タイムシグナルと制御
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第二期研究者
(研究者の所属の上段は平成18年4月1日現在の所属、下段は応募時の所属)
齋藤 実
齋藤 実 (東京都神経科学総合研究所 部門長)

(同上 主任研究員)
テーマ:加齢に伴う学習・記憶低下の遺伝子プログラム
いかなるヒトも加齢に伴う学習記憶能力の低下から逃れることが出来ません。そこにはどの様なメカニズムが関与しているのでしょうか?これまでの研究ではモデル動物の寿命が障害となり、その分子メカニズムの解明に至っていません。本研究では寿命が短く、分子遺伝学的解析に有利なショウジョウバエをモデルとして、加齢に伴う学習記憶障害の原因となる記憶プロセスの同定、その発現に至る遺伝子プログラムの解明に迫ります。
記憶情報の統合過程と各過程で障害がみられる遺伝子変異体。例えばdunce、rutabaga変異体ではLRN(学習の獲得)からSTM(短期記憶)への形成過程に障害が起こっている。記憶情報はLRNからMTM(中期記憶)までは直列に処理されるが、最終的にはMTMから並列にLTM(タンパク合成依存性長期記憶)とARM(麻酔耐性記憶)へと統合されることが示唆されている。老人性記憶障害ではどの過程に障害が起きるのか、また、そこにどの様な遺伝子が関与しているのか一切不明である。