「地球変動のメカニズム」
研究統括:浅井 冨雄
(東京大学 名誉教授)

 この研究領域は、地球環境に関して、地球規模の諸現象の解明とその予測に必要となる研究を対象とする領域です。
 具体的には、地球規模での気候変動、水循環、地球温暖化、大気組成の変動、生態系の変動および地球内部変動についてのメカニズムに関し、これらを明らかにするためのプロセスの研究およびそのモデルの研究等が対象となります。

研究代表者
所属機関・役職
研究課題
9年度採択    
今脇 資郎 九州大学応用力学研究所 教授 黒潮変動予測実験
野尻 幸宏 国立環境研究所 総合研究官 北西太平洋の海洋生物化学過程の時系列観測
福井 康雄 名古屋大学大学院理学研究科 教授 超伝導受信器を用いたオゾン等の大気微量分子の高度分布測定装置の開発
本多 嘉明 千葉大学環境リモートセンシング研究センター 助教授 衛星観測による植物生産量推定手法の開発
若土 正曉 北海道大学低温科学研究所 所長 教授 オホーツク海氷の実態と気候システムにおける役割の解明
10年度採択    
浅野 透 京都大学総合地球環境学研究所 教授 熱帯林の林冠における生態圏−気圏相互作用のメカニズムの解明−
植松 光夫 東京大学海洋研究所 助教授 海洋大気エアロゾル組成の変動と影響予測
小池 俊雄 東京大学大学院工学系研究科 教授 大気−陸域相互作用のモデル化と衛星観測手法の開発−
吉崎 正憲 気象研究所 室長 メソ対流系の構造と発生・発達のメカニズムの解明
11年度採択    
梶井 克純 東京大学先端科学技術研究センター 助教授 化学的摂動法による大気反応機構解明の研究−ラジカル測定を中心として−
才野 敏郎 名古屋大学地球水循環研究センター 教授 衛星利用のための実時間海洋基礎生産計測システム
中島 映至 東京大学気候システム研究センター 教授 アジア域の広域大気汚染による大気粒子環境の変調
吉村 宏和 東京大学大学院理学系研究科 助教授 太陽輻射と磁気変動の地球変動への影響



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