- 新型インフルエンザ早期発見のためのグラフェンバイオセンサー
大阪大学 産業科学研究所 特任教授 松本 和彦
小間番号 | 展示 80 |
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出展概要
近年、世界各地で報告されている鳥インフルエンザ。これがヒト感染性に変化して発生する新型インフルエンザは、高い致死率と感染性を持つとされ、早期発見する技術が強く求められています。
わたしたちは、ウイルス等の表面電荷に鋭敏に応答する二次元ナノ材料グラフェンに、ヒト細胞表面を模擬した機能を付与し、新型インフルエンザウイルスを高感度検出するセンサーを開発しました。さらに実用展開を見据え、手のひらサイズのポータブルな測定システムも構築しました。
本展示では、グラフェンセンサーの測定を実演しながら、そのメカニズムや優位性をご紹介し、今後の社会実装に向けた展望を発信致します。
JST支援プログラム名称・期間
CREST「二次元機能性原子・分子薄膜の創製と利用に資する基盤技術の創出」「糖鎖機能化グラフェンを用いた二次元生体モデルプラットフォームの創成」 (平成27年度~平成32年度)
共同研究者情報
- 大阪大学産業科学研究所 准教授 井上 恒一、助教 小野 尭生、助教 金井 康
- (株)村田製作所先端技術研究開発部 シニアマネージャー 木村 雅彦、牛場 翔太
- 中部大学工学部 教授 河原 敏男、鈴木 康夫
- 香川大学総合生命科学研究センター 准教授 中北 愼一
- 京都府立医科大学医学研究科 講師 渡邊 洋平