JSTオープンイノベーションフェアWEST~関西発 大学技術シーズ見本市~

JST 国立研究開発法人 科学技術振興機構

プロダクトデザインにおける感性指標化、及び感覚シミュレーション技術

関西学院大学 理工学部/感性価値創造研究センター 人間システム工学科 教授/センター長 長田典子

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シーズの概要

モノが充足しQOL(生活の質)が問われる現代では、楽しさや感動といった心の豊かさ(感性価値)をもたらす新しい科学技術開発が求められています。
本技術では、感性価値がどのような心理要因から構成され、どのような物理要因によってもたらされるかを指標化技術とシミュレーション技術の統合によって明らかにし、価値から製品設計にブレークダウンしたり、ターゲットユーザごとに製品をカスタマイズしたり、個人一人ひとりの感性傾向に則した製品デザインを求めたりすることが可能です。さらには、本技術とIoT、AI技術との連携によって、ユーザニーズやユーザイノベーションを企業の製品設計に反映する共創型ビジネスの支援を可能にします。

マッチングを想定する業界

自動車、素材、映像音響関連企業をはじめとした製造業一般。

用途利用分野

感性価値を高めるプロダクトデザインやマーケットリサーチ。ファッション・コスメ・家電・インテリア・エクステリア・素材質感など。

事業化および新規産業形成の可能性

ユーザの感性傾向の分析結果に基づいた、科学的裏づけのある製品設計が可能になり、さらには本技術とIoT、AI技術との連携によりユーザニーズを製品設計に反映することで、楽しさや感動といった心の豊かさ(感性価値)を取り入れたものづくりが可能になります。

従来技術に対する新規性・優位性

価値やデザインといったあいまいで感覚的なものを、科学的根拠を持って定量的・客観的に提示することにより、ユーザへの訴求力を高めます。また定量データを製品開発の上流工程へフィードバックすることにより、開発効率を高めます。

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