つなぐしくみ申請 H19年6月 |
表面プラズモン共鳴(SPR)現象に基づく金属薄膜を蒸着した光ファイバ型屈折率測定装置であり、さらに金属膜の上に種々感応膜を付与することにより特定の化学種、生体物質などの選択的検出、測定に使用できる技術である。
申請時には、既にアルコール/純水の屈折率測定からアルコール濃度を算定する研究が進んでおり、アッベの屈折率計と同等あるいはそれ以上の屈折率測定感度が得られていた。酒類のアルコール濃度計として応用が考えられているものの、製品化に向けて開発を手がける企業が見つかっていなかった。また、これまでも金属蒸着膜の上に選択透過膜や選択吸着膜を形成する技術は存在していたが、バイオセンサーシステムに応用するには感度が不足していた。
本事業とシーズ発掘試験のご支援を賜り、本技術を完成させ、特許として出願することができました。また新技術発表会において本技術を公開することができ、A社との共同研究を実施し、新しいセンサーとしての実用化の目処を立てることができ感謝しています。
(作成日:平成22年3月31日)