・ テーマA−2bでのフコイダン分解酵素の研究については、フコイダンの分解がテーマA−1aの加水分解による方法により可能となっているので、これから行う必要性は低いと思われる。むしろ、テーマA−1aの成果の中で企業化しうる要素を見極め、それに的を絞って今後研究開発を進めることの方が大切である。
・ テーマA−2aでのサンゴ礁生物利用ついては、環境上の問題からサンゴ採取には限界があるので、これまで収集した物質を試薬原料として販売し、今後の研究については見極めをする必要がある。
・ 一方、テーマA−2aでの共生藻利用については、学問的にも興味のあるものなので、今後も研究を進めるべきテーマと考える。
・ テーマA−2bでのPP2Aの製造については、仕上げを行って、試薬として企業化・商品化まで進めることが望まれる。なお、産総研や理研など他の有力研究機関と連携してでも、X線構造解析まで研究を進めるのがよいと思われる。
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