られた成分とその複合体の細胞や肥満・糖尿病疾患モデル動物に対する有効性の検証を担当する。 両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、プロポリスの肥満・糖尿病の予防および改善機能性食品への応用のための科学的根拠の確保と機能性食品開発における研究交流が期待される。
バストス・ジャイロ・ケヌップ サンパウロ大学、
サンパウロ州立
パウリスタ大学
薬学科
教授