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地域結集型共同研究事業

平成18年度事業終了地域事後評価報告書

平成19年3月
独立行政法人科学技術振興機構 産学連携事業本部 地域事業推進部


4. 地域別評価
4−1 青森県
研究開発の目標と達成状況
(終了報告書に基づく)
テーマ名 目標 達成状況
A-1 超低電力、超高輝度、超高視野角液晶表示モードの創出
・新規液晶光学モードの創出と周辺技術の開発 ・OCBモード・フィールド・シーケンシャルカラー液晶15インチディスプレイを試作し、評価した。
・散乱光制御法の確立 ・OCBモードを用いたLCOS素子の開発及びLED光源、光学系システムの開発によりフィールドシーケンシャル方式LCOSプロジェクターを試作し評価した。
・人間工学を考慮した表示特性の設計と製作 ・最終目標である30インチ大画面で消費電力20W以下、高品位で低価格の液晶ディスプレイ創出技術を実現した。
A-2 液晶応答速度の高速化
・6インチパネル試作用のOCBモード液晶材料及び配向膜材料の供給、液晶材料・配向膜材料の最適化 ・6インチパネルで実用パネルへの適用可能性を確認できた。
・液晶パネルの低消費電力化、
・実用的な液晶材料と高プレチルト角の配向膜材料の開発
・駆動電圧を低下させることを特徴とする新規添加材料を合成し、液晶材料・配向膜材料を最適化し、15インチパネル試作を通じて、OCB モードに適した液晶材料および配向膜材料を開発した。
・理論的アプローチによる液晶混合設計指針の検討 ・化学構造や組成を最適化し、高凾氏A高刄テ、高信頼性を持つ実用的な液晶材料と、安定な高プレチルト角を示す実用的な配向膜材料とを見出した。
A-3 高性能ディスプレイの測定、設計、評価技術の確立
・反射型特性評価技術の開発(高精度光度計測評価) ・「液晶粘性係数測定装置」、「OCB液晶フィルタ」及び「オーバードライブ評価測定装置」を試作し、評価を行った。
・2軸型電気光学特性評価技術の確立(高精度広視野角測定) ・「液晶粘性係数測定装置」、「OCB液晶フィルタ」については、青森県内企業が事業参画し商品化が実現した。
B-1 新駆動素子構造の創出
・30インチQXGATFT基板を実現可能とする要素生産技術開発 ・小型基板実験系で配線形成の要素技術開発を概ね完了した。
・ディスプレイ装置の試作と量産対応生産方式の確立 ・上記を大型基板に適応するべく、小型の実験系で得た条件で30インチQXGATFT基板を実現可能とする15インチ基板の試作に拡大発展させた。

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